この記事は、現在PUBLICに設置していただいている「PROGRESS Twitter Checker」の前バージョンを公開した時のものです。
現行バージョン(ver.1.20)の操作方法などについては、こちらの記事をご参照ください!
PROGRESS Twitter Checker操作方法とお願い
以下、最新版とは仕様が異なっているところがありますが、当時の記録として残しておきたいと思います。
アリスカーナ所属の石井理(いしいさとる)です。2020年7月入会です。ぜひ、お気軽に「いしいちゃん」と呼んでください。
はじめに
先日リリースした「とじまりチェック」というPROGRESS Twitter用のツールをバージョンアップしました。バージョンアップといっても機能が増えたわけではなく、むしろ機能を減らして、メッセージの純度(やさしさ)を上げたいというのが狙いです。
主な変更点
- まずツールの主旨を「ビギナーさん(Twitter初心者)お助けツール」あるいはベテランさんの「うっかりミス防止ツール」としました。
- その上で「PROGRESS TWITTER鍵アカチェック(略称:PGTW鍵アカチェック」)」に改めました(よく考えたら、「とじまり」は部外者の闖入およびそれに対する警戒を含意する語なので、実は強くて怖い言葉かもしれない)
- そして、機能をセルフチェックとフォロー・フォロワーの非鍵アカ検出機能のみ絞りました
【ツールURL】(前バージョンのURL削除:2021/6/8)
現行バージョンはこちらから!
気づいたこと・考えたこと
今回、自分発案のツールを実際に多くの方にお使いいただき、以下のように様々な目線からのご感想をいただき、おかげさまでいろいろなことに気づくことができました。
- 中田さんから運営者目線でのご感想をいただきました
- メンバーさんたちから使用者目線でのご感想をいただきました
- 僕自身も製作者として多くのことに気づけました
これらをしっかり受け止めた上で、まず僕自身のスタンスをはっきり決めることが、ツール製作者としては最も重要なことかもしれないと思いました。
ポエム的にざっくりいうと、「守る強さ」と「責めない優しさ」の配分をちゃんと設計した方が良さそうだな…というようなことを考え、このたびのバージョンアップに至りました。個人的には、優しさを5倍ほど増やしたつもりです。
以下、様々な立場からのご感想を受けて考えたことを書いていきたいと思います。
使用者目線のご感想を受けて
さて、「とじまりチェック」をご使用いただき、リアクションをくださった方々、本当にありがとうございます。いただいたコメントを噛み締めていると、「とじまりチェック」に求められていたことと、逆にあまり求められていなかったことが、なんとなく理解できました。
実際にご使用いただいた皆様からいただいたコメントをざっくりとまとめると、以下のような傾向がみられました。
「とじまりチェック」に求められていたこと
- ご自身のアカウントがルールを遵守しているか調べる機能
- フォロー・フォロワーから鍵アカでないユーザーを検出できる機能
「とじまりチェック」に求められていなかったこと
- 他ユーザーがアカウント作成ルールを遵守しているか調べる機能
どちらも本当に貴重なご意見で、とても嬉しいです。
ただ、今回は求められていないことを把握することが重要だと思いました。つまり、できること(文明)を詰め込むのではなく、どの文明を利用することにより、どのような文化を育てるのかが重要なのかなと。
というか、冷静に考えたら、他人のうっかりミス(つまりアカウントのスペルミスや自己紹介欄のハッシュタグ#の大文字小文字ミス)をリストアップしても治安は良くならないですね。
そこで、先に挙げた変更内容の3番に関わるのですが、鍵アカチェックでは、他人のことは一旦置いておいて、「自分のうっかりをチェックしようね」という文化を主軸に展開していきたいと思います。
主にビギナーさんお助けツールとしての役割
自分がルールを守れているかどうか気にする人ってどういう人だろう…と考えたのですが、おそらくビギナーさん(特にTwitter初心者の方)で最初にPROGRESS 用の鍵アカを作ったタイミングなのではないかと思います。
ここでいう「うっかり」とは、具体的に言えば以下3点です。
- アカウント作成ルールを、うっかり逸脱していないか
- 部外者を、うっかりフォローしてしまっていないか
- 部外者からのフォローを、うっかり許可してしまっていないか
1についてはビギナーさんのツイッターアカウント作成時などのチェックが主な想定ですが、ベテランさんにもプロフィール編集時などに「うっかり」が発生する可能性があるので、そのタイミングの補助ツールとしても機能するかなと。
2と3については、大量にフォローあるいはフォロー許可をしたタイミングで、一応、非鍵アカさんが紛れていないかチェックしていただけると効果的かなと思います。
僕も含めて、自身のうっかりをセルフチェックするという習慣が、健全な文化を育むきっかけになればと、淡い期待を抱いていたりもします。
運営者目線のご感想を受けて
さて、中田さんの運営者目線でのお考えについては少しづつ推測するしかないのですが、それを慮ること自体、コミュニティの一員として大事なことなのかもしれないと思い、一生懸命考えました。
中田さんからは、ツイッターでご紹介していただいたり、ホームルームで言及していただいたりしました。ありがとうございます。発見していただき、さらに前向きな言葉でご紹介してくださったこと、とても嬉しいです。
5/27のホームルームで軽く言及していただいた内容や、その後のTwitterでのご発言をざっくりまとめると以下の内容(文脈)だったと思います。
- 部外者アカウントが紛れ込んでいたとしても、フォロワーが少なかったり、アクティブではない場合が多いから、あまり大きな問題にはならないことも多い
- むしろ、きちんとルールを守ったアカウントが営業DMやお誘いDMを送ってしまうことの方が重大な問題である
- そういった迷惑DMについてはスルーして良いといメッセージを伝えていくことが、PROGRESSの文化を育てる上で重要だ
なるほど。僕は少し近視眼的になっていたのかもしれないなと思いました。もう少し視野を広げると、たしかにみんながアカウント作成ルールを遵守するだけで万事OKみたいな話ではないですよね。
そこで、入口という要所でこのツールを活用していただくとしたら、この部分についても、できることはあるのかもしれないと思います。
つまり、仮に上述のように、ビギナーさんがアカウントを作成した直後にチェックのためにご使用いただくという流れができた状態を想定すると、そのタイミングで迷惑DMに対する心構えや対処法をお伝えできると効果的なのかなーと考えました。
ただし、「こんなことしちゃダメだよ!」という禁止勧告メッセージではなく、「こんなことがあったら、スルー、相談、報告してくださいねー」という優しい言葉で伝えたいな…
チェックする際に、「ご存知ですか?」という見出しとともに優しいメッセージが出てきて、「確認」ボタンを押したら結果が表示される…みたいな流れにすると、優しく、タイミングよく、必要な人に届くのかなーと。
とはいえ、この部分はまだ実装できていません。なんせ、諸々、昨日の今日なので。急ぎ、進めます。
その他の変更点など
- 3ステップを1ステップ(アカウント入力のみ)にしました
スクリーンショット
メイン画面です。ご自身のアカウントを入力して送信してください。
すると、まず上段に「セルフチェック」として、ご自身のアカウントがアカウント作成ルールに合致しているかチェックすることができます。
同じ画面の下側に、フォロー・フォロワー内に非鍵アカウントがいないかどうかが表示されます。
ちなみに、スクリーンショットをご覧いただければお気づきかと思いますが、PUBLICのデザインにゴリゴリに寄せてみました。
方波見さんへ
いつもPROGRESS PUBLICの管理をしてくださって、ありがとうございます。いろいろなムーブメントを作ったり、先々のことを見据えながら運営されている姿を拝見し、敬服の念に堪えません。
ふたつお願いがあります。
ひとつめは、もしもよろしければ、この「PGTW鍵アカチェック」を、PUBLICのトップページやサイドバーにリンク設置していただけたら、嬉しいです。
ふたつめは、その上で、pgpub.spaceドメイン下のフォルダに設置していただけると、メンバーさんにとってより安心できると思います。2つのファイルを設置するだけで作動しますので、設置作業にお手間をおかけすることはないと思います。
これまで、方波見さんと交流させていただく機会があまりありませんでしたので、もちろん僕について信用できる人間であるのかなど、ご不安に思われることもあるかもしれません。
だからこそ、このツール自体の安全性について証明するために、オープンソースとして公開しています。また、上にスクリーンショットを添付した通り、PUBLICとデザイン上の融和性も高めております。
もしも宜しければ、前向きにご検討いただけると幸いです。ご要望があれば全力で対応します。そして、これを機に交流を深めることができれば嬉しいです。
ご多忙とは存じますが、よろしくお願いいたします。
どのようにご連絡差し上げれば良いか少し悩みましたが、結果的に長い公開DMとなってしまいました。
おわりに
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
みなさんと一緒に、PROGRESSという素敵なコミュニティを支えていけたら、最大の喜びです。
ではまた!