本編は10分。
会員限定のおまけは6分で読めます。
みなさん、こんにちは。
5月6月アドバイスメンバーの岡本裕樹です。
今期のすべての活動が終わりました。
みなさまの応援、労い、感謝のお言葉を見るたびに嬉し泣きしています。
二カ月ごとに交代するアドバイスメンバーですが、その時期になると僕はそわそわ、ワクワクします。
スレッドに立候補している人たちを見て、「この人が選ばれるんじゃないか?
こんなチームなら面白くて頼りになるんじゃないか?」と、”マイベストアドバイスメンバーチーム”を頭の中で編成して楽しんでいます。
それを他のメンバーと話し合ったりして、盛り上がっている人は僕以外にもいるのではないでしょうか?
しかし、立候補を考えている人は、そんな余裕がないかもしれません。
勇気を出して立候補してみようか……。いや、自分にはまだ早いかも……。
選ばれなかったらどうしよう……。
万が一、選ばれたとしてもうまく出来るのだろうか……。
今回は立候補止めておこうか……。いや、でも……。
僕も実際に、二回立候補して、一度は選任から漏れています。
その後、再び立候補して拝命する間も、二カ月ごとに「自分は今期、立候補するか?」は毎回考えていました。
僕の経験や考えが、立候補を考えているメンバーの不安や迷いの解消に、少しでも役に立てばと思い、このタイミングでコラムを書くことにしました。
『アドバイスメンバーとしての活動を終えての感想や、今後の課題について』ではありません。
『アドバイスメンバーに立候補しようと考えている人の”決断”に、役立つ情報や考え方』についてです。
放っておくと長文書きたがるマンなので、手短になるように頑張ります!
それでは、よろしくお願いします。
【山登りのガイド】
突然ですが、ここでちょっと想像してみてください。
あなたは前々からやってみたかったことにチャレンジします。
なんでもいいですが、仮に山登りとしましょう。
はじめての山登りで緊張していたけれど、ガイドがついてくれることになって安心しました。
しばらく山を登って、あなたはガイドに「この先はどんなことに注意すればいいんですか?」と聞くと、ガイドはこう答えました。
「さあ、よく分かりません。私もこの山に登るのは初めてです。
そもそも普段から、そんなに山を登ったりはしません。
他のガイドの人とも気が合わないから、勝手に一人でここに来ました。
ガイドしてきてと指示をくれた、オーナーの顔と名前も一致しません。
だから、不安でいっぱいなんですけど、そんな自分を変えたくてガイドやってます。
あれ? あなた、今にも泣き出しそうですね。じつは私もなんです。
こんな私だからこそ、初心者のあなたに寄り添えると思います。
ガイド、頑張ります!」
いかがでしょうか?
僕なら、たとえ山登りじゃなくて、他のスポーツや文化教室だったとしても、このようなガイドに教わるのは不安で仕方ありません。
明るいうちに、すぐさま引き返します。
ついでに、「そんなに無理して頑張らなくてもいいから!」と、ガイドも引っ張って下山します。
【立候補して選ばれやすい人の特徴】
アドバイスメンバー制度は二カ月ごとに4名、中田さんから直接選ばれます。
これまで中田さんはホームルールなどで、たびたび指名制についての基準を伝えてくれています。
アドバイスメンバーに限らず、中田さん指名制の立候補プロジェクトに興味がある方は、ぜひ下記の回をチェックしてみてください。
2021年 5/2 【Home Room】 3:15~
https://www.facebook.com/100010227541892/videos/1472928966391341/
要約すると、指名されるポイントは、以下の3つです。
➀履歴書のスペックではなく、顔と名前が中田さんの中で一致している
②地道な努力家で、周りと協調できるかなど、人柄が伝わっている
③メンタルが安定していて、ある程度自分に余裕がある
冒頭、僕は二回アドバイスメンバーに立候補をしていると言いました。
2020年7月8月期に、立候補をして選ばれなかった経験をしています。
この時期に立候補した、当時の僕の意気込みはこうです。
「正直、アドバイザーが務まるかは不安です……。
入会してもうすぐ三ヶ月。
Twitterでメンバーのみなさんと仲良くしてもらってます。
配信にゲストで出演が増えてきました。『24時間TV』って大きな企画の番組の一つでMCも頑張ったし……。
ビギナークラスに、ぎりぎり限界までねばって在籍してました。
そろそろビギナーを卒業しそうな感じですが、気分的にちょっとまだビギナーです。
こんな僕だからこそ、ビギナーの気持ちに寄り添いながら、ベテランメンバーとの橋渡しもできるんじゃないかと思ってます。
アドバイザー、頑張ります!」
いかがでしょうか?
正直、書いていて、このコラムを投稿することをやめたくなるぐらい恥ずかしいです。
先ほどの山登りのガイドと、言ってることがあまり変わりません。
僕が入会した直後に、こんな所信表明をするアドバイスメンバーがいたら、なんかもう「無理しないでね」って気持ちになります。
そしてもっと堂々と構えてるメンバーに頼りに行きます。
方波見さんとか。かっこいいし。
当然、選ばれなかったことにちょっとだけショックも受けました。
それから二ヶ月毎に「今期は立候補するか?」と自分に問いかけていました。
結局、立候補はしませんでしたが、それでも常にアドバイスメンバーの活動はずっと見ていました。
ビギナーでもないのにガイダンス配信を見ていたのは、コメント欄でビギナーのサポートをできる範囲で手伝いたいという気持ちもありました。
同時に、いつか自分がその立場になった時のことを、常に意識していたからでもあります。
アドバイスメンバー以外にも、PROGRESSの立候補プロジェクトと、中田さんの指名と、その後の結果を見続けてきました。
そして十一ヶ月が経った頃、僕の考えはこう変化していました。
「中田さんは、普段のメンバーをきちんと見てくれている。
頑張ればアドバイスメンバーが務まりそうだから指名されるんじゃない。
普段からアドバイスメンバーのように振舞っているから、指名されるんだ」
これは、あくまでも僕の勝手な推察と、自分に課したこだわりです。
もちろん、指名されて経験を積んだことでアドバイスメンバーらしくなる人もいるでしょう。
立場が人を育てることがあると、僕も強く思います。
アドバイスメンバーになることで、得られる学びは計りしれません。
5000人を超える組織で、オーナーから直々に指名をされ、ビギナーのサポートをする。
個人ではなく、役割を担う者として相応しい立ち振る舞いなのか問われる。
その緊張感と責任感を、PROGRESS以外で経験できる環境は、決して多くないでしょう。
間違いなく、その経験は人生を豊かにする気づきに満ちていると思います。
【迷いを捨て、決断の時】
このコラムの主題は、『立候補しようか迷っている人の”決断”に役立ててほしい』でした。
決断とは、立候補するだけではなく、立候補をやめることも、また決断です。
迷っているストレスを少しでも軽減するための、判断材料の一つとして活用してほしいです。
「立候補したけど、選ばれなかったら咽び泣く自信がある!」って方は、それならば今はまだ止めておいたほうがいいです。
選ばれなかったら普通にショックは受けますよ。にんげんだもの。ゆきを。
もちろん、僕も今期立候補したときに、「選ばれなかったらどうしよう」って不安がまったく無かったわけじゃないです。
不安を抱えながら、それでも立候補の決断をする人が、たくさんいてくれることを本当に願っています。
「だったら、止めておいたほうがいいなんて言わないでくれ! 不安もあるし、自信満々じゃないけど、だからこそ応援してくれよ!」
そんな方のために、一度選ばれなくて咽び泣いた僕からのアドバイスです。
選ばれなかったあと、次に立候補するまでの11ヶ月の間、地道に無理なく活動を続けていました。
具体的には、市川蓮さんのコラムのような気持ちでいました。
『今日からあなたもアドバイスメンバー』市川蓮さん
https://pgpub.space/7880/
アドバイスメンバーに立候補しようと、わざわざこのコラムをここまで読んでくれているあなたのことです。
普段から、ビギナーのために、PROGRESSのためにと考えてくれる、とても優しい方なのでしょう。
でしたら大丈夫です。
中田さんは、そんなあなたをきっと見てくれています。
そしてもし、選ばれなかったとしても、残念に思わないでください。
なぜなら、地道に頑張っているあなたのことを見ているメンバーが必ずいるからです。
メンバーからの信用をため続けていれば、いずれ中田さんの目にも自然と止まります。
「選ぶのは、メンバーからのいいねの数じゃない。
中田さんだ。
普段から、少しずつ信用をためておこう。
そしてその様子を、中田さんは見てくれていると信じよう」
こう考えれば、選ばれたとしても、選ばれなかったとしても、やることは前後で何も変わりません。
迷いを捨て、決断しましょう!
応援しています!
最後にお礼です。
僕がアドバイスメンバーを一年越しに拝命し、やり遂げることができたのは、間違いなくみなさんのおかげです。
PROGRESSで得た経験が、一年前とは比べ物にならないくらい、僕を成長させてくれています。
具体的には、自分の会社の経営理念を作りました。
アドバイスメンバー期間中に、コア・バリューを二度もアップデートしていく過程を見て、勇気をもらいました。
関わってくれたすべての人に感謝しています。
そこにはベテランもビギナーも関係ありません。
僕と仲良くしてくれる人も、僕のことが好きになれない人も、そのすべての関りが、僕の糧となっています。
アドバイスメンバーとなってPROGRESSに恩返しをするつもりが、更にたくさんの恩を受けてしまいました。
恩返しできるよう、恩送りできるよう、精進し続けます。
アドバイスメンバーであっても、そうでなくとも、これからもよろしくお願いします。
いきてて、たのしい!
ここから先は、PUBLIC会員限定のおまけです。
熱烈な岡本裕樹マニアのために、僕の考えてることを深掘りした記事をもう少しだけ書こうと思います。
【エビフライパフェ】
なぜ会員限定の文を書くのか、意図を説明しますと、「PROGRESS PUBLICのため」です。
PROGRESS PUBLICは、スタッフではなくて、僕たちと同じメンバーの一人である方波見さんが有志で運営しているので、維持費がかかります。
PUBLICが維持できなくなれば、PROGRESSのみんなが今よりも困ります。
方波見さんもコーヒーが飲めなくなってしまいます。
それが分かっているから、これを読んでくれているあなたは、わざわざPROGRESSの月額費用とは別に、PUBLIC会員になっている優しいお方なのです。
PUBLIC会員の特典として、コラムを書いたり、コメントができます。
そして応援会員なら、更に方波見さんの限定コラムが読めます。
でもどうせなら、特典を多く用意できるものなら用意したほうが、会員がもっと増えるかもしれないじゃないですか。
もちろん、僕自身、「俺のコラムには金を払う価値があるんだぜ!!」と自信があるわけではありません。
それでも曲がりなりにも、アドバイスメンバーを拝命しました。
多くのPROGRESSメンバーにも知ってもらっています。
過去に書いたコラムは、予想を超える反響をいただきました。
僕はこれらを”実績”と捉え、僕には価値があるんだと思うことにします。
なぜなら、そちらのほうが「どうせ自分なんて」と卑下するよりも、難しいことだからです。
だったら僕は、今できる簡単なことより、難しいことに挑戦したい。
僕にはお金を払うだけの価値があると信じる。
その力を使って、PROGRESS PUBLICに貢献する。
それが結果的に、PROGRESS全体のためになる。
こんな感じで、普段から考えています。
コラムだけではなく、例えばTV配信。
ありがたいことに、お声がかかってゲストとして出演することがあります。
その際に自分だけ目立って、自分の評価だけ得ようと行動することもできます。(結果はともかく)
でも僕は、もう十分にみなさんから優しく愛されていて幸せです。
だから、自分がどのような役割で、どのように立ち回れば、その番組自体が盛り上がるかを考えます。
僕が前に出たほうが盛り上がるなら出るし、他に適任者がいると思うなら、その人が目立つようにする。
そして番組が盛り上がれば、TV全体が活気づく。
TVが盛り上がれば、PROGRESSはなんだか面白いところらしいと、新規入会者が増えるかもしれない。
人が増えれば、僕の大好きな中田さんやメンバーのみんなが夢を叶えられるかもしれない。
僕一人が勝つことより、そっちの方が難しそうなので、よりやりがいのある選択のほうが、僕は楽しいです。
そんな訳なので、アドバイスメンバーを拝命する前と今で、何か大きく意識が変わったかと聞かれると、あまり変わってないと思います。
僕は自分を、PROGRESSを盛り上げるための、駒の一つだと思っています。
僕という人材を、どこに配置すればPROGRESSのためになるのか?
どうすれば、ビギナーが楽しいと思えるコミュニティになるのか?
普段からそんなことを考えて、ニヤニヤしながらPROGRESSを楽しんでいます。
どんな立場だろうと、自分に適した形で、PROGRESSのためになることをしたい。
けれど、もし中田さんが僕という人材を、アドバイスメンバーとして活用したいと考えていたとしても、そもそも僕が立候補をしていないと指名することができない。
だから立候補しました。
この考え方は、選ばれなかったときに傷つかないで済むという効果もあります。
アドバイスメンバーは4名しかなれません。
そしてその選び方も、中田さんのその時々の実験だと思っています。
僕が中田さんと同じ立場なら、こんな感じでアドバイスメンバーを選びます。
「今期は、安定的なチーム作りにしようかな?
いや、やっぱり、少し挑戦的なチーム作りにしよう。
このメンバーの特徴はこうだから、こっちのメンバーとの相性を考えると、あっちのメンバーは泣く泣く諦めよう。
次こそ指名したいから、来期も立候補してほしいなぁ」
言ってしまえば、その人が選ばれなかったとしても、その人のせいじゃないってこともあり得るんです。
パフェは美味しい。
エビフライも美味しい。
だからって、パフェにエビフライを突き刺さないでしょ?
おとなしくイチゴとバナナを添えて、コーヒーをセットにした方がバランスいいじゃないですか。
「エビフライパフェを京都河原町三条で食べたことあるけど、最高に相性よかったよ」って人がいたらコメントください。
例えを改めます。
なので僕が選ばれなかったとしても、それは他のメンバーとの相性だったり、今の中田さんのチーム編成の好みに合わなかっただけだと思うようにしていました。
「岡本さんはアドバイスメンバーより、TVの企画やコラムで盛り上げてほしいから、今回は選ばないでおこう」って理由だったんだな!と、ポジティブ思考。
そして余裕のある時期に、また立候補して、いつ指名されても大丈夫なように心構えしておこう。
僕が普段考えていることは、こんな感じです。
どうです? 迷っていた立候補の決断が、しやすくなりませんか?
普段から、自分の言動を中田さんは見てくれているんだと信じて立候補する。
選ばれなかったとしても、それは中田さんのチーム編成の実験だから、自分だけの問題じゃないかもしれない。
そう考えれば、恐れることはありません。
このコラムが、あなたの迷いや不安を払拭し、決断の役に立てたとしたら嬉しいです。
【精神的に安定していて大人で穏やかでポジティブ】
最後に。
中田さんは、立候補制度を二年以上やってきて、失敗したと思える経験もされてきたそうです。
大丈夫だと思って指名したけれど、その後で道を間違えてしまった人がいると話されていた日がありました。
そう思うと、中田さんから直接指名された経験は、中田さんから認められたというゴールではありません。
その後も信頼を裏切れない、終わりなきマラソンのスタートです。
僕のTwitterのプロフィールには、とある言葉が書かれています。
「精神的に安定していて大人で穏やかでポジティブ」
これは、同じくオンラインサロンを立ち上げ、問題にぶち当たって苦しんでいた藤森慎吾さんに対して、中田さんがアドバイスした言葉の一部です。
『Win Win Wiiin初回配信の舞台裏&オンラインサロン運営の難しさ』
https://www.youtube.com/watch?v=CumEqAapb5o&t=1360s
オンラインサロンを運営していく中で、問題が起こることもある。
それと同時に、信頼できるメンバーも多少少しいると思う。
その信頼できるメンバーの要素を、中田さんが表現した言葉です。
僕がすでに中田さんに信頼されていると言いたいわけではありません。
ただ、信頼されるメンバーを目指したい。
そしてプロフィールを見た他のメンバーからも、人格者だと思われても恥ずかしくないように自分を戒めて、成長し続けたい。
僕には価値があると信じる。
同時に、調子に乗って道を踏み外さない。
PUBLIC会員になって、これを読んでくれている優しいあなた。
僕が誰かを不必要に傷つけていて、それに気づいていないようなら、そっと教えてください。
常に自分を律していきたいと思います。
これからも一日でも長く、共にPROGRESSできたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。