コロナワクチン打ったあとは

執筆者 | 21/07/06 (火) | コラム

はじめまして!

いつかは投稿を、と思いながら、やっとチャレンジです。

総合病院のコロナ専門病棟で働いています、中川美加です。

私がPROGRESSで皆さんにギブできるものって、やっぱりコロナについての情報だよなあ、と思いながら早数か月(;´・ω・)

今回は「コロナワクチン打ったあとはどうなるの?」という情報を、実際の私の体験と見聞きした情報から、ここでお伝えしたいと思います。

1.1回目のワクチン

1)刺したときはそんなに痛くないけど

注射した時「え?意外と痛くない!ていうかインフルエンザより楽じゃん(^^♪」って感じた人も多いと思います。でもこれが2時間から半日くらい経つとあら不思議、痛くなってきてしまいます。大半の方が「痛くて横を向いて眠れなかった」って言ってました。なので痛くなることは覚悟しておいた方がいいようです。

2)倦怠感、頭痛

2回目のワクチンに比べて痛みの他の症状は少ないですが、それでも倦怠感、頭痛が出てくる方もいます。1~2日程度で軽減することがほとんどです。私はなかったでした(ちなみに横向いて平気で寝てた(笑))。

2.2回目のワクチン

1)ほぼ発熱は必須

私たちがワクチンを受けた時、最初は3割の人が発熱などの副反応が出る、と言われていましたが、実際は職場の8割の人が発熱して、翌日仕事を休みました。なので2回目のワクチンの翌日は休みにして、事前に解熱剤(カロナールが現場では推奨されています)を準備しておくことをお勧めします。そして発熱はその人によって出る時期が違います。翌日に出る方もいればその次の日、遅い方だと4日後という方もいます。ただし4日後の方もそれまで何の症状もなかったわけではなく、倦怠感や頭痛はあって、でも熱はないから働いていたら、4日後に高熱が出たということでした。熱が出た翌日はすっきり直ったそうです。熱が出たら、あるいは頭痛が強かったら、即解熱鎮痛剤を使った方がいいようです。私は打って24時間症状がなかったので「やったー!」とサウナに行ったらその夜に発熱しました。なので数日は静かに過ごすことをお勧めします。

2)風邪症状

発熱とともに、大半の人が頭痛、倦怠感、関節痛など普段の風邪か軽めのインフルエンザみたいな症状を併発します。中には「ほんとに副反応だか、コロナに感染したのか心配になった」と感染外来を受診してくる方もいます。それくらい風邪っぽい状態になりますが、発熱後解熱剤を内服すれば、ほとんどの方は翌日には回復しています。内服しても発熱を数日繰り返す時は、病院に相談することをお勧めします。

そして大切なこと!

ワクチンを2回打ってから2週間~1か月経つまでは、ワクチンの効果は出てきません。それまではワクチンを打ってもコロナに感染するリスクは変わりませんし、ワクチン後の感染で入院されている方もいます(ただ重症化する方は少ない印象)。なので「打ったから大丈夫!いえーい!」とすぐに人混みやイベントに参加するのではなく、ワクチンの効果が出る時期までは、これまで通り3密を避けてくださいね。

そしてワクチンを打ったらマスクをしなくてもいいのか、という意見もありますが、全ての変異種にワクチンが効果がある、とは限らず、どんどん変異種が増えている状況でもあるので、人と会うとき、人混みでのマスクは続けた方がいいと思います。

コロナワクチンについては厚生労働省のホームページでも説明があるので、参考にするといいと思います。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_00184.html

少しでもお役に立ちましたらうれしいです。

 

執筆者 | 21/07/06 (火) | コラム


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