※今回は聴き応えのあるインタビューになりましたので、「スペシャル・インタビューコラム」として載せさせていただきます。
①岡田真由子さん(スイス)
あっちゃん:今の気持ちはどうですか?
まゆこりさん:胸がいっぱいに・・・
あっちゃん:本当に素晴らしい作品ですね。文字を混ぜたり、黒味を増やしたりと工夫されていて。
まゆこりさん:元々は横長で黒が少なめの作品なのですが、デジタル処理で黒を増やしたりしました。
あっちゃん:原画は横長で真ん中に月があるのですが、それを本の表紙に合うように絶妙に配置されていましたね。
まゆこりさん:水色の着物を雲海に混ぜ、完全なブルーではなく、黄色を混ぜてぼやかしています。文字も「中田敦彦」の「敦」の字だけ金色っぽく黄土色にしています。
あっちゃん:こだわりが凄いですね。本の表紙などの作品は今まで作られたことはありましたか?
まゆこりさん:一度だけ本の表紙の作品を作ったことがあります。ただ、作品だけ納品したので、文字の配置などは出版社がしてくれました。文字も含めたデザインは初です。
あっちゃん:これからも長くお付き合いする表紙になると思います。まゆこりさんの作品では壁に鯉のアートもすごいんですよね。制作時間はどれくらいかかるんですか?
まゆこりさん:30cmくらいの小さいお魚で30分から1時間くらい。大きいものはその倍の60cmくらい。100個作るとすると、毎日10時間かけて30日で100個作る感じです。
あっちゃん:ぜひ皆さんまゆこりさんのサイトを見て欲しい。唇シリーズも素敵ですから。とてもオシャレで、女性的でクールな作品。
まゆこりさん:着物から立体的に作っています。
<まゆこりさんのHP>
https://ja.mayuko-okada.com/
あっちゃん:これからもさらに作品を作り続けてくださいね。
②家本麻里さん
あっちゃん:(選ばれずに)残念でしたが、素敵な作品をありがとうございました。
麻里さん:PROGRESSに入会してからドキドキの毎日を送っています。尊敬するデザイナーやアーティストの方々と一緒に自分の作品を見てもらえて光栄です。PROGRESSに入会後、刺激が多くて肌ツヤが良くなっています。
あっちゃん:サイトを見させていただいたのですが、元々は白黒で縦長の作品ですよね。これはどういう作品なんですか?
<麻里さんのHP>
https://salon.io/mari-iemoto/portfolio
麻里さん:サイズ調整の工夫まで見られているとは驚きです。この作品は混沌の中に二匹の魚がいることで、淡路島の国生み神話に出てくる伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)の二神を題材としている作品なんです。普段はオーダーを受けて作品を作っているのですが、この作品は自分のために作った数少ない作品です。
今回は表紙のために作品を作ったのではなく、手持ちのカードを切った感じで、確かに表紙に合うかは疑問に思った点もありました。そこをズバリ指摘されました(笑)。
あっちゃん:表紙に応募してくださったもう一つの「手の作品」もパワーがありますよね。ボクはすごく好きです。
麻里さん:オーダーでないアート作品を作るときは、言い方は悪く聞こえてしまうかも知れませんが、好きにやれる「憂さ晴らし」のように描いています。
あっちゃん:これからオークションのアイデアもあるので、忙しいとは思いますが、時間のあるときにぜひアート作品を作って欲しいです。ありがとうございました。
③木村共男さん(シンガポール)
共男さん:岡田真由子さんの作品、実はお店に飾らせていただくことになったんです。というのも、お店を開店して以来、アート作品を飾ろうと思って場所を明けていたのですが、なかなかピンとくる作品がなかったんです。ですが、まゆこりさんのツイートを見て「唇(Lips)」と「女谷」「男山」をお願いしてお店に来るのを待っています。(※男山はすでに売れていたそうです)
あっちゃん:木村さんは高級なお寿司屋さんなんですよね。まさに「やってて良かったPROGRESS」ですね。
共男さん:中田さんの考え方は職人に近く、考え方がとても勉強になります。
あっちゃん:木村さんのお店に行く理由が2つできました。ぜひ作品を見ながらお寿司を食べたいです。
共男さん:最後にもう一つ。ドリアンは捨てないで下さい(笑)。
あっちゃん:本当にごめんなさい。ドリアンは反射的に捨ててしまいました(笑)。
共男さん:来年またチャレンジして欲しいです。
本当に素敵な三名の方との「HRアフタートーク」でした。