『ガンダム世界への扉』

執筆者 | 21/08/01 (日) | コラム

みなさん、こんにちは!こんばんは!おはようございます!
ラグナリオ所属、メッチェこと目﨑祐介です。

今回は私が定期的に配信している『ガンダム世界への扉』の紹介をしたいと思います。

 

知ってるようで知らないガンダムの世界

『ガンダム』という名前くらいは皆さん聞いたことはあるのではないでしょうか?
しかしその知名度に反して、作品内容は案外知られていないと思います。

「ロボットが戦うアニメですね」
「仮面の赤い人が敵なんでしょ?」
「男の人でガンプラっていうオモチャが好きな人結構いますよね?」
「懐かしのアニメ特集で見ました。『親父にもぶたれたことないのに!』って言ってるアレでしょ?」

くらいがいいところの印象じゃないでしょうか?

確かに間違いではないんですが、それが本質ではないのです。

 

「同じ人間じゃないですか。子供だっているんですよ。助けてあげてもいいじゃないですか!死ねばいいなんてひどい!ひどすぎます!!」

これはとある作品の主人公のセリフで、私のとても好きなエピソードの一つです。
月と地球に分かれて戦争をしている世界で、敵対する民間人同士のいさかいを止めた時のやりとりです。

戦争状態で、敵に分かれているとはいえ乳飲み子を抱えている家族に対し、「飢えてしまえばいい」という心無い声に主人公が我慢できずに発したセリフです。

その後、主人公はこうも言います。

「僕は2年前に月から来ました。けど、月の人と戦います。だけども、地球の人とも戦います。人の命を大事にしない人とは、僕は誰とでも戦います!」

主人公は月の出身でありながら、偶然ガンダムに乗ることになり、正体を隠して地球の兵士として戦っていました。

そんな主人公にとって正体を明かすことは、全てを敵に回すことになってしまいます。

それでも、心優しい主人公はたまらず言い放ちました。

 

・・・どうでしょう?

『ガンダム』に対する印象が少しだけ変わりませんか?

これが『ガンダム』という作品の本質です。

一番の魅力は、心を震わせる『人間ドラマ』なんです。

 

フィクションが訴えるリアル

 

『ガンダム』は戦争を描くフィクションです。

ですが、それをただのエンタメで消費するだけでは勿体ないと思います。

このフィクションを通して、戦争や世の中に満ちている理不尽に目を向けるきっかけになればと思います。

しかもこの『ガンダム』という作品、世情とも密接にリンクしています。

東西冷戦の核戦争危機が迫った時に生まれた最初の作品は、核の恐ろしさと人類の半数が命を落とす殲滅戦争が描かれています。

民主主義・資本主義の限界が見えてきた時には、貴族主義を掲げる反体制組織が敵として出現しました。

クローン羊が誕生した時は、遺伝子操作された人類との戦争が描かれる作品が誕生しました。

テロリズムに世界が震撼した後は、テロリストが主人公のガンダムも生まれています。

 

ハードルの高いガンダムの世界への案内役になりたい

『ガンダム』は最初の作品が作られてから実に40年以上もの年月が立ちました。

その間、50作品以上もの映像作品・マンガ・小説・ゲームが作られ、数多くのクリエイター達が携わってきました。

もはや、作品というよりジャンルといって差し支えないと思います。

深く広くなった反面、多少のとっつき辛さもあるのも事実。

 

そんな世界へのハードルを少しでも下げられたらな・・・という思いでこの『ガンダム世界への扉』の配信を始めました。

「ちょっと興味が湧いてきたけど、あまり詳しくないからなぁ・・・」という方にこそ、是非見てもらいたい配信です。

もちろんガンダム大好きという方にもオススメです!

そんな『ガンダム世界への扉』は、毎週土曜日21:30~22:00にPROGRESS TVにて配信中です。
是非御覧ください!


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