CVLとバングラデシュの思い出

執筆者 | 21/08/08 (日) | コラム

こんばんは。2020年12月入会のたかまゆです。

CVLの授業を見ていて、数年前に住んでいたバングラデシュに思いを馳せてしまったので、

はじめて、パブリックのコラムを書きます。

拙い文章ではありますが、よければお付き合いください。

アパレルの授業でも、今日のCVLの授業でも名前の出た、バングラデシュ。

バングラデシュはかつて2年間住んでいた、ちょっと思い入れのある国です。

わたしがバングラデシュに赴いたのは、2013年7月。

ファッション業界史上最悪の事故と呼ばれた、ラナプラザの崩壊事故が起こったのは、ちょうどその3か月前、2013年4月24日でした。

「ラナプラザの崩壊事故」といえば、当時は日本のニュースでも報道された大事故です。

劣悪な環境の縫製工場が崩壊し、そこに勤めていた労働者1000人以上が犠牲になった事故。

ラナプラザ崩壊についての記事。適当に探したページです。ご参考までに。

https://www.fashionsnap.com/article/rana-plaza-collapse-5years/

行く前は知らなかったのですが、そのラナプラザ、

わたしの勤務先&住んでいたところのすぐ近くで。

赴任してすぐに、崩壊した跡地を目にすることになりました。

これは、そのときに撮った写真です。

写真じゃわからないと思いますが、ほんとうに狭い。

ここにどうやったら、1000人以上が入る建物が立っていたのかというような区画。

3が月立っても、まだ野ざらしに近いような状況でした。

そのうち、現場は目隠しされてしまって、見られなくなってしまいましたが、

特に工事をしているような様子はなかったので、

わたしが帰国する2015年までは、ただ覆い隠すだけで、このままの状態にされていました。

今どうなっているのでしょう…

あの地域は、崩壊したラナプラザ以外にも、縫製工場が多く立ち並ぶ地域でした。

夕方になると、それぞれの工場から人が一斉に流れ出てきて、家路につく人の行列がまるでデモ行進のように見えたのを覚えています。

写真撮っておけばよかったかな。あのときは、日常の風景だったから気に留めなかった。

日本の工場も助けたいけど、バングラデシュのあの人たちも、助けたいな。

バングラデシュの労働環境も、改善されるといいのに。

そう夢見るのは、ただの人のわたしには壮大すぎる願い。

ひとつ、できるのは、バングラデシュの労働者のために頑張ってる団体・企業を応援すること。

バングラデシュ支援で有名なのは、

ファッションブランドなら、マザーハウス。

いまは他の国にも手を伸ばしてるけど。「バングラデシュ」と関わることになってから、

ずっと気にしているブランドです。たまに商品も買います。

シャプラニールというNGOも、バングラと関わる人の間では有名。

カールフォンリンネの授業を受けて。

ほしかったチェックのコートと白シャツを購入した後で。

マザーハウスのサイトとシャプラニールのサイトも覗いてみました。

こうやって、応援したいブランドや団体を、ひとつずつ見つけて。

なるべく、そこで買い物をするようにしたい。

そんなことを改めて、思いました。

CVLをきっかけに、ファッションやそこで働く人、それを応援する人たち、

多くの人たちの目がそういうところに向くといいなと、

そんなことも考えていました。

明日がよりよい世界になりますように。

執筆者 | 21/08/08 (日) | コラム


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