こんにちは。2021年1月入会の久保はるるです。普段はコーヒーの輸入販売をしておりまして、自分が勉強したことをアウトプットするためにTV配信も行っています。
このコラムは、TVでお話ししたことをテキストでまとめたものです。まったりコーヒーでも飲みながら読んでみてください。
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カフェインのメリット・デメリット
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コーヒーを飲みすぎると気持ち悪くなるのはなぜ?
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カフェインとは
コーヒーの効果を語る時に欠かせないのが「カフェイン」です。カフェインは、コーヒーに含まれている天然の有機化合物で、苦味のもととなる成分の一種です。
コーヒーのほか、紅茶や緑茶、ウーロン茶などにもカフェインは含まれていますが、コーヒーの含有量は他の飲み物に比べて多く、摂取効率が良いと言われています。
なお、カフェインはエナジードリンクにも多く含まれますが、エナジードリンクは人工甘味料などの添加物がかなり入っているので、飲み過ぎには注意してくださいね。(参考:YouTube大学「食べてはいけない病気になる食べ物」)
カフェインのメリット
カフェインの効果として一番有名なのは「覚醒作用」ですよね。仕事に集中したいときや眠気防止のためにコーヒーを飲む方も多いのではないでしょうか。
目が冴えるとか、集中力が増すなどの効果、これは、カフェインが中枢神経を刺激することによって起こっています。
また、カフェインには胃酸を分泌させたり、腎臓の血管を拡張させて老廃物を排出させたりする効果もあります。食べ過ぎたな〜と思った時や、むくみが気になる時などにコーヒーを飲むと、なんだか少し改善したような気がするのは、この作用のおかげだったんですね。
さらに、利尿作用により新陳代謝が高まり、基礎代謝の促進を促すので、コーヒーはダイエット中の方にも嬉しい飲み物と言えるでしょう。
カフェインの注意点
カフェインは適度に摂取すれば嬉しい効果が多くある一方で、摂りすぎると健康被害を及ぼす危険性もあるので注意が必要です。
コーヒーの飲み過ぎで気持ち悪くなった経験がある方もいると思います。この原因については、「中枢神経への過剰な刺激による影響」または「消化器官への過剰な刺激による影響」のどちらかが考えられます。
中枢神経への刺激
コーヒーを飲んだ後、カフェインは血流にのり30分ぐらいで脳へ到達します。
中枢神経を刺激することで前述したとおりのさまざまな効果が現れる一方、過剰に摂りすぎると自律神経が乱れ、興奮、イライラ、動悸、不安感、頭痛、めまいなどが起こることがあります。
消化器官への刺激
コーヒーに含まれるカフェインとクロロゲン酸には胃酸を分泌する効果があるため、過剰に摂取すると胃痛、吐き気、下痢などの症状がみられることがあります。
さて、ここで、カフェインレスコーヒー(デカフェ)だったらたくさん飲んでも良いの?という疑問が浮かぶ方もいるでしょう。結論、症状によってカフェインレスが効果的な場合とそうでない場合があります。
①動悸やめまいなど、中枢神経への刺激による症状の場合は、カフェインレスに切り替えれば症状が軽減されるはずです。ぜひ試してみてください。
②胃痛など消化器官に症状がある場合は、原因がカフェインだけでなくクロロゲン酸の作用も考えられます。カフェインレスコーヒーに切り替えても同様の現象が起こる可能性はありますのでご注意ください。
また、カフェインは中毒性があるので、あまり大量に摂取するとコーヒーなしではいられない体になりますから、そちらもぜひご注意を。
コーヒーは1日何杯ぐらい飲むのが良い?
では、どの程度飲むのが適切なのでしょうか。
カナダ保健省によると、カフェインの摂取量の目安は、健康な成人で1日400mgとされています。
参考:厚生労働省Q&A
コーヒー100mlに対し60mg程度のカフェインが含まれていると言われているので、カップの大きさにもよりますが、1日5〜6杯を目安にすると良いと思います。
妊娠中や授乳中の方は胎児やお子さんに影響するため、摂取量に気を付ける必要があります。とはいえ、全く飲んではいけないということではなく、1日300mg以下を目安にすると良いでしょう。コーヒー好きな方もご安心くださいね。
なお、摂取量については、かなり個人差があり、体質的にカフェインを受け付けない人や、たくさん飲んでも平気な人などさまざまです。私も、1日5杯も飲むと気持ち悪くなっちゃうので、朝、昼、夕方前に1杯ずつ、基本的には1日3杯と決めて飲んでいます。
コーヒーは薬にも毒にもなる
コーヒーに関する研究はさまざまなところで行われており、今回紹介したものの他にも多くの作用が実証されています。ですが、何事も適量がありますので、自分の体とよく相談しながら、うまく付き合っていけるといいですよね。
ご参考になれば幸いです。
はるるでした。
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