こんにちは。2021年1月入会の久保はるるです。普段はコーヒーの輸入販売をしておりまして、自分が勉強したことをアウトプットするためにTV配信も行っています。
このコラムは、TVでお話ししたことをテキストでまとめたものです。まったりコーヒーでも飲みながら読んでみてください。
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コーヒー豆の賞味期限と保存する時のポイント
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コーヒー豆を購入する際は、だいたい100gとか200gとかで買いますよね。毎日何杯も飲む方ですぐに消費できるなら良いですが、中には飲みきれない分の保管方法に悩んでいる方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、コーヒー豆の保存方法のコツについて解説していきます。
コーヒー豆の賞味期限について
一般的に、販売されているコーヒー豆の賞味期限は、未開封の状態で1年程度と言われます。販売元によって賞味期限の算出方法は異なり、私がやっているコーヒー屋さんでは焙煎日から3ヶ月を賞味期限としています。賞味期限を過ぎても飲めなくなるというわけではないですが、早めに飲んだ方がより美味しくいただけるでしょう。
そして、賞味期限より前でも、保存方法がよくないと品質が著しく低下するので注意が必要です。
ちなみに、コーヒー豆は焙煎直後からどんどん状態が変化していきますので、豆を購入する際は、「賞味期限」よりも「いつ焙煎したものなのか」を基準に考えると、よりおいしい状態で飲めるようになりますよ。美味しく飲めるのは焙煎後1ヶ月以内ぐらいかな、と思います。
コーヒー豆の保存のポイント
コーヒー豆の鮮度を落とす主な要因は「酸素」「湿度」「高い気温」「光」の4つです。なので、コーヒー豆を保存するときはこの4つの要素から遠ざけることを意識するのが基本のポイントです。
長期保存用の袋やキャニスターは遮光性の高いものを選び、なるべく空気に触れないよう心がけてください。
1週間で飲み切れるなら常温保存
1週間程度で飲み切れる量であれば、常温保存で問題ありません。コーヒー豆は焙煎直後よりも、3〜4日経った状態の方が味が安定しておいしいと言われるので、その変化を楽しみながら飲んでいきましょう。
購入した袋のままでももちろんOKですが、お気に入りの缶やキャニスターに入れると気分も上がりますね。前述した鮮度を落とす4要素に気をつけて保管してください。
飲み切れない分は早めに冷凍庫へ
飲み切るのに10日以上かかりそうであれば冷凍保存がおすすめです。
冷蔵庫でも良いですが、冷凍庫の方が温度・湿度の影響が少ないのでより長期保存に向いています。臭いも少ないですしね。
購入した袋のまま冷凍庫に入れると、庫内の臭いが移る可能性があるので、ジッパーバッグやビニール袋に入れてから冷凍庫に入れると良いでしょう。
冷凍保存をしているコーヒー豆を使う時は、特に室温に戻すなどせずそのまま豆を挽いて構いません。ただし、豆が冷たいので、いつもより気持ち高い温度のお湯で抽出すると良いでしょう。
また、冷凍保存した豆を使うときに、外気との気温差で結露が出ます。このときに豆が水分に触れたり、急激な温度変化を何度も繰り返すと品質劣化を及ぼすので注意してください。理想は、1〜2回分の量を計って小分けにして保存することですが、ズボラな私にはなかなかできません…。マメな方、ていねいな暮らしを目指す方はぜひチャレンジしてみてください!
コーヒー粉の保存方法
では、コーヒーを粉で買った場合はどうでしょうか。
挽いた粉の状態のコーヒーは、豆のままのものに比べ空気に触れる面積が圧倒的に多い分、鮮度が落ちるスピードも速くなります。なので、買ったらすぐに冷凍庫行きにすることを強くおすすめします。冷凍保存していても2週間を目安に飲み切るといいでしょう。
(コーヒーをよく飲むなら、ぜひミルを買うことをおすすめします!!!)
飲み切れる分をこまめに買うのが正解
仮に冷凍保存していても、美味しくいただきたいなら1ヶ月以内に飲み切りたいところです。肉や魚、その他生鮮食品と同じイメージですね。
理想は、飲み切れるだけの量を買って、終わったらまた買って、を繰り返すことかな、と思います。
ご参考になれば幸いです。
はるるでした。
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