「PROGRESSの方舟作戦」

執筆者 | 21/09/07 (火) | コラム

2020年5月入会のとしゆき田中と申します。本業ではダチョウの畜産業というイノベーションビジネスに参画してかれこれ20年、4年前から関連個人事業を開業し、3年前から産業団体の事務局を運営をしています。

 

9月7日のホームルームで、くわはらまりほさん、方波見哲朗さんの前日の配信内容について紹介されました。これはとても嬉しい話だと思い、見れていなかったのでアーカイブをどちらも拝見してきました。呼応したい気持ちでこのコラムを書いています。というのも僕も志を同じくする気持ちで、ちょうど学園祭の前頃に深い話ができるZOOM会などで何人かに話を聞いてもらい、時期をみてお話したいと思っていました。

 

僕がそうした事に考えを巡らせた理由は、昨年の学園祭からになります。PG初の学園祭は大成功でしたが収支で黒字がでた場合それをどう処理するかという事が課題に残ったという話を覚えています。今年の学園祭でも会場費用等の工面の必要があったという噂をきいて、Progress活動とお金の事については「まだやれることはある」と思っていました。

 

僕自身についてはOBS職人としても認知してもらって、OBS協力についてはありがたい事に報酬をというお話を頂くこともありましたが全て辞退しています。僕にいわせれば、企画した側が費用を負担して技術者が報酬を受け取る構図も、それが目指したい構図かといえばそうでもないなと思えていました。

 

具体策についてお話すると法人設立です。

公共性のあるお金の流れを作る限り、個人の信用には限界があり、法人化するのが必然かつ大人のやり方と思います。具体的にやるべきこととして最も有効なのはやはりyoutube、PGメンバーによる発信チャンネルだと思います

 

例えば、1年前には想像できなかったことですが、Theaterができて1年たった現在。theaterにはyoutuberチャンネル運営者ならが涎を垂らすだけコンテンツ量があると思います。過去の例をあげれば、Alive、JOY、1sttakeシリーズなど十分にyoutubeの世界でも通用すると思います。

 

これらのコンテンツの中からメンバーで設立する法人が選抜してYoutubeにUPして、収益化したらコンテンツ仕入費として収益を分配し、運営費経費も正当に捻出した上で、収益を出資者であるメンバーに配分するということを、PGメンバーの生業として実現することが可能な段階にきているのではと感じています。

 

法人である以上代表者を立てる必要がありますがルールがしっかりしていれば代表者の任についた人が暴走するということもないでしょう。選抜するコンテンツについては法人に選考委員会等を設置して一定の基準を設けて選考するのが透明性があろうかと思えます。具体例をあげればメンバーの連携によってできた作品、内輪向きのネタでない作品などがその対象になるでしょう。またコンテンツ作成者の同意は絶対条件であると思います。

仮に「PROGRESSの方舟作戦」とでも名付けましょう。

 

「この作戦のメリット」

・Youtubeのチャンネルはコンテンツ数がモノを言う。グループ作品はクオリティーを高めやすいが連発するのは大変です。しかし、連発性はProgress作品をまとめることでカバーが可能。なかおつ1つの動画がバズれば他の動画にも視聴者が流れる「相乗効果」を得ることができる。この相乗効果については多様なジャンル、多様なクリエイターが存在するPROGRESSでなければできない事だと思います。あっちゃんがyoutubeの展望で語るプロ集団によるチャンネル、実はPROGRESSはこれが可能な集団になっていると思います。

 

・FBのプラットホームはアーカイブ性があるものの、ストック性についてはyoutubeに劣る。新入会メンバーも「PROGRESSメンバーチャンネル」の整理された再生リストを視聴することでPROGRESSの歴史を共有しやすい。当然、PROGRESSの中の楽しさも伝わりやすいので新メンバー加入の呼び水となることも間違いない。

 

・PROGRESSの公式的チャンネルとして、PGtheater等でみんなが視聴する時間、応援するコメント。これを収益にかえることができる。また優秀なクリエイターがPGでの創作活動に注力する意味が出る。

 

・クリエイター以外にも運営事務、会計能力に優れた人が活躍して、労働対価に応じた収益を得ることができる。

・法人設立がメンバーの出資というのはポイントで、特にコンテンツを作れる人でなくても出資することで参加できて共に収益を享受できる。お金の授業の実践編にもなる。出資しなくても視聴して応援するだけでも、収益として貢献することができる。出資のチャンスについては設立メンバーだけででなく新入会メンバーにもあるのが望ましい。

・法人がストックする収益から、学園祭等公式イベントに協賛することができる。

 

「この作戦の課題」

・コンテンツ作成者がグループである場合、その中の分配は基本的に各グループで決めてもらう必要がある。

・コンテンツの充実がPROGRESSの公益となる仕組みではあるものの、コンテンツ作成者の中では外に顔を出したくない人と出してもいいのモチベーションの温度差はありえるし、そこは尊重する必要がある。

・PROGRESSチャンネルに選抜される作品には光が当たるが、それを目指しつつも選抜されない作品の制作者は咽び泣く未来も予想される。選抜基準は明確にしていく必要がある。

 

だいたいこんなところでしょうか。一つのアイデアにすぎませんが、僕はPROGRESSにこのような機能ができたら、PROGRESSがより面白く、今までの機能ではカバーできなかったところをカバーできる新たな機能になると考えています。

執筆者 | 21/09/07 (火) | コラム


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