Over the window!【9/22】

執筆者 | 21/09/22 (水) | コラム

 閉じた部屋から窓越しに

 どうも、引きこもりコラムニストの最内翔です。
 こちらでは朝のHRでの話題について、引きこもり視点で語っていくコラムです。

今日の話題は
・中田ヒストリー公開の校長室、新交流場所カフェテリアの創設
  &来期アドメン、広報チームサブリーダー、PROGRESS紹介インタビュー参加者の募集
・優しさの難しさ
・家族の話
  ~プライベートと仕事の境目がなくなっていく~

 ざっくりとこんな感じでした。
 ここからはHRを聞いた上での著者の感想になります。


 

今日、ZOOMに初参加しました

 超個人的な話でしたが、実は初めて今日中田さんの配信でZOOM参加しました。
 授業に関しては基本的に完成品のYoutubeで見たい派だということと、それに基本的にHRの時間は聞きながら散歩をしてたからですね。

 ただ昨日まだ喋ったことが無い人が大分減ったみたいな話があったのと、ある程度PROGRESSでの活動実績も堂々と言えるようになってきたということで、そろそろ中田さんと話してみたいと思ったから参加した感じです。
 まぁこれに関しては打算的と思われるかもしれませんが、それに関しては知らんと私にも言えますね。
 ある程度の戦略性を持って挑戦すること自体は悪くないと思います。ただ、自分の宣伝のためだけを考えて前に出るのは微妙な空気になるだけで。
 少なくとも自分が視聴者の身だとして、聞いて面白い話になるように話題を組み立てて臨もうとしてましたから。

 ただ、当然というか今日の今日初参加で当てられるというほど甘くありませんね(笑)
 ZOOM参加者が全体で70人くらいで、うち半分くらいが挙手してたのかな?
 まだ話したことがない人が大分減ってきたからワンチャン、とか思いましたが、きっと似たような事を考えた人もいるんでしょう。全然少なくなかった(
 まぁ、懲りずに明日以降も参加して挑戦してみましょう。

 因みに今日はウォーキングの代わりに時間を短く、多少ランニングを挟んだ散歩にしています。
 昨日も少しだけ走ったんですが、もうふとももが筋肉痛で、椅子から立ち上がる時にひじかけに手を突いている始末。
 これが引きこもりの体力です。

引きこもりにとって一番怖いもの

 話は変わりますが、引きこもりにとって一番怖いものってなんだと思います?
 それは

「批難されること、批難の目で見られること」

 これです。
 少なくとも私はそれが一番怖いですし、多分他の当事者も大部分が頷いてくれると思います。
 引きこもりは、自分を責め続けることにエネルギーの殆どを消費しています。だから現状をなんとかしたいと思っていたとしても動けないんですね。
 だというのにこっちの事情も知らないで「甘えるな」の一言で切り捨てられる。そして自責が加速し、やっぱり分かって貰えないの絶望が加速する。
 そうならないように自衛手段として、人に認識ないよう部屋に籠るのですから。

 余談ですが、だからこそ大部分が事情を否が応でも知っている家族にしか会わない家の中にこもる一方で、例えば大都会など外に出ても自分に対して無関心を貫いてくれる可能性が大きい地域だと「外こもり」というタイプの当事者もいます。
 外に出ても誰にも何も言われないけど、家の中にいると家族に色々言われるからですね。

 ともかく、そういうわけなので、引きこもりであることのカミングアウトというのは、非常にハードルの高いもの。
 自分が引きこもりになったと受け入れるのもそもそもキツいし、それを乗り越えたとしても周りの目が変わるのが怖くて、そうそう言い出せない。
 だから交流会でお会いした方とかは思い当たる節があると思うのですが、私自身、まだ交流会での自己紹介では「生活習慣が乱れたからHRを目的に入会した」って感じに誤魔化してるんですね。
 やっぱり対面してるときに言ってしまうと、何か否定的な事言われる可能性がどうしてもなくならないし、見る目が変わる瞬間を見てしまうかもしれない。
 だから目を瞑って槍を突き出すように、受け取り手の顔や反応がリアルタイムで見なくて済む自己紹介動画やコラムでカミングアウトするという、チキン戦法を取っているわけです。

 はてさて、実はここまで全部前置きで本題はここから。


 

ハードルはダンチ

 そんな人の目にビビり散らかしている私なんですが、中田さんと話そうと、つまり人前に出ようと試みたわけです。
 そして、そこで引きこもりであることも話した上で色々感謝を伝えたい、というのが中田さんと話したい事なのです。

 何百人がリアルタイムで見ている中で、そしてアーカイブとして永遠に残ることが分かった上でカミングアウトすることが、本来どれだけハードルが高いことか、分かって貰えるでしょうか。
 勿論、その前段階で当事者会(引きこもり当事者や支援者、家族といった関係者だけが集まる会)でカミングアウトしたり、自分が引きこもりであることを前提としたYouTubeチャンネルをやろうとしたりはしています。
 ある程度は引きこもりであることを公表する覚悟は以前から持っています。
 ですが未だにコラムというチキン戦法を取っている通り、リアルタイムに反応が見えてしまう状況のハードルは段違いです。
 理解があること前提な当事者会ならともかく、真っ当な人しかほぼ居ないこのコミュニティーでですよ?
 昨日寝るのが遅くて寝不足なのもあって、ZOOM入る前やお喋りタイムに入る前は緊張で吐き気が止まらなかったですよ。
 元からそういう方向で活動する心積もりはあった。だけど怖いものは怖い。
 それでも、入会から一か月も経たないうちにこの段階まで前に進めた。
 それは何故か。

中田さんの今の優しさで、十分すぎるほど救われている

 今日の記事はこの一文を書くためでしかなく、お喋りタイムで話したい事もこれに尽きます。
 以前の記事でも何度も書いていますが、何度でも書きます。
 それは多分、中田さんに直接伝えられたとしても。
 毎回毎回、始めて私の記事を読むという人がいるだろうから。
 それ以上に、私同様救われている人が絶対に居て、私同様救われたいと思っている人が居るだろうから。
 毎日毎日マッチョなトークを繰り広げながら、でもその度に後ろを振り返って繰り返し「ここにいて大丈夫だよ」と言ってくれていることが。
 そしてそれに賛同する優しい人ばかりなコミュニティーになっていることが。
 たったそれだけのことが、どれだけ救いになっているか。

「もっと自分にむせび泣いている人を助ける事はないのか」

 そんな風に少し悩んだと、中田さんは仰ってました。
 でも本音を言うと、別に直接手を伸ばしてもらうのは、なんというか、結構ですって私は思ってます。
 私は決して立ち止まらず前へ前へ進む姿に勇気を貰いたくて、このPROGRESSに入りました。
 正直中田さんに、へなちょこの気持ちは分かって貰えるとは思っていない。
 論理的に理解しては貰えても、共感されることはない、というかそれは期待していない。
 でもそれで十分なんです。
 毎日のように振り返って目線を合わせてくれて、そして時々歩調を緩めて自身の歩いている道をへなちょこにも歩きやすいように整備する。
 そうやって憧れた根っからのマッチョが、自分達を認めていてくれていることを行動で示し続けてくれているだけで、本当に救われているんです。
 求めているのは前に進み続ける姿に勇気を貰う事、俺なんかの為に来た道を引き返す暇があるなら前に進んでる姿を見せてくれ。

 まぁ、勿論引き返して欲しいと思う人もいるでしょうが、私はそう感じました。
 明らかに特殊で、極端な例ではあるけれど、だからこそより浮き彫りになることもあると思うので。
 少なくとも、一人の引きこもりを一か月でここまで前に進ませているのですから自信を持って、そのまま毎日振り返りつつも前に進み続けて欲しいと私は願います。

……やり過ぎたか(

 うーん、ちょっとこっぱずかしいくらいに賞賛しすぎましたね。
 なんか「あっちゃん全肯定ファン」と思われるのは癪なので最後にツンデレっておこう(何

「憧れはしても、何処まで言ってもマッチョ過ぎて共感は出来ないんだから。勘違いしないでよね!」

 

 いつか、「生きてて楽しい!」と笑顔で言えるように。
 明日もまた、投稿したいと思いますので良かったら是非またお越しください!

執筆者 | 21/09/22 (水) | コラム


63 ビュー
2いいね!
読み込み中...