ラブラブな友人カップルの仲になんとしてもヒビを入れたかった

執筆者 | 21/09/24 (金) | コラム

 
 どうも、Wolxの田畑(たばた)と申します。
 
 数日前、学生時代の友人と久しぶりにZOOMして楽しい時間を過ごしたのですが、そいつが学生時代から交際している女性と(まだ)同棲しているということを聞き、キーボードを叩いています。なので、主張やメッセージはゼロです。読む価値もありません。
 
 大学1年のころからその友人(A氏)とは友達でした。そしてその子の彼女(B子)とも私は友達でした。
最初に私はA氏と友達になり、その後A氏がB子と友達になり、A氏に紹介されてB子と私が友達になったものと記憶しております。
最終的に卒業まで彼らは私の前でイチャつきをやめず、どれだけ自分たちの関係がラブラブなのかを私に対して誇ったのでした。聞いてもないのに。
高校時代の失恋の記憶も消えぬまま大学に入った私にとって、彼らは傷に塩を塗りたくる存在であると同時に、仮想敵(?)として最適な存在でした。
 
最初、3人は仲が良かったんです。同じ授業を取り、夕方に大学が終わったら一緒にご飯を食べに行ったり、一緒に徹夜でレポートを書く、そんなグループでした。
 
でもある時気づいたのです。大体の場合、3人横並びで歩いていたのですが、いつの間にか私が1人前を歩き、後ろで2人が横並びで歩いている。私に声をかけずに2人でご飯に行っている。3人で旅行に行ったかと思えば、「たばたつと同じ帰りの飛行機のチケットがどうしても取れなくて、、、一週間後になっちゃう。先帰ってて!!」と言われる。
 
・・・何かがおかしい
 
2人が交際していることを知ったのは、上述の旅行から帰ってきて、別の友だちから「あいつら付き合ってるらしいよwwww」と言われたときでした。
 
あいつらは「旅行が決まってから付き合いだしたから言いづらかったんだよ」などと供述しましたが、私としては特に驚くこともなく。
 
 それからです。3人の友人関係が”2人と1人”になったのは。
いつものように「メシ行こうぜ」と言ってくるときも、「本当は2人で行こうと思ってたけどたばたつもご飯食べてないっぽいし可愛そうだし誘ってやるか仕方ない」という魂胆が透けて見えるような感じです。
 
一緒にご飯を食べに行っても、研究室や友人宅で3人でいるとき、私の存在が忘れられているかのようにイチャつく奴ら。私は若干のジェラシーとともに憎しみを覚えました。
 
 やがて私は、奴らの仲にヒビを入れてやろうと、彼らが交際を始めてから卒業までの3年半程度、あの手この手で”口”撃をするのでした。
例えば、次の画像のようなもの。
 
 大学内のコワーキングスペース(24時間365日営業なので近くの銭湯でお風呂に入れば泊まれました)で夜中にアタックしたときです。国際関係を学んでいたので、ちょうどそのとき扱っていた第二次大戦前夜の国際情勢の分析を男女関係に当てはめたものです。
 
ここで主張したかったのは、「お前らが抱いてるLOVEは、”相手を好き”だとか”愛する”などというロマンチックなものではなく、ただ”必要”があって、偶然近くに居たから一緒にいるだけなんだぞ。極めてドライな関係なんだぞ」ということでした。
 
これを諭すことで彼らの「目を覚ます」ことに挑戦し、結果的にもっとアツアツにしてしまいました。
 
彼らは理解できなかったのです。なぜ私がこれほどまでに騒いでいるのか。これを分からせるには、WW2前夜の国際情勢はぴったりでした。
 
実際、永井陽之助という国際政治学者(大物)は言いました。「国際情勢の分析は、男女関係の分析をすることでやれると思う」と。
 
左側がカップル(=連合国)、右側が独り身(=枢軸国)としており、前者はカップルがお互いに植民地として利用しあっているから相互依存状態にあり、後者はその植民地を欲していながら手に入ってないので、私のように横槍を入れるのだという状況描写です。まさに戦争前夜です。
 
 また別の機会には、主に彼女側が私に対して、どれだけ自分たちがラブラブなのかを見せつけてきていたので、「そうやって私に対して見せつけることは、そうすることでしか君(B子)から彼(A氏)への愛を確認することができないということではないか。彼の両親の前でもやるのか」と言って怒らせることに成功し、結果的に2人の仲を強固なものにしてしまいました。
 
 3年半、毎日のように奴らの関係にヒビを入れようとしてきたのに、私は何を間違えたのか、奴らの絆はどんどん強固なものになっていきました。
あの3年半は何だったのか、先日のZOOMを機に問いかけずにはいられません。

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