こんにちは。桑原麻利萌です。
今週はアドバイスメンバーやメンバーインタビュー動画などの多くの募集があり、今朝のHRでその結果のお知らせがありましたね。
私は、広報チームサブマネージャーに選んでいただけました。
「PROGRESS MAGAZINE」をnoteで発信していく上で、広報チームとは連携をとっていきたいと思っていました。自分がサブマネになれたら尚更スムーズに連携を取れると考えて立候補しましたので、有難かったです。
今回は、こういった募集の際に私がいつも思うことをお話したいと思います。
挙手する時に大切と思うこと
何かの募集に挙手する時、コンペに応募する時、大切なのは誠実さの説得力だと思っています。
つまり、募集される前に自ら勝手にそれに近いことを、普段からずっとやっているかどうか、です。
そしてそれは、“選ばれたいから”というよりも、“好きだから”やってることであるかどうか、です。
例えば、メンバーインタビュー動画の次の募集を待つよりも先にインタビュー記事を企画して作ってPUBLICに投稿することができます。私はインタビューの募集に挙手しませんでしたが、もし自分がやりたかったら、間違い無く、普段から自分でやっていると思います。
そのように自分にできることや楽しめることを形にしていくと、そこに仲間が集まってきます。すると、何かその活動に近い募集があった時に、「あなたこそがピッタリ」と言ってくれる人が増えます。
私自身、何か新しい役割を担った時、中田さんや村松さんに選ばれたこと以上に、多く人から「安心です」「納得です」と言っていただけたことが本当に嬉しかったです。
何かに選ばれる人は、そうして普段からそれに近いことを楽しんでやっている人が、たまたま名前がある役割になった、という場合が多いです。
HRのアーカイブ補完計画に挙手している人はPROGRESSの歴史への関心が高かったり、自分でデータを追ったりしていますし、普段からビギナーメンバーに声を掛けているメンバーはアドバイスメンバーに選ばれやすくなりますし、私の活動も同様です。広報チームが存在していても無くても、私は外部メディアの発案をしたと思います。
挙手するよりも先に、「あなたこそがピッタリ」と言ってくれる人を増やしていきたいですね。
選ばれた時と選ばれなかった時に大切と思うこと
そして選ばれた時には、応援してくれている人の期待に応えられたり、信用を落とさないように心掛けたいですね。
これは例えば、コンペでも、おしゃべり会でも、HR後や授業後のお話しタイムでも、何であってもそうではないでしょうか。
“選ばれた”ことは地位を得たわけではなく、感謝して期待に応えられるようにしようという姿勢が常に大切です。
アドバイスメンバーとしてビギナー交流会を開いたら、途端に人の話を全然聞かない入会初日のメンバーさんの対応をすることになるかもしれませんし、コンペで選ばれても、前言撤回でそのプロジェクト自体が無くなる場合もあるかもしれませんし、HR後や授業後のお話しタイムでも自分よりも今まさに話したい人がいるかもしれません。
何かに選ばれたことがまるで凄いことかのように振りかざすことは、承認欲求であってもウケ狙いであっても、美しくはありませんし、信用を落とすだけです。
選ばれなかった時も、同様です。
「選ばれなかった」気持ちにのみフォーカスしてツイートやコメントをしている人を、時々見かけます。
本気で取り組んだからこそ膝にずしっと来る感じは、私も覚えがあるので共感します。が、その自分の発信を、周りの人が見た時の気持ちも少し考えても良いのではないかな、とも思います。
例えば、普段私は「何百カットも撮影した中で実際に使われるのは数カット」というのが普通、の仕事をしています。選ばれなくても試行錯誤した経験値は自分の中に積み重なります。
それに、外の世界とは別で、PROGRESSなら、応募した時点で誰かが必ず見てくれています。そして案外、人は結果だけでなくその後の姿勢も見ています。
選ばれたのに信用を落とす人、選ばれなくても普段から信用や実績を積み重ねている人、選ばれなくて不貞腐れる人、褒められたいだけの人、その心理や行動は本人が思うよりも多くの人の目に触れて記憶に刻まれます。
選ばれなかった自分の気持ちにだけフォーカスした発信も、選ばれた栄光にだけフォーカスした発信も、いつでも誰かが見ているということを念頭に置きましょう。
他者目線になると少し冷静になれますね。
選ぶ立場に立った時に感じたこと
PROGRESSでアクティブに活動していくうちに、私は選ぶ側になることも増えました。
昨年の学園祭でファッションショーのモデルさんを選び、今年5月にPGフォト祭りの企画で賞の作品を選び、今年7月にPROGRESSストーリー「混沌を泳ぐ」を執筆した際に、各章・各話のタイトルを、タイトル案コンペに応募された皆さんの案から選んで使わせていただきました。
現在は、CARL VON LINNÉのモデルさんを誰にお願いするかチームで相談したりもしていますし、これからPROGRESS MAGAZINEを始める上で誰のどの発信をどこまで掲載するかを選び続けることになるとも思います。
「混沌を泳ぐ」の目次を初公開した時のコラムにも書きましたが、改めてお話させていただきます。
誰か選ぶことは、誰かを選ばないということでもあります。
これはとっても胸が痛いことです。「選んだ人のお蔭様でより良いものになりそうだ」という気持ちの反面、「選べなかった人を傷つけたくない」とも感じます。
そして、今朝のHRでも「初めて話すのは怖い」とお話あったように、せっかく選んだ相手に全く意に沿わない行動をとられることもありますね。
そう考えると、単に自分が“選ばれた・選ばれなかった”“挙手できた・できなかった”こと以上に、中田さんが“選んでくれている・メンバーと向き合ってくれている”ことに、意識を向けられるかと思います。
何かを選択して意思決定することはとてもエネルギーを削ることなのに、わざわざ“人を選ぶ・人を選ばない”機会をこれほど多く設けて、自身の時間とエネルギーを割きながら、選ばれなかった人への配慮もしながら、いつも私たちメンバーと向き合ってくれていることについて、感謝しかありません。
中田さんへの感謝に限らず、自分を応援してくれている人にも感謝を言葉ではなく姿勢で返せる自分で在りたいと、そんなふうに思います。