「音楽」ってめんどくさい!

執筆者 | 21/03/14 (日) | コラム

音楽はめんどくさい!!
 
こんにちは!
作曲を生業としている
と言います。夫婦で音楽をやっています!作品などは名前からリンクが飛べるのでそちらを確認していただければと思います!

以下「音楽」の部分を趣味や仕事に置き換えて読んで頂けるとと思います。

仕事で起こるいろんな問題に対してメンタルを保つために結構良いなと思っているのが

「音楽はめんどくさいことだらけ」と思うようにすることです。

 
音楽において楽しい瞬間って
曲がイメージ通りになった瞬間や
完成した瞬間
バッチリソロが弾けた時
とまあ、いろいろあると思いますが
そこへ至るまでの道はほぼほぼ「めんどくさい」ことで占められています。
作曲なんて、メロディーができてコードをつけれるようになるまでは
つまらないと思いますし、それを打ち込むためにDAWを覚えたりインストールしたり、、、
とてもじゃないけどめんどくさいことだらけです。
 
 
そこを超えてもデータ納品からよく分からないリテイク
それ必要?っていうデータの要求などなどめんどくさいことだらけですけどきっと仕事ってどんなものでもそういうもので占められているんですよね。

音楽を仕事としてするにしろ、趣味にするにしろ

このめんどくさいことは切り捨てられなくて

それどうなの?って印象を持ったアドバイスでも
結果良くなったなあと感じることもあって
他人のアイディアをめんどくさがらずに試す、ということは
レベルアップには欠かせないものだと思います。

ちょっと極端な例として

B’zのファーストアルバムは1000時間ものスタジオワークを経て作られたそうです。
1日24時間で3ヶ月くらい。
それだけ時間かけても時間が足りなくってファーストアルバムには唯一松本さんが作曲でない曲、稲葉さんが作詞してない曲が収録されてたりします。

これなんでこんなに時間がかかったのかというと1曲に対して膨大なアレンジを試す、手持ちのギターとアンプの組み合わせを全て試すなどとにかく徹底的に実験しながら作ったそうです。

松本さんのギターレコーディングはかなり最近まで24時間ぶっとうしなのは当たり前でとにかく曲に一番合うギターとアンプの組み合わせを試すみたいでとにかく時間がかかる。
 
そして稲葉さんが出してくるアイディアも絶対に否定せずに実際にバンドで音にしてみていいか、悪いかをジャッジしていたそうで
 
ちょっと制作に対する完璧主義具合にびっくりですが
とにかくめんどくさいことをたくさんやってるなあ、という感じです。

トップクリエイターはこういうったちょっと常軌を逸したエピソードがあったりします。

 
 
 
自分の経験で言うと、あれこれ楽器をいじったり、シンセをいじったり音をいじったりは割と「めんどくさい」を伴わずにできるし「何かやってる感」は出るのですが、思い切ってまっさらな状態。
 
絵でいえばキャンバスを真新しいものに変えて
作り直した方が結果良いものになったり、早く仕上がったりすることも多々あります。
 
 
それを感じるポイントは「自分の中のめんどくさい」とちゃんと向き合うこと。
 
ゼロベースに戻す勇気があればクリエイターは1段2段と成長できる、と思っています。
 
めんどくさいけど、明らかに必要なことは大人ならやりますけど(税金とかね)
めんどくさいし、必要かどうかわからないことってどうしても避けがちになりますが
こと音楽に関しては
「音楽はめんどくさいもんだ」と思って
やってみることも大事だと、自分のために書いておきます。

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ここからは蛇足ですが

めんどくさいを超えて「苦痛」のレベルのことはそもそも好きじゃないor向いていない可能性が高いので
他の人に任せるのが良い場合もあると思います。
 
めんどくさいの壁は後で自分を守る盾になります。
だってみんなめんどくさい、でやめちゃうから。

執筆者 | 21/03/14 (日) | コラム


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