【チェコ編】海外のZ世代と日本のZ世代の違い

執筆者 | 21/12/21 (火) | コラム

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こんにちは、好きなお菓子は「じゃがりこ」と「のり塩のポテチ」な桜井リエです。

前回のコラムではカザフスタンとアメリカのZ世代についての記事を書きました。

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【カザフスタン編】海外と日本のZ世代の違い

【アメリカ編】海外と日本のZ世代の違い

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【チェコ:プラハ】

まずチェコは一体どこにあるでしょうか?

はい、ヨーロッパのど真ん中です!

私は2017年秋にプラハにキャンパスがあるアメリカの大学に留学していました。

なぜプラハに留学したのかというと、その立地条件です。

ヨーロッパのど真ん中にあるため、ヨーロッパ中の人々や世界中の観光客が訪れるので、

ロシア語やフランス語、そして英語も日本語も日常的に話せる環境にあったのです。

【Z世代がネイティブより英語が上手な件】

ヨーロッパの中でも特にオランダ人の英語力が突出しているという話はよく聞く話です。

実際に私の同世代のオランダ人もペラペラですし、彼が言うにはもう小学生の頃から学校で日常的に友達や先生と英語で話すんだとか。

彼の場合はオランダでお医者さんになるために医療系の学校を最近卒業したのですが、

オランダだと、医療系の難しい用語を説明するときは、オランダ語で説明するよりも

英語で患者さんに説明したほうが簡単なケースも多いと言っていました。

チェコの場合も、若いチェコ人の学生は非常に英語力が高くて、英語圏(アメリカ)からきた私でも最初は本当に驚きました!

留学してすぐに私は、AISECというカナダのモントリオールに本部を置く海外インターンシップの運営を主幹事業とする世界最大級の学生団体に所属していたのですが、

そこの団体では90%以上が現地のチェコ人学生たちによって運営されていました。

このAISECの団体を通して、大学とは別に私はチェコ人のZ世代と交流をする事ができたのです。

もちろんこの団体で行われるミーティングやプレゼンは9割以上がチェコ人なのに

全て英語!

日本人学生が9割いる団体で英語だけでコミュニケーションをする団体はあるのでしょうか?

(あれば是非教えてください!)

その団体でできたチェコ人の友達に話を聞くと、チェコでは若い世代は比較的に英語が通じるケースが多いけれども、40代以上の世代は英語よりもロシア語の方が分かるそうです。

アメリカではネイティブでもたまに文法を間違える人がいて、(現地にいた時はネイティブでも間違えるなんて意外!と思ってました)

オランダ人やチェコ人は本当にきれいな英語を話す人が多かったです。

【ヴィーガンフレンドリー】

プラハにはヴィーガンレストランが非常に多くて、ヴィーガン用のスーパーも多いので

ヴィーガンになりたい人が非常に継続しやすい環境なのです。

ヴィーガンだけでなく、フレキシタリアンも多いです。

フレキシタリアンとは: 緩やかな菜食主義者◇普段は菜食主義だが、ときには肉類を食べる。

2020年12月のこの記事では、

「”肉や乳製品に代わるものとして、植物由来の製品が人気を集めている “という傾向は、この地域でも見受けられます。例えば、Happy Cowのランキングでは、プラハもワルシャワも世界で最もヴィーガンに優しい都市の上位に入っています」」

とオランダ王国ワルシャワ大使館の農業参事官、キャロリアン・スパーン氏は言っています。

さらに同記事では、チェコ・ビーガン協会会長のマーティン・ラニンガーが以下のように述べています。

「ここ4、5年の間に、文字通り植物性食品のブームがきています。ビーガンやフレキシタリアニズムは、食品業界の技術革新のおかげで、より簡単に、より身近になりました。」

また植物由来のサプリメント会社Mintは、ベジタリアン料理アプリHappycowのデータを調べ、ヨーロッパ各国の人口規模と比較して、ヴィーガンやベジタリアンレストランがどれだけあるかを比較したところ、

チェコはポルトガル、アイスランドに次いで3位で、国内のベジタリアンレストランは232軒、人口100万人あたり約21.6軒となっています。

(データ参照: https://www.expats.cz/czech-news/article/survey-czech-republic-among-the-most-vegan-and-veggie-friendly-in-europe)

大学でもヴィーガンレストランが大学の真横にあることがきっかけで

「ヴィーガンを始めてみよう」と思うきっかけになることが多くて

何人もヴィーガンに挑戦した友達を知っています。

実は私自身も同じ理由でヴィーガンに挑戦しました。

3ヶ月程しかできなかったのですが、その間に

・なぜヴィーガンになる必要があるのか

・ヴィーガンがなぜ環境問題に関心があるのか

・どうして体にとってヴィーガンになることが良いことなのか

徹底的にリサーチする事ができました。

実際ヴィーガンに挑戦してみて、

・どれだけ自分は毎日ゴミを排出しているのか

・どれだけ毎日水を消費しているのか

・なぜスーパーでお肉が販売される必要があるのか

・肉製品を食べることによってどれだけの害が体にもたらされるのか

・日常的などのような行動が環境破壊に繋がるのか

この様な疑問が生まれ、それらの疑問に対して自分で文献などをリサーチし、学習する様になりました。

チェコのヴィーガンレストランでは、ヴィーガンフードがいかに環境に優しいかという広告も多かったのを覚えています。

この様に

・ヴィーガンレストランが多いこと

・ヴィーガンに挑戦する人が多いこと

・ヴィーガン×環境問題に関する広告が多いこと

・ヴィーガンが多いこと

この様な環境があることから、チェコのZ世代ではヴィーガンである人の遭遇率も高いし、

日常的に彼らも環境問題に関する話題も多かったのです。

AISECに所属していた時は、特におすすめのヴィーガンレストランをお互いに教え合ったりすることで、

自然と環境問題に対する意見を交換し合う事ができて、とっても刺激的でした!

【最後に】

チェコ編はいかがでしたでしょうか?

これまでカザフスタン・アメリカを紹介してきましたが、伝えたいことが多すぎて

私が紹介したお話は私が経験した1000万分の1にすぎないくらいの話です。

実際にその国に行って、住んでみることで分かることが多いのですが、チェコでは

AISECのZ世代と交流することで現地事情をより深く知る事ができてとっても学びが深い経験になったと思います。

次のこのコラムシリーズでは「フランス編」をご紹介したいと思っていますので、

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執筆者 | 21/12/21 (火) | コラム


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