「フランス留学を経験して気づいたこと#1」

執筆者 | 21/12/23 (木) | コラム

 皆様こんにちは。

 2021年11月入会の増岡美玖です。

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 プログレスでは、現在HRを聞くことを習慣にしています。部活は、PG映画部、PGワイン部、PGビジネス研究部、PG国際ラウンジなどに所属しています。

 現在関東の大学に通っており、専攻は外国語学部フランス語学科です。

 私は、高校2年生の時にフランスへ10カ月間の長期留学に行きました。当時の留学経験を通して、自分の価値観が変わり、視野がぐんと広がりました。

 このような貴重な経験ができたのも、全ては両親のおかげです。自分がしたいことをさせてくれて全力で応援してくれた両親には感謝しかありません。

 「ママ、パパ、ありがとう!!!」

 留学をした当時からすでに5年ほど経っています。しかしながら、当時感じたことは今でも頭に鮮明に残っているんですよね。(記憶とは不思議なものだ・・・)

 ということで今回は、当時の私が留学先で衝撃を受けたことを一つ紹介しますね。

 楽しんで読んでいただける幸いです。

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 <人の時間を尊重する文化 >

 これはホストファミリーとスーパーに買い物に出かけた時の出来事です。

 買うものをカートに入れてレジに並んだのですが、前のお客さんが店員さんとお話ししていました。そこで私はホストファザーにこう聞いたんです。

 「後ろ並んでいるってわかっているのに、前の人がお話ししている状況嫌じゃないの?」 

 すると、ホストファザーはこう答えました。

 「レジの時間はその人の時間だから、邪魔しちゃいけないんだよ。」と。

 その時私は感動しました。

 私だけが感じていることなのかもしれませんが、日本のスーパーでのレジでは、お客様は他の人のことを考えて常に行動し、店員さんはお客様を待たせないようにすることが大切にされているような気がします。まるで店員さんがロボットのように…。

 言葉で表現するのは難しいのですが、他人への気配り方が日本とフランスでは異なるような気がするんです。

 フランスでは、どちらかというと相手の時間を尊重する傾向があるため、店員さんとお客様の中にも時間的ゆとりができ、会話が発生するのかなと。

 私のホストファザーが心の優しいお方だったから、というのも関係しているかもしれませんが、いずれにせよ、フランスではレジの時に会話があったのです。

 その会話も業務的な内容でなく、「その服いいね!」「今日これからどこ行くの?」「このパンおいしいよね!」などのカジュアルな会話。

 また、最後には、「Bonne journée!(よい1日を!)」 「 Vous aussi!(あなたもね!)」といった挨拶があります。

 ほんとこの文化はすてきだなと思いました。心が温かくなりますよね。

 コロナ渦で、人との距離が遠くなり、以前よりも孤独を感じやすくなっています。

 このような状況だからこそ、スーパーなど身近な環境で人と会話ができれば、それは結果的に心の健康にもつながるのではないかな、と思いました。

 日本でこれを急に取り入れることは難しいです、きっと。

 ですので、0か100かの話ではなく、個々が少しずつ取り入れていけばもっとみんながハッピーに生きていけるのではないかなと考えます。

 私は、その経験以来、出会った人の良い所を見つけて伝えるようにしています。

 一回の言葉のキャッチボールができれば会話だよね、と言い聞かせて(笑)

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 今後留学先での出来事、帰国後に思ったことなどを執筆していきたいと考えてます。

 最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 増岡美玖


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