クラス企画案:心地よいNFTの学びの場を共有する

執筆者 | 22/01/30 (日) | コラム

’21/8 入会のもんもんです。
かよぴーさんのアイデア「折り紙をデジタル化&NFTにする」に触発されて、自分でもNFTを作成・出品して見た上で、それをどうクラス企画に昇華させるかを考えたのでここに共有いたします。自腹で1.5万円使って検証してみたというマッチョな内容になってます。

クラス企画案

あくまで「心地よい学びの場を共有する」範囲で、NFTの所持、交換に必要なインフラを整える。

具体的にやることは?

アカウントを作る

PGメンバー一人一人がNFTを扱うのに必要なのは以下の3つです。

暗号資産取引所
例:CoinCheck
仮想通貨ウォレット
例:MetaMask
NFTプラットフォーム
例:OpenSea

送金、連携の設定をする

今回の企画のために、自分がやってみたのは以下です。

CoinCheckからMetaMaskへ送金する。
OpenSeaとMetaMaskを紐づける。

これで、OpenSeaからMetaMaskの資産を使うことができるようになります。

あっちゃんからNFTを受け取る

クラス企画のゴールとは別に、メンバーがアカウント作成まで実施する動機付けとして、あっちゃん(もしくはPG運営の持つアカウント)から、「設定完了おめでとう」というメッセージのみを含むNFTを受け取る。
※数年後、ものすごい価値が出るかも?

期待する結果

企画で盛り上がった後は、PGメンバー一人一人のNFTリテラシーが残る。それにより、プログレスメンバー同士が日常的にNFTを交換しあう未来が近づく。
例:配信への出演の感謝や挨拶、作品やHRまとめ(内容は所持者のみ非公開に設定できる)をNFT化して交換する、PG内の作品を、ダイレクトに世界に売るなど

クラスごとに何をするか?

クラスごとの得意に合わせて、以下のようなNFTのインフラ整備に関わる活動をKPIとし、配信やつぶやきでアピールする。

ウォルクス
勉強会、相談会の開催数、出席者数。

フラーシア
アカウント作成を応援された人数。応援されたと感じた人の数

ラグナリオ
アカウント作成した人を紹介

アリスカーナ
NFTに出品できそうな作品を作成

TV配信のコメントやTwitterのつぶやきを収集して集計する手段はあります。

集計などせず、もっと単純にするなら以下のように数値で競う。

A.クラスごとの総アカウント数
B.クラスごとのアカウント保持者比率(アカウント数/メンバー数)

アカウント数を競うのは単純ですが、これだと人数が多いクラスが勝ってしまうので、平等にするためクラスごとの所持比率を競う。ロデリックランダムの時のIntroductionとTwitterアカウントのように、google formでFacebookアカウントとNFTアカウントを収集し紐づけることで、管理も集計もできる。

課題

・NFTのインフラ整備をやりたくない人、出来ない人のケア
 クレカ、銀行口座、未成年のためアカウント解説できないなど

例えばクラス内でチームを作り、アカウントは代表で一人でOKとするなど。

・一人一人に最低限でも千円程度(ETHの相場次第)のお金がかかる
 以下、自分が今日やってみた費用をまとめた。自分の調べた範囲では、日本在住の場合の口座開設、NFTの作成(出品除く)、送付は無料※1でできるが、暗号通貨の購入、送金、NFTの出品にはお金がかかる。

※1 NFTのブロックチェーン方式にイーサリウムではなくPolygonを使用すると手数料なしでNFTの送付ができる模様。ただタイミングによっては有料という記事もある。

無料でできること
 アカウント開設
  NFTの作成
  NFTの送付(通貨がPolygonの場合)

有料でできること
 毎回かかる費用
  取引所アカウントからウォレットに送金
  NFTの送付(通貨がイーサリアムの場合)
 初回のみかかる費用(任意)
  account initialization fee(アカウント初期化費用)

案作成のためにやってみたこと

・CoinCheck
 ・アカウント作成
 ・イーサリアム(ETH)購入 ( 0.08 ETH 2.5万円 ) 

・MetaMask
 ・Google Chrome拡張機能のインストール
 ・アカウント作成
 ・CoinCheckからETH送金 ( 0.08 ETH , 0.005
  
・OpenSea
 ・MetaMaskのアカウントと紐づけ
 ・NFT作成
 ・アカウント初期化費用 $114 (ETH0.04)
  
 ・NFT出品
  ・リンク

NFT作成してみての自分なりの理解

NFTとは以下をひとまとまりにしたものであり、これらの情報次第で何だって売り物になる。例えば自分の子供の最初の鳴き声とかでも。

・表紙
 ・静止画、動画、3Dモデル…
・説明
 ・文字(1000文字)
・属性
 ・レベル(★)
 ・数値
・隠し情報
 ・文字。所有者のみ見れる情報
・価格
 ・出品時に自由に決められる
・数量
 ・任意
・ブロックチェーン
 ・唯一性を担保するもの

例:手塚プロダクション発行のNFT

表紙
ブロックチェーン
説明(一部抜粋)
 手塚プロダクション公認のデジタルアートNFT
 ・本NFTの対象は画像データです。
 ・本NFTの購入により、購入者は、画像データのURL等の情報が掲載されたブロックチェーン上のトークンを利用、処分する権利が認められますが、著作権や商標権その他の知的財産権を取得することはありません。
数量 1
価格
 ・9999.9999 ETH (2022/1/30 約26億円)

案:「設定完了おめでとう」のNFT

・表紙
 ・PROGRESSのアイコン
・説明
 ・PROGRESSの企画である旨を記載(実施時期やクラス企画であることなど)
・隠し情報
 ・あっちゃんからのメッセージ(単に「おめでとう」だけでも良い)
・価格
 ・つけない
・数量
 ・5000
・ブロックチェーン
 ・Polygon

まとめ

形のないNFTだが、自分で作ってみて実体験でどういうものか理解ができた。PGメンバー全員がもしこうしたNFTのアカウントを所持しリテラシーを身に着けていれば、今後のクラス企画のみならず、PROGRESSの運営自身を時代の最先端に推し進める強力な手段になりえると感じた。

こうした最新の技術を日常的に、当たり前に使うことで、思いもよらないアイデアの源泉になると確信しました。

執筆者 | 22/01/30 (日) | コラム


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