防災対策と共に考えたいこと

執筆者 | 22/03/08 (火) | コラム

みなさん、こんにちは。
2021年6月入会の藤井 モニカです。
 
さてコラムでは見かけない人だなという印象があると思います。
実は何か月も前から書こうとしていました?
福田萌さんのママズサロンで昨年9月に防災月間だという事で参加させて頂いた事がきっかけでコラムを書こうと思いました。
 
書くまでの間に私の市でも大きめの地震があったりトンガの災害の時には津波もきました。
 
最近では、はるるさんの支援だったり
 
「みんなで防災意識たかめ隊」という配信もあったり
 
PGのみなさんも意識が高くなってるかと思います。
私の母は視覚障がい者で災害時要配慮者リストにも入っています。
 
他の配信にもまとめていますので是非ご覧ください。
 
 
 

ご近所さんコミュニティ作ってますか?

 
突然ですがみなさん、ご近所さんコミュニティを作ってますか?
私はご近所さんの家族構成など生活環境をわりとしっかりめに知っています。
 
逆に、ご近所さんも私の家の事情を知っています。
隣家は防災士で副区長の80代のおじいさんと足腰が不自由な80代のおばあさん、50代の息子さんがおられます。反対側は空き家です。
お向かいさんは若い男性がおられます。
 
会えば挨拶したり立ち話したり。
班長をこの3月から1年間するのもあり、災害の時に手を差し出せれるようにと考えるからです。
我が家には施設に預けるまでは高齢者の祖母もいましたし、癌サバイバーであり網膜色素変性症という視覚障がい者である母もいます。
私自身も手を貸して欲しいと思っている側なんです。
そのためか、過去に住んでいた新宿区・台東区・市川市・ソウル市でもご近所さんとのコミュニティができていました。
是非とも、みなさんにもご近所さんコミュニティを作って欲しいと考えています。
 
 

身近な人で想像して欲しい

 
 
PROGRESSメンバーで「やのラジオ」やラウンジでの「やの地蔵ひろば」でもご活躍されている矢野康弘さんを例にあげます。
 
矢野さんのご病気を知らない方はこちら↓
https://twitter.com/PROGRESSyano_y
 
夜に災害が起きて、自宅が危ない場合、奥様と対策をしたうえで夜に避難できるかも知れません。
ですが、必ず朝はやってきます。
光がダメな矢野さんには地獄の始まりです。
(どの時間でも電気がついていると矢野さんには地獄です。)
災害時要配慮者リストに登録していても自分から役所に連絡しなくてはいけませんし、役所がダメージを受けていたら機能しません。
 
避難所のコミュニティで、矢野さんのご病気を理解している人が対策を講じてくれるまでを考えるとゾッとしませんか?
むしろしてくれないかも知れません。
そうなると本来危険なご自宅が一番良いという事になりますよね?
場合が場合なら矢野家は孤立してしまいます。
 
 

PROGRESS的ご近所コミュニティ

 
 
私たちはPROGRESSで知り合って、災害時にお互いを心配し合えますが、オンラインでの繋がりなので、直接手を差し出せる事は難しいです。
まずはPROGRESS内のご近所さんと助け合える環境づくりからはじめませんか?
その先にリアルご近所さんと助け合える環境を作りませんか?
 
「そんな!近所の人との繋がりなんて面倒だしコロナ禍なんで無理です!」
 
大きな災害はすぐ近くに潜んでいますし毎年台風はやってきます。
ちなみに祖母は台風の避難時に転倒し、そのまま入院→施設の流れになりました。
入院10日後に母の喉頭癌が分かって余命2ヶ月と言われました。
(今は元気にPGメンバーです✨)
あの時、ご近所コミュニティにどんなに助けられたか私は忘れられません。
未だにモニカちゃん大丈夫?と声を掛けられて心が楽になります。
 
近所にどんな人がいるのか、お互いに知り合えるという事が、何かがあった時の助けになります。
防災対策と共に、ご近所コミュニティを考えてみませんか?
 
 

終わりに

 
 
3月11日で東日本大震災から11年になります。
障がい者 震災
と調べて見て印象的なものがありました。
27年前の阪神・淡路大震災で助かった障がい者の方は家族・親戚と【ご近所さん】に助けられた。
 
というものと
 
東日本大震災では陸前高田・気仙沼・仙台を除く3県27市町村の全体人口に対する死亡率が全体で1.03%に対して、障がい者人口に対する死亡率が2.06%と全体の2倍だった。
 
というものです。
あくまで【障がい者人口】なので災害時要配慮者に含まれる
 
病人 怪我人 高齢者 妊婦 子ども 外国の方 観光客
 
は含まれていません。
忘れがちですが旅行先での被災もあるのです。
東日本大震災の時にはドイツからの旅行客が津波にのまれた際に何人もの日本人から手を差し伸べられ無事に助けられました。
 
自分の命が最優先ではありますが「状況と心の余裕があったら手を差し伸べられる」そんな人に私はなりたいと思っています。
 
読んで頂きありがとうございました?

執筆者 | 22/03/08 (火) | コラム


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