こんにちは。
2020年5月入会アリスカーナクラスの柴田カロリーネです。
初の投稿になりますが、33歳、結婚8周年を目の前に夫婦を卒業することなった話を書こうと思う。
このコラムはわたしの頭の整理のために書いてるようなもので、役に立つとかじゃないかもしれない。
しかも、わたしの視界からみたわたしの経験でしかなく、すべての人に当てはまらないと思うし、むしろわたしにしか当てはまらないかもしれない。
ただ、こういう個人的な悩みってなかなかどこでも聞けないし、過去に悩んでいたわたしは、こういう経験をした人の話を聞きたかったし、知りたかった。
だから、思いっきって書くことにした。そして、先に言っておくと、ちょっと長くなるかもしれませんw
3年前に離婚できなかった理由
3年半前に一度かなり大きな離婚の危機に直面した。あのときは、正直、いろんなものが重なって今振り返っても人生のどん底があるとしたら、間違いなくそこにいたw
そんな中の離婚の危機。
詳しいことは今回省くけど、まぁ昼ドラ並みのひどい修羅場を乗り越え、結論、離婚せずに、もう一度夫婦として頑張ろうとなった。
そして、このどん底がきっかけとなって、わたしたち夫婦はもう一度向き合うことで、お互いへの尊重を取り戻せることができて、立て直すことができた。
初めて、ちゃんと夫婦になった気がした。
ただ、一方では本当はずっと悩んでいる自分がいて、その自分にずっと蓋をしていた。
一度彼と歩まない人生になるかもしれないことをリアルに実感できたことによって、何かがある時とか、ふっとした時に、頭の片隅には夫婦として歩むべきか、別れるべきかという疑問がずっと消えることがなかった。
夫婦って一生一緒にいると思ってたし、そんな中途半端な気持ちで結婚したんじゃない。簡単に別れるべきではないと思ってた。
何があってもその人と一緒に生きる覚悟。
それが結婚であると信じてきて、夫婦になった以上、歩む寄る努力すべき!という考えから、自分にはまだやれてないやるべきことがあると思った。
3年半前に離婚しなかった理由がまさにこれ。
わたしにとって離婚って簡単に決断できるものじゃない。周りにも色々言われたけど、本当に決断できなかった。
わたしは被害者ではなかった
今も、どうせ別れるならあの時別れたらよかったのにとも言われたけど、ただ、あの時に別れていたらいろんなことに気づけなかったと思う。
以前、わたしはこれだけ頑張ってるのになぜそんなこと言われるの⁈なぜそんな酷いことするの⁈って被害者ぶってたし、離婚しそうになったきっかけも、客観的にみたら、確かに彼が悪い。
すべて彼が絶対に悪いとそう思っていたけど、完全な被害者は絶対にいないのだ。
わたしは、全然被害者じゃなかったw
というか、むしろ、加害者だった。
一度愛し愛された人が敵になることがあるのか、思っていたけど、敵として見て、敵を作り上げたのはわたしだった。
この3年間を通して、わたしはどれだけ彼に我慢させて自分の正義を押しつけて、勝手な期待をして彼を変えようとしていたことに気づいた。
そりゃうまくいかないわけだ。
別に自分を責めているのではない。
ただ、夫婦がうまくいかないときは1人だけが悪いということはなくて必ず鏡みたいになってるんだと思う。
わたしは、妻として人としてとても未熟でした。
そう思うようになったエピゾードとか、本当はそれも書いたほうがいいかもしれないけど、長くなるし、なんかこれといったエピゾードがあるというより、生活の中の小さなことの中にあって、言語化が難しい。
ちょっとした思いやり、一言が足りないとか、一言が余計だったりとか、最初できていた相手への配慮がどんどんできなくなっていって、少しずつすれ違っていったのがよくわかった。
逆に生活の中で、その小さな選択を少し変えるだけで、人との関係は簡単に変わるものだってわかった。
夫婦でも違う人間で、相手は自分と同じように考えない。100%分かり合えることなんて不可能ということにやっと気づいた。お互いにね。
でも不思議なことに彼と一緒にいて、交際期間を含めると10年経つのに、やっとちょっとだけ彼を理解できたように思えた。
それに気づくことができただけでこの3年半は本当に大切な時間だった。
「夫婦をお休みします」宣言からの卒業
ただそれでも、頭の片隅には、結婚が正解なんだろうか?という悩みは消えることはなくて、今回はちょっとした出来事がきっかけではあったけど、これ以上悩んでも、永遠と悩み続けるだろうと思ったから思いっきり別居をすることにした。
以前、「夫婦をお休みします」というタイトルでnoteを書いたことがある。下のリンクがその記事。
離れて暮らしてみて、自分がどう感じるか知りたかった。
一緒にいたいか別れるかはそのときから決めるで遅くない。
そう思って、別居したが、何度も何度もあれだけ悩んでたのに意外とあっさり卒業へ至った。笑
自分でも信じられないぐらいあっさりと。
今となっては、何を守ろうとしていなのか。
もしかしたら、彼と一緒に生きると決めた過去の自分を守りたかったと思う。
でも、やっぱり3年前に別れていたらわたしは彼を憎んだまま元旦那の悪口を言うような悲しい女になっていただろう。
そして、1人の男を幸せにできなかった自分をずっと責めていたと思う。だから、本当にベストな選択だったと思っている。
ここで、あらためて感じるのは何かを手放すのは本当に難しい。
ただ、手放せないのはその先が未知で怖いからだけで一歩踏み出すと未知が未知じゃなくなって必ず次の道がみえてくる。
実際に別居してみて、1ヶ月経った頃に別れることを決心できたが(はやいw)
踏み出してみたら、やっぱりちゃんと道はあった。
まぁ、本当の夫婦になれた気がしたって書いたけど、正確に言えば、この3年間で信頼関係を深めて親友になれたけど、やっぱり夫婦にもどることができなかったんだと思う。
いってみれば、それだけの話。
今もLINEしたりたまにご飯食べにいくし、彼はきっとこれからもずっと大切な人になると思う。
夫婦という縛りがとけたことでわたしも彼も幸せそう。
1番大切で1番心地よいものが実は1番執着しやすいものだったりする。
わたしが執着していたのは、夫婦という肩書きだったかもしれない。
執着って少しずつ毒になっていく。彼とは、夫婦じゃなくても大切に思う気持ちは変わらないし、彼も同じ気持ちなのがわかる。
だから、わたしは「離婚」ではなく、「卒業」という言葉を使う。
わたしと彼は夫婦という関係を卒業して、新しい関係になっただけ。
離婚するかしないかは、本当に紙一重。どっちでもいいというか、こればっかり正解はない。
彼と夫婦として一緒にいる未来を選んでいたら、きっと幸せだったとも思うし、やっぱり結婚っていいものだと思ったし、彼と結婚して本当によかった。
小さな選択の連続である毎日に何を選ぶかはそこまで大事じゃなくて自分の選んだほうを正解にすることが1番大切で、だから、わたしは自分が選んだ道を正解にしていこうと思う。
最後まで読んでくれて本当にありがとうございました。
Karo