安田さんと兵長のコラム読んでたら新婚時代を思い出した

執筆者 | 21/03/22 (月) | コラム

おはようございます?201911月入会、ラグナリオクラスの田村明彦です。ありがたい事に沢山のPGメンバーが髪をやりに来てくれて喜んでるフリーランスの美容師です。

教育事業、ITベンチャー、美容商社の経営者も兼務してます。

さて、今回はTwitterやコラムでも賛否両論でて盛り上がってる兵長のラーメン店起業について書かれたコラムを読んで感じた事。

どの視点も、なるほどなぁと、僕自身が持ち合わせて無い視点や発想があったり、共感できるとこがあったり

そのまま他のコラム読んでても世の中のニュース見てるより、よっぽど学びもあって面白い。

やすださんの自称お節介コラムと、兵長の同日アップされたコラムを皆藤さんが比較ツイートしてたりして、双方読み比べると、また読みごたえと受け止め方が変わってきたり。

やすださんのコラムを読んだ時、僕自身の新婚時代を思い出した。

ちょっと胸が締めつけられました( ˊ̱˂˃ˋ̱ )

*いい意味だからね?

17年前

僕は大阪に本店がある美容室の、関東初出店の立ち上げ店長として上京した。仲間もいないお客さんもいない、0スタート。お店は会社が作ってくれたが、現場のオペレーションは基本的に全て僕が担当した。

スタッフ採用から教育、プロモーションに至るまで。この頃から僕の中で休日という概念が消えてなくなった。

会社に雇われてた状態で言われるがまま、そして期待以上の結果を求められていた。

その結果、僕の生き方は活動、時々の休息、睡眠、この3択になった。

軌道に乗せるまで休めない、という覚悟はしていたが、当時25歳の僕には中々はげしいもんだった。

そんな状況下だったが、僕のライフプランの中に50歳までに子育てを終わらせたいというのがあった。仕事漬けの日々だったが、それを諦める気もなかった。

“2兎を追う者は1兎をも得ずという言葉もあるが、個人的には、“5兎を追えば13兎は得れる、上手くいけば5兎も得れると思っている。

当時の僕がイメージしてたミッションは

1.大阪時代の給与水準に戻すため急ぎ結果を出す( 美容師は基本歩合制、大した保証は無い、上京当時は顧客0なので歩合給¥0、会社都合転勤にも関わらずエグい条件だwww )

2.お店を上昇軌道に乗せる

3.結婚相手見つける

4.結婚する

5.子供作る

・上京して半年で1をクリア

3ヶ月後(上京9ヶ月)3をクリア

・約半年後(上京15ヶ月)4をクリア新婚

・翌月(上京16ヶ月)5をクリア

・子育て真っ只中の頃(息子2歳くらいだったと記憶)2をクリア。

(ここまで約40ヶ月、すでに新婚期間終了、、、)

その後、上京5(60ヶ月)に渋谷から南青山の店舗へ、50坪店舗から100坪店舗に拡大移転へと導いた。

今で言うブラック労働(休日は月2:14時間労働がベースだった…)の中、新婚生活を送って、子を授かる激動の日々だったわけです。

家庭と仕事のバランスが取れてなかったので当然、家庭には激しい波風がたったし妻や幼い息子にも苦労をかけた。

新婚の甘い時間なんて無かったと思う。旅行も国内の1泊か2泊程度の旅行が限界だった。

いつも来年こそ、ゆっくり海外旅行に!とか言うてた。笑

新婚旅行なんて熱海の温泉旅館で、せめてもの贅沢にと、露天風呂付きの部屋に泊まった。それが精一杯だった。

しかし、さいわい新婚のテンション。何やってても楽しかった。

時系列でお気づきの方もいるかもしれませんが、僕は出会って半年後には入籍してる状態なので、お付き合いホヤホヤ期&新婚ホヤホヤ期を同時に迎えている。

そしてその盛り上がり期こそ、僕は今までの人生で劇的に忙しかった。あんな労働集約で働くのは、もうゴメンだ。

我が家の場合、新婚で気持ちが盛り上がってたからこそ、乗り越えられた苦境だとも思っている。

あわせて妻の忍耐強さと寛容な心があったからだろう。頭が上がらない。

いっぱい泣かせ泣かされ、逃げたり逃げられかけたり、蒸発してくれていいよ、と懇願された事もあった。

そんな新婚〜結婚4年くらいまでの出来事でした。(その後、娘の誕生、そして起業の際にもスッたもんだアリ大変だったが、長くなるのでまた気が向いたら…)

甘い時間こそ無かったものの、あの激動の時間は私達夫婦の絆をより強固にしたのは間違いない。

僕が伸び伸び仕事できるのも、妻を筆頭に家族のおかげだ。

結婚を考えた時から、6のミッションとして

家庭と仕事のバランスを取る

を入れておくべきだった

その視点が欠けていた事、深く反省している。

なのでこれから起業する兵長には、仕事とけーちゃんとの新婚時間や家庭のバランスを取る為に、どういう事業計画を組むのがベストか、僕の経験から継続的に伝える所存だ。もちろんけーちゃんにも。

事業計画というと仕事の計画と捉えられがちだが、個人的には人生計画と捉えた方が腑に落ちる。

その上で、おふたりが協議を重ね、選択し進んでいけばいい。

仕事と家庭、双方が勝手に進めてると、気づいた時には手遅れになる事もある様に思う。お互いの進捗は常に共有し、役割分担を決めるコミュニケーションを最低でも月1回は時間を取る事をオススメしたい。

仕事と家庭は、どっちも大事。別次元の項目なので比べられない。

比べられない項目ゆえに、バランスを取る事はできる。

複数の女性を妻にする事はできないが、妻とペットをバランスよく愛でる事は可能だ。逆もしかり。

時に喧嘩しながらでも、おふたりの適切なバランスを見出して頂きたいと心から願っております。

人生は、切り分けられない多項目が並行して進行するビッグプロジェクト。

向き合う事をやめない限り、着地点は必ず見つかる。

追伸

僕にとって、せめてもの救いとなった出来事

20194(ついこないだw)

妻の弟がハワイで結婚式をしてくれたので、家族みんなでハワイ旅行ができた。

これはチャンスだと、今までやった事のない家族写真撮影をすべく、現地のウエディングカメラマンを1ヶ月前くらいから予約し、

到着してすぐビーチ、街中、公園など色んなシチュエーションで撮影してもらって形ある良き思い出が作れた。(DVD、データにしてもらえて$500くらい。クオリティ的に激安でオススメ)

親族からは、あんた達が結婚するわけでもないのに何やってんの?笑

と茶化された。そりゃそうだ。笑

とはいえ帰国の際、妻から頂いた言葉は

この旅行が新婚旅行だね。

数分、ハワイの空を見上げたよねぇ

(別に泣いてないよ!)

結婚13年目にして頂いた最幸の言葉だったのは言うまでもない・:*+.(( °ω° ))/.:+

個人的には、雇われ勤めてた頃は会社の駒として操られ、自分で自分の生活をコントロールできなかった。

起業した事で、もちろん苦しい事もあるが、家族との失われた尊い時間を取り戻す事ができている。

現在結婚16年目

まだまだ道半ば。何が起きるか誰にも分からない。

きっとこれからも、新たな展開へ向かう

執筆者 | 21/03/22 (月) | コラム


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