発達障害と僕

執筆者 | 22/10/31 (月) | コラム

こんにちは
B4組に所属させていただいている玉城あれんと申します。
 
本日(10/31)のHRで、とある特性を持っている方とどう向き合えばいいのか中田さんが苦悩している様子だったので、差し出がましいとは思いつつコラムを久し振りに書かせていただきます。
 
というのも、僕は小学生の頃にADHDの診断を受けていました。
そしてそれを知ったのが時が流れ30歳の夏、つまり約2か月前。
なので僕にとっては超タイムリーな話題なのです。
 
ちなみに今は恐らくADHDの定義からは外れています。大人になってから医療機関で診断してもらったわけではないので確実なことは分かりませんが、その特性によって過度な生きづらさを感じることも特にありません。
 
 
さて、今回はタイトルにもある通り発達障害についての僕なりの向き合い方についてですが、僕は専門家ではないのであくまでも一意見としてお聞きいただきたいということと、
このコラムでは『障害』というワードが度々出ますがそれは円滑な社会生活を送るうえでの障害(弊害、もしくはハードル)という意図での発言で、差別的な意識を持った発言ではないことをご理解いただけますと幸いです。
 
 
 
発達障害は大きく分けて以下の三つに分かれます。
・ADHD(注意欠如・多動性障害)
・ASD(自閉スペクトラム症・アスペルガー)
・LD(学習障害)
 
更に似たものだとパーソナリティー障害というものがあり、米国精神医学会によると以下の10種類に分類されます。
・反社会性パーソナリティ障害
・回避性パーソナリティ障害
・境界性パーソナリティ障害
・依存性パーソナリティ障害
・演技性パーソナリティ障害
・自己愛性パーソナリティ障害
・強迫性パーソナリティ障害
・妄想性パーソナリティ障害
・シゾイドパーソナリティ障害
・統合失調型パーソナリティ障害
 
また上記のもの以外にも、人の特性を分類する様々な病気、障害、症候群があります。
 
 
ただ知っておいていただきたいのは「大なり小なり誰でも当てはまるものである」ということです。
 
本日のHRでは嘘をつく特性の話がありましたが、今まで一度も嘘をついたことがなく生きてきた人はいません。
またADHDの特徴の一例として「与えられた課題の途中で、別のことに手を出してしまう」「文具など失くし物や落し物が多い。課題をやり忘れることがよくある」というものがありますがこれも誰にでも経験があることなのではないでしょうか。
 
 
発達障害か否かを分けるポイントは本人または周りの人がそれを『生きづらさ』『社会生活を送るうえでの障害』と感じるかどうかなのです。
ここまでが、「発達障害を理解しましょう」というお話でした。
とはいえ、現実はこんなに簡単なお話ではありません。
 
僕もADHDというものは知っていましたが、母親から「あなた小学生の頃にADHDの診断されたわよ」と言われた時は頭を殴られたような衝撃でした。
僕は確かに自分が過去にADHDだったことを知って気が楽になりましたが、それも万人がそうするべきだったというわけではなく、人の数だけの正解があります。
 
あまりそれを知らない人が「病気扱いするな」という感情になってしまうのももっともですし、
「生きづらさを感じているなりに一生懸命普通の人として振舞っているのだから、余計なことをするな」と僕自身言われたこともあります。
 
 
「相手がどうしてほしいか」と「どうすることが相手のためになるのか」は時として相反してしまうこともあります。
『良薬は口に苦し』というように、「求めてもいないアドバイス」と相手に拒否されてしまう可能性もあります。
そこで悪者になってでも相手のために相手を注意するのか、相手の感情に寄り添い余計なことは言わないのか、はたまたその中間の選択肢を取るのか、
無数の選択肢があるなかで、しっかりと考えて、自分の幸せと相手の幸せの最大公約数を見つけていく事が
『人と向き合うこと』ではないのかと思った、昼下がりでございます。
 
progresssにいると本当に色々なことについて考えるきっかけを得られるので、僕は幸せいっぱいです。
生きてて、楽しい!

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