プログレスに入会してはや半年。
あっという間だった。
これほど充実し、毎日笑顔になる日々を久しぶりに過ごした気がする。
コロナ禍でニューヨークという、一時期は世界で1番多くの感染者を出した街。
先日までの羨望は、差別へと変わったと感じた時もあった。
そんな最中に出逢ったPROGRESS、藁にもすがる思いだったかもしれない。外に出られないもどかしさを、世界はどうなってしまうのだろうという不安を、オンラインでなら慰められるかもしれないと思ったのだ。
少なくともYoutube大学や中田さんのどちらかに好意的であるというだけで、最初の共通点をクリアしている。「仲良くなれる可能性はある」と、人見知りの私は覚悟を決めて入会した。
そんな私が入会後に選んだクラスはウォルクスだった。選択方法は削除法。
配信をしまくりたいという意欲はなく、アートに秀でているわけでもない。
フラーシアとウォルクスで悩んだが、もしもRADIO FISH全員の名前も振り付けも知らない私が、村八分になったらどうしようという、あらぬ妄想を繰り広げた結果(いま考えるとそんなわけ無いのだがw)、ウォルクスに落ち着いた。
PG入会の翌日だった。
入った頃のTV配信はキラキラして、学園祭の話題でいっぱいだった。スターのような配信者の方々とコメント欄とのやり取りが、その時の私には眩しすぎた。
必然的に、私はウォルクスクラスに入り浸る。
最初に見たのが水曜日のディベート会。
それが、衝撃的に面白いっ!!
実際の個人の主観意見では無く、準備した資料を元にランダムに振り分けられる【肯定派 or 否定派】チームに分かれ、意見を投げかけ、それに対しての反論。
各人の順番によって、役割と時間配分が明確に決められたルールの中で戦われる、言葉の格闘技。
決して人格は攻撃しない。
様々な技を駆使して全てをひっくり返すターンなど、観戦側としてはワクワクが止まらないのである。
他の勉強会も、参加者の方々の様々な意見を聞けてとても興味深い。
私はひたすらにコメント欄で呟き、交流を重ね、徐々に名前を覚えてもらえるようになった。
ウォルクスが私にとって大切な場所となり、今まではただ一方的に楽しませてもらったテイカーだった立場から、何か貢献したくなった。
勝手にウォルクスクラスアドバイザーチームの一員として、ガイダンス配信を行うようになり、初めて個人で勉強会を主催したのは、入会して5ヶ月目。
まだまだメインの活動の場はコメント欄だが、本人は大いに楽しんでいる。
コメント欄で繰り広げられる、挨拶、意見、おはしゃぎ、配信者との交流。
そこで積み重ねられる信用と信頼を眺める楽しみ。
勇気を出して、TV配信のコメント欄でも話しかけられるようになり、今や「どこでも見かけるね」と言われるようになった。少しずつ自分でもTV配信をするようにもなった。
それでも私は、コメント欄から見える景色が大好きだ。
そして知性の灯台の勇者のはずなのに、どうしようもなく不器用なウォルクス民がたまらなく好きだ。
少しずつ、一歩ずつ、やりたい事を重ねよう。
「焦らず長くPROGRESS」が、私らしい。
執筆:若生円佳(まどりーな)