PGに参加するまで15年以上某有名MMORPGを嗜んでいた。剣と魔法のファンタジーの類だ。頼もしい仲間に遅れを取らぬよう励んだものだ。名声を高めた頃だったか炎上も、乗り越えての復活も経験した。良きにしろ悪しきにしろ人間関係の機微に触れた機会でもあった。ある時、ワールドの人気女性プレイヤーと偶然リアルで知り合ったんだが、まぁその話は別の機会にしとこう。
別の話をしよう。モンスターハンターが流行ってた頃、誘われて面白そうだとは思ったんだが断った理由についてだ。仕事でダチョウ農場に捕獲作業に行くことがある。恐竜の子孫みたいなダチョウ達を捕まえるには危険もあるが、習性の知識と経験値をもって動きを制して捕獲するんだ。そういった事をしながら思った「仕事がもうリアルにモンハンだな」と。
別の話をしよう。おれは登山が好きだ。ワイルドな山道にはちゃんとした山靴は必須だし、ストックもあれば楽になる。風や雨、暑さに見舞われる時は専用ウェアの効果は大きい。装備を整えて攻略できる山のレベルを上げてゆくのは冒険的で楽しかった。最高に幻想的な景色を見て、これこそリアルだと胸に刻むのが好きなんだ。
ここまで読んで、本文の二つの主題を予感して貰えてたら嬉しい。
それは「リアルと冒険」だ。
progressとは何だ?それはリアル・コミュニティだ。
そこを彩るのは誰かに作られた剣と魔法のファンタジーではなく、顏が見え声がきける自然の人の温かみと、人のリアルなスキルだ。それが咲き競う所に、挑戦と冒険がある。毎朝「ギルドマスター」が語る「冒険譚」もスパイスが効いていて好きだ。
では私は何者だ?
顏は見せ、声はかけ、スキルは使いそして鍛錬し、ダンジョンやクエストがあれば挑んだりして過ごす者なのだ。これは冒険者として過ごした習慣って奴だな。
ちっとは本も読む。ニーチェはいいぞ。
「人生を最高に旅せよ」だ。