progressと私

執筆者 | 22/11/15 (火) | コラムコンテスト

気付くと僕は正座待機していた

「やっと僕の使い方がわかったみたいだね。」

膝が笑いながら語りかけてきた。

 

20226月梅雨入りする少し前、僕はprogressに入学しました。

蝉たちもまだ鳴き出さない頃、僕は繰り返される平穏な日々に少しの刺激を求めていました。

その頃の楽しみは筋トレとサウナ、そして漫画。

楽しいけれど全て一人でできる趣味でした。

友達が欲しい。面白い話が聞きたい。

そんな気持ちがだんだんと強くなっていきました。

そんな時トークチャンネルがメンバーシップ爆破により解禁されたことを知りました。

元々初期の世界史の頃からYouTube大学を観ていた僕はトークチャンネルを食い入る様に見始めました。

面白い、面白すぎる、なんだ「クレイジーラブ」って、なんなんだ「血の匂い」ってと当時中田さんが使っていたワードが僕の性癖に突き刺さりました。

progressに入るとこんな話が90分も聞けるのか、入りたい、しかも友達もできるらしい。

そうやって僕はprogressに入学しました。

progressに入ったおかげで充実した日々や友達ができ、なんと言ってもHRと授業が楽しい!

僕は今まで誰かのファンになった事がありません。

推しを応援するという事も無く、それがどういう事なのかわかっていませんでした。

しかしガラクタの時間をかき集めHRを観る内に知ってしまったのです。

「正座待機」という名の快楽を。

何故みんながこぞってイチコメを奪い合うのか僕はようやく理解しました。

正座待機をすることによって推し活というものを心で理解したのです。

そこからのpg生活は正座待機と共にあります。

推しを正座待機する幸福な日々。

気付くと僕の二つ名は「正座待機の頂」になっていました。

This is 正座待機、それが僕のprogressです。


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