progressとわたし

執筆者 | 22/11/17 (木) | コラムコンテスト

 寂しくてたまらなくなって入学したprogress。
 全国の舞台に立つために強豪校でバレーボールをしてきた娘達を支え、応援し続けてきた私の人生も、もうすぐ終わりが近づいている。長女は社会人に、次女は県外の大学に行き、忙しかった毎日が嘘のように、静かになった家の中を眺める日々が続いた。

 カジサックからの勧めで始めたあっちゃんの「Youtube大学」を見るようになったのは3年前。それまでは娯楽の一つとして見ていたが、「人は何者にでもなれるいつからでも。」という言葉が、「子育て後に何もないママ」になってしまう恐怖から脱出できるかもしれないと思わせてくれた。

 入ってみると、そこはなんともキラキラした世界だった。大人たちが本気でふざけたり、踊ったり、演じたり、学んだりと、「終わらない学園」を楽しんでいた。

 私は学生の頃、放送部に所属しみんなで一つの番組を作って披露するということをやっていた。学園祭でイベントの司会をしたり、ラジオのDJもやっていた。

 まさにprogressではかつて私がやっていたことと同じようなことをしていた。

 子育て中の生活は、保護者間の闇にもまれ、貝のように長いものに巻かれざるを得なかったこともあったが、progressに入学したとたん、一気に閉ざされていた心の扉が開いた。そして、その中心に立って常に火の玉を燃やし前進し続けている中田敦彦の姿が眩しかった。

 progressに入学して、寂しいと感じることが少なくなった。年齢は関係ないとみんなが温かかった。そして、番組を作ることもでき、MCもやり、またこれまで培った動画編集やパソコンのスキルを発揮することができた。

 人生の第2章を思いっきり楽しみたいと思わせてくれた存在。それがprogress。


5,493 ビュー
49いいね!
読み込み中...