「うん、やっぱり辞めよう…」
progressに入学して数日経った日の私
どんな所かもわからないまま門を叩いたのは『結界の向こう側を見たい』ただそれだけの理由。パートで数万しか稼げない主婦が月6千円出すのは結構な決断。
入ってみたものの何をすればいいのか、誰に何を訊けばいいのか全くわからなかった。
目の前にはハイスペックで若くてキラキラした人ばかり。
「私のいるところじゃない…」
ずっと自分に自信が無くて、人との付き合いも苦手。友人関係が深くなると逃げたくなるのが常。
そんな私が少し変わったのはRUNとメンバー朝の会を見るようになってから。画面越しに応援したり、コメントし合ったり。一生懸命話をする姿に最初からキラキラしていると思っていた人のそれだけでない個性が見えてきたり。初めて『もっと知りたい』『私も優しくなりたい』って思った。誰かがいいねをしてくれたから、リプしてくれたから、私も誰かにしてみよう。するといつの間にか「友だちだよ」って言ってくれる人が増え、活動の幅が広がっていった。
私が一歩踏み出せた瞬間だった。
約3年前からずっと推しているメンバーがいる。いつも優しくて背中をそっと押してくれるようなその人の姿が見えなくなった時、FBを捜しまわった。
「このままいなくなったらどうしよう…」
HRのコメント欄に残像を見つけた時、美しい指でベースを奏でているのを見た時は号泣した。この人が輝き続けられるように応援し続けようって決意した。そんな推しと交流できていることも幸せ。
私のprogressでの活動には制限も多いけど、あっちゃんが大切に大切に集めてくれたメンバーとこれからも仲良くしていきたい。今はまだ自分の手に乗せられるくらいの人しか見ていられない。
だけど…私にはさらにもう一歩前に踏み出す勇気があると信じてる。