小2で野球を始めた。小さい頃から体が大きく、左利きだったのでコーチから「ピッチャーをやれ!お前はいいピッチャーになるぞ!」期待通りに成績を残すことができたので野球をやっていて楽しかった。6年になったらキャプテンでエースで四番。チームで一番活躍した。中学に入っても即レギュラー。「オレみたいのがプロに行くんだろうな」って本気で思ってた。高校は県内の名門私立に特待生で入学。1年の夏からベンチ入りして、2年夏にはエース、3年夏までエースとして頑張った。プロ注目選手として幾つかの雑誌にも載ったことがある。監督の伝手で社会人野球チームに入社することができた。

そこで初めて壁にぶち当たった。投げることが怖くなった。イップスという状態に陥り、ネットに向かって投げることも難しくなった。情けなくて涙を流しながら練習した。投げることが嫌になって、というか野球が嫌になって監督に「やめさせてください」と申し出た。

あれから19年。2021年1月にpgに入学した。あっちゃんは言う。「武器は過去に落ちている」本当か?と思った。過去には野球という武器しかないけど、自分には故障して錆び付いた使い物にならない武器にしか見えない。

でも、pgメンバーと触れ合うと「一つのことを継続していてスゴイ」「野球の知識が豊富でスゴイ」と言ってもらえる。自分にとっては当たり前のこと。自分が経験した野球は大したものではないと思い込んでいたけど、どうやらそうでもないらしいぞ、と思えてきた。

自己肯定感が上がって、新しいことにチャレンジすることが怖くなってきた。そんな毎日が楽しくてしょうがない。pgに居ると自分という存在は、どうやらここに居ても良いらしいと思えてくる。こんな素晴らしいコミュニティを作ったあっちゃんには感謝しかありません。

あっちゃん、ありがとうございます。日々楽しく生きています。


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