progressとわたし

執筆者 | 22/11/22 (火) | コラムコンテスト

持病が理由で学生の頃に憧れた職業に就くことは諦めた。

それからの新たな夢は

「結婚して専業主婦になって、毎日お家でヒルナンデスを観ながらゴロゴロする。」

だった。

 

私はその夢を叶え、主人と結婚してからは奈良で幸せに暮らしていた。

テレビではヒルナンデスレギュラーのあっちゃんがホームセンターの売れ筋商品を紹介していた。

それをぼーっと観たり、家族や、少数だけど気の許せる友達と、たまに会って話すだけで寂しくなかった。

 

2018年4月に主人が転勤になって、今まで離れたことのなかった関西から、東京へと移り住むことになった。

順応性に乏しい私。すぐにホームシックになって、毎日「奈良に帰りたい」と泣いて主人を困らせた。

 

人はたくさん居る。どこに行っても、何時でも、人でごった返している。でも会いたい人は居ない。そんな東京が大嫌いだった。まるで白黒の世界にいるようで寂しかった。

 

知り合いを増やす努力はした。でも友達がほしいから働きに出るというのも違ったし、ネットでコミュニティを探してみても、男女の出会いを目的としたものばかりで、それも私が求めていたものではなかった。

「既婚者はオンラインで友達も作れないのか!」と怒りに似た感情をも抱いた。

 

一人でYou TubeやNetflixを見る日々。

そのたくさんの魅力的なコンテンツの中に「中田敦彦のYou Tube大学」があった。

 

2021年8月、トークチャンネルで「なんせ友達が出来る!!」と言ったあっちゃんに手を引っ張られるかのように私はPROGRESSに入学した。

 

 

それから1年と3ヶ月。私にはPGのおかげで全国にたくさんの友達が居る。北海道、福岡、京都、滋賀、香川、島根、そして東京にも。

 

2021年8月というタイミングで入学した自分も、

自己紹介動画を撮ったり配信に出てみたりと、自分を知ってもらって友達になってもらう為に勇気を出した自分も、

そして東京も、

 

今は大好きだ。

 

 

 


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