progressと私

執筆者 | 22/11/22 (火) | コラムコンテスト

「つくる」

15歳。高校1年の体育の授業へ向かう途中、ふっと頭にこの言葉が降りてきて、
「あぁ、自分はこの先の人生でこれをしていくんだろうな。」と思った。

それから音楽、小説、劇に映像とあらゆる創作をしてきた。
そんな僕が目指す「究極の作り方」がある。それは

「Let it be」なるがままに

それは男女が出会い、惹かれ合って子供を授かるように自然の摂理にしたがい生まれてくるもの。

1人の人間からだけでは、人々から愛され育まれるモノは生まれない。

縁。好意。尊敬。信頼。愛。

これらが介在する関係性で会話を重ねて創作の種は生まれる。
そしてその創作の種から1人の人間が孤独の苦しみを負い、その果てに創造は行われる。
最後は1人の作業となるが、それに至るまでには多くの他者が必要である。

即興演奏を重ねて作曲をしていくジャズミュージシャン達のように、日常会話の1文字1文字から未来の創造は始まっている。

そしてようやくここでprogressが出てくるのだが

progressが育む文化はまさにそれだと思う。

心のままに、感性のままに表現し合う。
他者を肯定し応援する。

職場では職場におけるスキル以外求められず、見せる部分も自分の一側面だけ。
だがprogressでは長期的で多角的にそれぞれを知り合う事ができる。
これまで引き出せなかった自分を引き出すことができる。
それを知ってもらえたメンバーにその自分を支えてもらえる。

そうした感性と心のやりとりから、運命に求められるモノが生まれてくるのだろうと僕は思う。

30年、50年、100年と時を経ても廃れる事なく
人々から愛され続ける作品の事を

「ever green」と呼ぶそうだ。

「いつまでも色褪せない緑。」

「life school progress」

創作の種から芽吹いた木々は

次世代を育む大森林になるのかもしれない。

執筆者 | 22/11/22 (火) | コラムコンテスト


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