第一回中田敦彦独演会。
池袋の待機列、螺旋階段を降りながら私はひどく後悔していた。
池袋の螺旋階段は同窓会のような賑やかさだった。
お互いをニックネームで呼び、近況報告をしあっている。
マスクの下が笑顔なのがすぐにわかった。
それまで中田さんしか見ていなかった私には、
誰がどんな活動をしているのか全くわからず、
ただただスマホを見ながら待機するしかなかった。
2021年8月に入学し、毎日HRを見れることが幸せだった。
授業収録を、トークチャンネルをzoomで見れる。
当時はそれだけで充分だった。
独演会が終わり、原液を全身で浴びた私は
この感情を共有出来る人が一人もいないことに気づく。
ここが凄かった!あの場面は良かった!
たくさん思うことはあったけど、心の中にしまうしかなかった。
それをきっかけに少しずつ、私のprogress生活が始まる。
クラスで発言したり、Twitterで感想を述べたり、
全体zoom交流会や同期会にも一年遅れで参加した。
第二回中田敦彦独演会。
誰が有名なのかわかるようになった。
zoomで毎朝見ていたみんながそこにいた。
cvl撮影会・win3撮影会
私なんかが行っていいんだろうかと思いつつ、参加できたとこが心から嬉しかった。
でも待機時間は誰とも話せなかった。
もっとだ。もっと友達って呼べる人を増やそうと思った。
第三回中田敦彦独演会。
初めてオフ会に参加した。
周りの優しさが嬉しかった。
会うのは初めましてなのに、話が弾んで驚いた。
オリラジアカデミー観覧。
二度目のオフ会と憧れの人たちと深夜のタクシー。
感動を共有できたことが涙が出るほど嬉しかった。
そして今。
まだまだ欲望が尽きない。
中田さんに貢献したい。いつしかそう思うようになった。
私の歩みは遅いかもしれないけど、できるところから始めよう。
進んでいくからprogress。この言葉に背中を押してもらいながら、歩み続けたい。