progressとわたし

執筆者 | 22/11/22 (火) | コラムコンテスト

2022年4月 PGに入会し、1年がたっていた

この時の僕は砂漠の中にいた。会社では、自分のレーンを決められた速度で走り続けるだけの毎日。家に帰ると泥沼の夫婦関係。外では悟られまいと、幸せな家庭を演じていた。

PGも“順調”にROM専を続けていた。交流に何の意味がある?そう思いながら祭りを眺めているうちに、同期入会の仲間たちも、次々に配信やオフ会をしてみせては僕の心をえぐっていった。みんなすごい人ばかりだ。いいねを押さないタイムライン。眩しいツイートや配信が自分の小ささと惨めさを証明し続けた。

PGに入るまでは、自分はマッチョ勢だと思っていた。でも、気づいたら咽び泣き勢。繊細さん。PGとの向き合い方も分からなくなっていた。中田敦彦という圧倒的リーダーへの一方的偏愛だけが砂漠の中のオアシスだった。

そんな時始まったのがクラス制度だ。

人は何者にでもなれる 足元の石を拾って投げろ まだやれることはある

このチャンスをつかむんだ!そう思い振返ると、中田さんはいつも励ましの言葉やチャンスをくれていたことに気づいた

そこから僕は、自分に喝をいれるように交流会やオフ会に参加するようになった

最初は怖かった。自分の弱さが露呈されるからだ。でもPGは僕が思うよりずっと優しくて、生身の人間だらけの世界だった。すごそうに見える人も、みんなそれぞれに葛藤や努力を積み重ねてきていることが分かった。PGは一歩踏み出す勇気を出す仲間に出会える場だと思えた。そこから毎日のようにHR感想やコメントもできるようになった

PGを楽しんでいる僕を見て、妻も喜んでくれるようになった。4歳の娘には「シンガポール、パパの友達がいるとこ!」と言われ嬉しかった

気づけば僕は、オリラジアカデミーの観覧席で熱狂の渦中にいた

どんな絶望の中でも一歩踏み出す勇気を教えてくれたのがprogressだ


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