「progressとわたし」

執筆者 | 22/11/22 (火) | コラムコンテスト

「私が来ました」

わたくしは、この言葉に魅せられ続けている男です。

 

『progress』に入学してから、戸惑いました。『progress』に、馴染めなかったんです。入学した当時。1000人の仲間達が和気あいあいとしていた姿がとても眩しかったです。わたくしもそこに、混ざりたいと強く思いました。しかし、きっかけをつかむことができずにいました。周りのキラキラした『progress』ライフに比べ、ひとり黙々とZOOMに入ることだけしかできない『progress』ライフ。何度もやめようと思いましたし、やめずとも『progress』のすべてのコンテンツに目を背けて過ごしていた期間もあります。それでも『せめて、あっちゃんに会えてから、やめよう』それだけが、わたくしを支えた唯一の希望でした。

 その後、幸運にも『観覧』に選ばれたわたくしは、砧のスタジオに向かいました。並んでいた時、メンバーの方と挨拶をしました。配信等で、わたくしもよく存じ上げていた方でした。『progress』の方と直接お会いできるのもこれが最後かもしれない。そんなことも思っていました。収録終了後の帰り道。ひとり駅へ向かっていたとき、あるメンバーの方と、わずかながらお話させていただいたんですよね。「後藤さんですよね」と、その方は言ってくれました。心の中で“わたくし2年間何にもしてませんが知ってくれてはるんですか”と驚きました。そして、カレスで「後藤さん」と呼んでくれた若者もいました。きっと、その方達にとって、メンバーと仲良くすることは日常のことで、気軽に名前を呼び合うのでしょう。ですが、仲良くなることに実感が持てていなかったわたくしにとっては、“知ってくれている人がいる”ということは、なにより、ありがたいことなのです。

 これから、わたくしにできることがあるとすれば“声をかけてあげること”だと思います。

いつか、あっちゃんに

「わたくしが、まいりました。ご安心くださいませ」そう言える人になれるまで。

執筆者 | 22/11/22 (火) | コラムコンテスト


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