progressで人類の歴史を追体験する

執筆者 | 22/11/22 (火) | コラムコンテスト

私がpgを興味深い観察対象として見ている理由は、過去の宗教や国家や組織が必ず通ったであろう進化の歴史のような事が、今目の前でおこなわれているという事だ。

人の組織である以上、過去の歴史上同じような事は何度も繰り返していたし、これからの未来も別の組織で繰り返される。目の前で過去どこかの組織が試したであろう事が実施されて、すごい速度でトライアンドエラーしていく。歴史の本を読むと1行に過ぎないが、pgではその失敗も成功も肌で感じることができる。

逆に考えると今残っている宗教や国家の見え方が違って見えてくる。教科書では1行で書かれている行間に、途方もない苦労と挑戦に一生を捧げた人がいる。さらにその裏にはたくさんの滅亡した宗教や国家があるのだ。歴史に対する解像度が圧倒的に上がった。

存続しているのは課金が薄い伝統宗教や歴史のある国家であり、適応できない組織は分裂や内部崩壊などいろいろな要素で衰退してしまう。

私が奥さんに説明した時に、pgの安全性をどう証明しようか考えたのだが、将来にわたっての安全性を説明するのはとても困難だ。今課金が少ないのは、信者を増やしている途中の採算度外視した初回キャンペーンのようなもので、衰退する新興宗教や年金など、組織の存続を考えずに自分が生きている間逃げ切ればいいという考えに変わった時に、課金に舵を切りだす可能性は否定できない。組織が誰かに買われたり乗っ取られたりすれば重課金が始まる。方針がしっかりしていても、組織は必ず腐敗すると言われている。組織が大きくなり幹部層の人間が巧妙に私服を肥やしだすのをどう排除していくのか。近代国家は独裁者を産まないために憲法や選挙を作ったが、それでも独裁者が出てきてしまう。

pgでは今後どうコントロールしていくのだろう。pgの進化は目が離せない。pgに関わりながら行く末を楽しもうと思う。


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