progressとわたし

執筆者 | 22/11/22 (火) | コラムコンテスト

長らく競争社会に身を置き続けてきた私にとって

他者は敵でしかなかった。

 

小さい頃、出来の良くない私は

5歳年上の姉といつも比べられて育った。

負けん気の強かった私は幼心にそれが悔しくて仕方がなくて

姉をなんとか越えたくて必死に勉強も運動も頑張った。

 

大きくなるにつれて姉だけでなく

自分の周りにはたくさんの優れた人がいることに気が付いた。

負けたくなくて母から褒められたい一心で

歯を食いしばって努力し続けた。

 

そんな背景があり私の中で知らず知らずの内に

他者は蹴落とすものとなっていった。

 

さらに追い打ちをかけるように

女子高時代も幼稚園教諭時代も

女性が多い特有の世界で上手く立ち回れず

悪意にさらされることが多く、辛い日々を過ごしてきた。

 

気が付けば

表面上は上手く人付き合いをするも

他者からの誉め言葉も素直に受け取れない

他者を心から信用できない

内面が凍った人間になっていた。

 

そしてそれはprogressに入ったばかりの頃も。

 

progressには自分でチャレンジしながらも

相手も応援する人がたくさんいることが

最初は理解ができなかった。

でもある時、勇気を出して企画に応募をしたら

たくさんの人がいいね!とエールを贈ってくれました。

 

呟けば温かい言葉の贈り物が届き

TV配信をすると応援のメッセージが届く。

 

いつでもprogressではチャレンジすると

たくさんの人から応援してもらって

心が温かくなります。

 

たくさんの温かい想いを贈られて

私の凍った内面は徐々に溶けていきました。

 

”他者は敵でもないし蹴落とさなくてもいいんだよ。”

少しずつ心の底から腑に落ちるようになりました。

 

そして応援されることで応援する楽しさも

分かるようになってきました。

 

今では他者からの誉め言葉も応援も

素直に受け取れるようになってきました。

仲良くしてくれる人も増えてきました。

 

ありのままの自分でいられる幸せを噛みしめています。

大きな気づきと贈り物を本当にありがとう。

 

酒井沙弥香


73 ビュー
26いいね!
読み込み中...