【好きすぎて全文書いてしまうというね】
星の王子さまの動画だった
王子さまが沢山の薔薇の中の、たったひとつの、特別の薔薇に気付く一文
(なんてロマンチックな人なんだ!)

私の中で中田敦彦が「人生初の推し」になった瞬間だった

それでもしばらくキラキラのCMに気後れして、pgに入らないでいたのだけど、中田敦彦が顔出しを引退すると言い出して、夫に思い切って言ってみた
「あっちゃんの顔が見れるから、プログレス入ってもいいかな?」

あっちゃんは、本当に毎日喋っていた
「こう思ったのは、なぜかというと」という言葉がたびたび出てくる
その時のプロジェクト、それをどうしてやりたいか、どんなふうにやるつもりか、どんな進捗か、はもちろん、嬉しいことも、苦しいことも、怒りも、悔しさも、楽しいことも、分からないということも、何もかもが熱い言葉になって紡がれていく

こんなに自分を剥き身に晒して生きている人を初めて見た、と思った
狂気の沙汰としか思えない
けれど自分を我儘で強欲だと言い、業が深いと真っ直ぐに言うその姿を、とてつもなく綺麗だと思った

振り返って私は、ひと回りも歳上なのになんてぼんやりと生きてきたんだろう、と恥ずかしくなった
私は私を蔑ろにしてきたような気がする

夫のパソコンに私のアカウントを作り、教室背景を買い、グリーンバックを買い、週末のHRは、zoomに入るのが習慣となった

程なく、あっちゃんに、認知されたい
そんな欲望が芽生えてきたが、さて、どうしよう
文字を書く、が唯一できそうなことだ
が、やってみると自分の解像度がとても荒い
心を言葉にするのがこんなに苦労するとは

でも、今のところこれだけが、あっちゃんに届けられるものだ

いつか、この言葉が私のものだとあっちゃんが認知してくれるといい
そのためにはもっと書かないとな

そう思いながら小さな言葉を、シュートする


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