progressとわたし

執筆者 | 22/11/22 (火) | コラムコンテスト

笑顔がいいね。

嬉しいことに、そう言っていただくことが増えた。

笑顔を取り戻せたのは、この場所のおかげだ。

 


2年前まで、小学校で働いていた。

授業が好きな私は、気づけば寝る間も惜しんで準備を楽しんでいた。


そんなある日。
急に心臓が痛みだし、涙が溢れた。


過労による、うつ。

毎日楽しいのに。

人間関係も良好なのに。

仕事が好きだからこそ、体がついてこないことが辛かった。


偶然その年で退職予定だった私は、「やりきりたい」の一心で、3月を迎えた。

 

5月に始めた気ままな車旅は、私を癒した。


6月にはprogressに入学。

HRの学びと、多くの出会いが、心を豊かにした。


年末。寒さで車中泊を断念し、一時帰宅。

pg活動も活発になり、毎日楽しんでいた。

 

が、突然また、心臓が痛みだす。

涙が溢れ、HRへのコメントすらできない。

病院では、「家だと体がストレスを思い出すのでは」と。

曖昧な理由に絶望が襲う。

夜は眠れず、笑えなくなった。

 

そんな中、zoomをする約束を思い出す。

断るか迷った末、おずおずと入室すると、すぐに優しい声が私を包んだ。


「最近見かけなくて心配だったよ。顔が見れて嬉しい。」


気づけば私は一連の状況を吐露していた。

その方は優しく受け止め、それから色んなお話をしてくれた。


いつの間にか、自然と笑っている自分がいた。

そして、また人と交流したいと思えた。

 


久しぶりの連絡は緊張したけれど、みんな明るく、優しくおかえりと言ってくれた。

自分には温かい絆で繋がった友達が大勢いた、と胸がいっぱいになった。

 

もし、その方と話さなかったら。

もし、progressに入っていなかったら。

今私は、笑顔でいられただろうか。

1人静かに沈んでいただろう。

 

自分が助けてもらったからこそ、私も誰かを励ませる存在でありたい。

辛い思いを抱える人にも、少しでも笑える時間を届けたい。

今はそんな思いで毎週の配信に臨んでいる。


もっともっと笑顔の輪が広がることを願って。


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