progressとわたし

執筆者 | 22/11/22 (火) | コラムコンテスト

 「人は何者にでもなれる、いつからでも」

 この言葉に惹かれ、2020年5月末に入学した。あっちゃんの前向きな挑戦や新しい発想に刺激され、仲間のあたたかさに触れ、私の人生は豊かになった。

 

 中でも、ダンス仲間ができたことは大きい。今年はついに、あっちゃんと一緒に踊ることもできた。最高に楽しかった。心が震えた。ダンスが本業ではない私も、ここでは「ダンサー」という自分になれた。ここは、いつからでも新しいことに挑戦できる場所だった。

 

 とはいえ、仕事や家族の様々な問題に向き合う毎日。自分の相談をすることが苦手な私は、気付いたら、ひっそりと泣きながら雑草を食べるカバオくんになっていた。信頼している人がいないわけではない。むしろ、信頼できる人がたくさんできた。だが、その悩みが深ければ深いほど、自分の悩みで悩ませてはいけないと思ってしまう。誰かに言うつもりはなかったけれど、あっちゃんの「一人で何かを抱え込むのは損だ」という言葉に、少しだけ吐き出してみようと思う。

 

 私は今、家族と必死で向き合っている。受験生の息子と、不登校の娘。親としてどうあるべきか、考えさせられている。そして、一番大きなことは、夫が病気になったこと。何をどう頑張ればよいのかわからず、ただただ不安と苛立ちを感じる毎日。家族を支えていかねば、という重圧。そんな私を救ってくれたのが、progressだ。楽しいことを共有するだけで、気持ちが救われた。苦しい状況でも頑張っている人達の姿を見て、自分も頑張ろうと思えた。好きなことを思い切りやることで、ポジティブになれた。誰かに応援されることで、自分の存在価値を感じられた。人は、人によって救われる。家族がいても「孤独」を感じていた私に、光を与えてくれたprogress。そんなprogressをつくってくれたあっちゃん、本当にありがとう。

大盛りの愛と感謝をこめて。

 


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