progressとわたし

執筆者 | 22/11/22 (火) | コラムコンテスト

「人生って想像してたより、つまらない。」

社会人になりたての僕はそう思って過ごしていた。デザインの仕事に就いてみたものの、センスも才能も無いことがわかり、物覚えが悪くてコミュニケーションも苦手だった。会社に安心できる居場所がなく、生きるために仕事をした。辛く味気ない平日だけが、いつまでも終わらない。そんな毎日だった。

それでも僕は這い上がった。自分には才能が無いことを受け入れ、合理的に仕事をする能力を磨いた。地道に10年も続けると、周りより少し仕事が出来るようになっていた。特に大きな成功を手にしたわけじゃないけど、普通の生活が余裕で出来るようになった。

「フツーの生活がヨユーで出来る」

僕はそれを心から幸せだと感じていたし、ある種の達成感だってあった。

そんなときに出会ったのがprogressだった。特別な意味はない。オンラインサロンという言葉が流行っていたので、興味本位で覗いてみただけだ。始めは何もするつもりも無かった。顔も出してなかったし交流もしなかった。だけど、あっという間にHRで吠える男の虜になった。

「全然普通じゃないし、全く余裕じゃないんだけど…」

火の玉みたいな男を見てそう思った。彼は、僕なんかよりもずっとずっと大きな成功を手に入れ終わったはずなのに、必死でのたうち回っていた。そこから毎朝起床と共にPCの前に座るのが日課になった。見たことも無いほど巨大な魅力を感じたし、ハッキリ言って憧れた。

この面白さを発信したいと思った。同じように感じてる人と繋がりたいと思った。交流は苦手だけど、何かを作るのは好きだった。だから役職にも手を上げた。

今では仲間と感じられる人達がこの場所にいる。彼らはそれぞれ違った輝きを持っている。

輝くためには才能が必要だと思っていたけれど、それは違うと知った。必要なのは「人が喜んでくれることを、頑張ってやり遂げる」だけだった。

才能なんて無くても、苦手なことを必死でやってる人は輝いてる。全力でやって思い切り失敗してる人は輝いてる。少なくとも、そんな姿を見て「輝いてる」と気付ける人がたくさんいるのがprogressだ。

だから僕も輝きたいと思った。目立つとか、実績とか、権威とかは関係ない。輝いてるかどうかは、きっと自分自身と周りにいる数人が分かってくれている。

振り返ってみると、気づかないうちに僕の人生観はかなり大きく変わっていたみたいだ。

 

「人生って想像してたより、ずっとオモシロイ。」

執筆者 | 22/11/22 (火) | コラムコンテスト


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