「武器は落ちてきた道に落ちている」
過去自身の中での成功体験や達成感があった経験を活かすことで、中田敦彦は今も輝き続けている。
しかし今回注目したいのはサブタイトルである。
「過去を否定せず振り返る 全てのヒントはそこにある」
“過去”の中には、思い出したくもないの失敗や後悔がたくさん転がっているだろう。
progressに入学する前からつい先日まで、ミュージカル女優を目指して毎日ダンスと歌をしていた日々は忘れたい過去だった。
オーディションに落とされるのは、好きな人に振られる以上に辛い。
「あなたの存在はいらない」とまるで言われているようで、自分の努力や熱意が相手に届かなかった、自分の存在を否定されたとみじめに感じてしまうのだ。
表舞台での活躍を断念してから数年後、私はあるオーディション番組に衝撃を受ける。
日本と韓国で活躍するアイドルグループNiziUが誕生することになるオーディション番組「Nizi Project」だ。
ここで注目したいのが「スター性評価」である。
この“スター性”の評価基準は「自分のどんなところが特別なのかを知ること」だった。
歌やダンスの実力者が多い中でも、何故か目を引く人というのは必ず存在する。
自分のスター性が何なのか、言葉で説明することができなくても、パフォーマンスに投影することはできる。
progressで活躍の場が増えてきている。
誰もがスターになれるチャンスであり、自分のスター性とは何なのかを知ることができる。
自身のスター性を模索しTell-USで始めた「ひづきチャレンジ」という企画。
https://progress.salon/app/tellus/post/51343
ご視聴いただければ分かる通り、毎回パフォーマンスをしながら何か余計なチャレンジをする!という名目ででシュートしている。
ソロボーカルバトルを見た通り、progressの中で歌の実力者は沢山いる。
その中でもパフォーマーとして本気で活躍したい、学園祭の出演が決定している以上は応援してもらえるようなパフォーマンスをして楽しみたい。
そんな思いで始めたのが「ひづきチャレンジ」。
まだ始めてから日も浅いが、少しずつ定着していけたら、この企画はある種のオーディションや大会に変貌を遂げることが出来るかもしれない。
パフォーマンスをすることでその人の実力のスペックを知ることができるのは勿論、チャレンジをする上で人となりやスター性が開花し、オーディエンスは応援したくなる、という構図だ。
チャレンジを見た人が、よりそのパフォーマーを好きになったら大成功。
その中でも特にオーディエンスにインパクトを残した人が優勝者。
オーディションでの失敗やみじめな気持ちを持っていた自分の過去に向き合っていなかったら、私はこの企画を思いつくことはなかっただろう。
いつかこの「ひづきチャレンジ」がprogressメンバーを巻き込んで大きな大会になる時…