ポジティブ思考は作るもの

執筆者 | 22/12/28 (水) | コラム

人間に限らず集団で生きる生き物は、基本ネガティブで生まれてきます。

それは、自ら危険を冒して命を落としてしまわないように自分を護るためで、物事に対してネガティブに見るように生まれてきます。
これは、繊細さんと呼ばれるHSCやHSPの人ほど、そのネガティブ力は強いのですが、大人になった時、必ずしも全員がネガティブであるとは限りません。
また、ネガティブ傾向の強い未来視点型のタイプの人、ネガティブ傾向の弱い現実視点型タイプの人もいます。

持って生まれたネガティブ度、ポジティブ度は違えど、人のポジティブ思考は作るものです。

一番ネガティブ度の低い組み合わせであったとしても、ポジティブ思考になれずに成長し、ネガティブ思考でメンタルがやられた場合、その回復はとても困難になります。

◆子育てにおいてのネガティブ思考で育ちやすい順
  繊細さん+未来視点型
  繊細さん+現実視点型
 非繊細さん+未来視点型
 非繊細さん+現実視点型

上に行くほど、育て方によるネガティブ思考は残しやすいのですが、下に行くほどポジティブ思考にならなかった時の病み度は高くなります。
そしてこれは、もっと細かく見ると各視点型も3タイプに分かれて、中でもストレス耐性の低いタイプもあるのですが、ここでの説明は省きます。

ここで重要なのが、子育て時における育て方・接し方です。
とは言っても、大人になってからのポジティブ思考への変化も不可能ではありません。

基本的に主たる養育者(主に母親)が、出来事に対して、いかにポジティブ変換して伝えることが出来るかがカギになります。
また、ネガティブな経験に対して印象の残させないための関わり方も大切です。

そして、日本の文化や教育方針も、ネガティブ思考に向けわせやすいものとなっているため、ポジティブ思考に育てるには、無知による我流では難しいとも言えます。

ネガティブ思考にしてしまう、やってはいけない関わり方があります。
ポジティブ思考にするにも、各タイプ別に効率の良い関わり方があります。

ここでは、この全てのケースを事細かく記すには、膨大な論文になってしまうので記しませんが、理解してほしい事があります。

ネガティブ思考の人は、貴方が悪いわけではないのです。
基本的にネガティブが当たり前だということ、ポジティブ思考の人でも内面はネガティブを持っていて、それを出していないだけのこと。

答えはあるので、希望を持ってください。
自己否定たり自己肯定感を下げたり、自尊心を自ら傷つけたりしなくても、ネガティブ思考からの脱却は出来ます。

次に書こうと思っているコラムは、違った視点ではあるもののポジティブ思考のコツが分かるものになるので、参考にして頂けたらと思います。


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