「良いものを届けたい」という病い

執筆者 | 21/04/30 (金) | コラム

PROGRESSで色々挑戦させて頂いていると
時々そのモチベーションについて聞かれます。

細かく話すと色々な動機がありますが
「自分に出来ることでより良いものを届けたい」
主にはこの気持ちかなと、思いました。
あまりにも当たり前に在った気持ちなので
よく掘り下げて初めて、見つけられました。

これは、コラムでも配信でもコンペでも
ツイートでもコメントでも、何でもそうです。
きっと、サロン外で普段の仕事などであれば
多くの方がそうでは無いかと思います。

「より良いものを届けたい」という意識は
様々な職業の方に通ずることと思いますが
どういう意味で“より良い”かは
職業にも個人の考え方にもよりますね。

“本質的に大切なことを抑える”というのを
私自身はとても意識しています。

商品写真を通した学びについてのコラム
“売るお店”の三つの凄さを、
プロフィール写真についてのコラムでは
「盛れているかより、魅力が出ているか」が大事
と、それぞれ書かせて頂きました。

加えて家族写真についてもnoteを書きました。
(叶えたい夢について初めて語っています。)

ただ“良く見せる写真”ではなく
「誰に何をどう伝えるか」が本質です。
そして、商品写真でも人物写真でも、
「魅力を伝える」という目的は同じです。

例えば
商品写真ならその作り手や売り手が
見落としがちだったりする魅力や
既に在るのに隠れている価値を
ちゃんと引き出したいですし

プロフィール写真なら
コンプレックスを隠すというよりも
ご本人が自分の良さに意識を向けたり
自己肯定感が上がるようにしたいですし

家族写真なら、
畏まったフォーマルな記念写真だけでなく
何気無くてかけがえのない瞬間、
通り過ぎていく大切な時間を残したいです。

逆に言うと、
「流行っているらしいから仕入れた」という
商品への情熱や思い入れが無さそうだったり
「奇跡的に盛れてるプロフィール写真を」とか
「誰でも良いから安く七五三の写真を」と、
そういった気持ちが伝わって来たら、私も
「より良いものを」という気持ちが削がれます。
(それでもやるべきことはやりますが…。)

そういう感じで熱量が変に削られることが
PROGRESSにおいては全く無いので、
色々と挑戦して来れたのかもしれません。

仕事じゃないから興味が無ければやらないし、
興味があっても自分より適任がいるならば
躊躇い無く打席を譲れますし、
他者目線は考えても他者の反応に左右されず、
あくまで自分軸で動けるからだと思います。

例えば
マガジンやコラムが読まれなくても
サロン全体がどういう雰囲気で、
今言語化しておくと良さそうなことは何か?
と、俯瞰や整理すること自体を楽しみますし

コンペに応募して採用されなくても
それを見ていた誰かから声を掛けて頂けて
何かの企画や仕事に繋がることもありますし

何気無いツイートやコメントが
誰かから喜ばれたり感謝されたりします。

自分のコラムやツイートに
イイネやコメントを貰えるかどうかや、
自分のTV配信や動画に対する反応だとか
コンペでの結果など、
それらは良い結果があれば有難いのであって
その結果に気持ちや行動が左右されては
どんどん本質からズレていってしまいます。

“自分にとって本質的に大切なことは何か”
常に立ち帰れば、シンプルな熱が在ります。

「自分に出来ることでより良いものを届けたい」
そんな熱が無くても、
ただ楽しいからコメントや配信をしたり
発信しなくても皆や中田さんから学びを得たり
それで十分、良いんです。

私みたいな熱量のメンバーを見ても、
何かやらないといけないと変に焦ったりせず
「そういう病いなんだなー」くらいの感じで
見て貰えたら丁度良いかと思います。

私自身は、主体的に動きたいことについては
引き続き、熱量持ってやっていきたいです。

執筆者 | 21/04/30 (金) | コラム


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