じょーしんずとーくせっしょん放送後記(ゲスト坂口豪さん)

執筆者 | 21/05/01 (土) | コラム

2021年3月1日入会 ラグナリオ所属の上新淳史です。

今回は2021年4月30日にPROGRESS TV内で配信させて頂いた。

「じょーしんずとーくせっしょん 」の放送後記です。

配信が気になる方はこちらへ

https://www.facebook.com/atsushi.joshin.7/videos/5383413698399602/

 

 

 

今回のゲストは2020年7月入会の

「坂口豪」さんです

以下、配信の一部を抜粋したものです。

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勘当されかけて選んだ「ダンスの道」

 

 

上新:ダンスを仕事としてやるようになったのはいつ頃からなんですか?

 

坂口:元々、学生時代に社交ダンスを始めたんですけど、卒業間際にその時に師事していた先生から「プロにならない?」みたいな感じの声を掛けて頂いて。普通に就職するつもりでそういう活動ももしてたんで、ちょっとこう…悩んだんですけど思い切って決断しました。なんか学生の4年間だけじゃ(ダンスを)やり足りないなというか「突き進んで極めたい」的な感覚が凄く強かったんで、これは縁だなと思って飛び込んじゃいましたね。就職先も決まってたのに断ったりとかして、親にはちょっと勘当されかけました(笑)

 

上新:え!そうなんですか?それは結構な一大事ですね…。でもそうやって険しい道を選んで最初はどうでした?

 

坂口:いや〜本当に自分が思っていた以上に厳しかったんで、なんて言うんだろう、好きなことでやっていたダンスがプロになることで立ち位置も微妙に変わったりするし、社交ダンスは相手あってのことなので、パートナーさんとの兼ね合いだったりとかで上手く結果が伴わなかったりとか。やっぱり女性の方でダンスだけでやっていける人って凄く少なくて、結構パートナーさんは2年くらいやって解消してを何回か繰り返したりしていて、なかなか乗り切れず悶々とした感じでした最初は。

 

上新:なんか本当にお笑いコンビみたいですね。

 

坂口:たしかに芸人さんの漫才のコンビみたいなのをイメージしてもらったほうが理解しやすいかなと思います。だから戦友って感じです。

 

 

コロナ禍で唯一の舞台「PROGRESS学園祭」

 

 

上新:坂口ご夫妻といえばPROGRESS学園祭にも出演されましたね。

 

坂口:去年がコロナの影響で、コンペとか所謂ダンスのパーティーとか全部キャンセルだったので、去年の「最初で最後の舞台」ぐらいの感じだったんですよね。

 

上新:あ、そんなに踊れる機会なかったんですね!

 

坂口:試合自体が1年間まったく開催できてなかったので、その分の気合があの学園祭に向かって乗っかってたのがああいう感じになったんだと思います。みんなが顔見知りのあったかい空間の中でやれたので、本当にあれは楽しかった。二人ともそうなんですけど多分今までで一番楽しんで踊れたんじゃないかなって本当に素で思ってますね。

 

上新:そうか、普段競技とかビジネスでのダンスが多いですもんね。ああいう学園祭のノリで踊ることなんてないですよね。

 

坂口:ないね〜。全然ないです(笑)どうしても自分のその踊りを”品評の目”で見られることの方が圧倒的に多いので、本当にこうみんなが楽しんで盛り上げてっていう純粋な気持ちとであたたかい目で見守ってくれている。あんなステージは無いですよ。どこ探しても。だから本当に楽しかったです。

 

 

 

 

今までにない居場所「PGダンサーズ」

 

 

上新:PGダンサーズに入られた時の話なんですけど、ロックダンスとかポップダンスとかが多い中で、社交ダンスとしてそこに入られて最初どんな感じでしたか?

 

坂口:最初PGダンサーズが学園祭に向けてメンバー募集しているのを見た時に、カミさんから「ここに入りたい」っていう風に居てきたんですけど、元々自分から積極的に前に出たいって言う人じゃないので、それは結構ビックリしてて、でも凄いやる気になってるし、これは飛び込んでみようかなっていう。だから向こう(奥様)きっかけですね。元々なんかPROGRESSで社交ダンスをシアターとかで紹介できるようになれればいいなーぐらいには考えてたんで、まさかこんなに早くステージ出て踊るとか全然思ってなかったですね。

 

上新:そうなんですね。

 

坂口:そう、だからPGダンサーズ入ってみて最初の学園祭のステージなんかは全然体の使い方も違ったんで大変でしたけど、それは凄く刺激になって、今まで一つのジャンルしか知らなくて凝り固まってた考え方とか良い意味で壊してもらって視野が広がったんで、ダンスって楽しいなって凄く自然に思えるようになった…というか思い出したというか。ずっと同じ業界に20年以上いるとどうしてもそのジャンルの踊りに対してモチベーション持つのが難しかったので、そこで新しい感覚をもらって、いざ自分の本業を見直した時にやっぱり二人の関係性も良くなったんですよ。だから純粋に今自分たちの競技としてのダンスも凄く楽しめてやれてますね。

 

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全編は配信アーカイブから御覧ください。

https://www.facebook.com/atsushi.joshin.7/videos/5383413698399602/

 

 

今回、坂口豪さんをお呼びした経緯としては、

3月にサウナ部の活動でたまたまお会いして、その時初めてちゃんとお話ししたんですが、

「凄くフラットで話しやすい方だな〜」と思い、せっかくならこういうスポットライト当てながら話せる場所を持ってるし、いつか出てもらおうと企んでました。

 

 

今回、豪さんのお話を聞いてて

親に勘当されそうになりながらダンスの道を選ぶとか、

ダンスの道を選んだはいいけど苦悩の時代を辿るとか、

ダンスのパートナーに悩んでいた中でようやく見つけた人が人生のパートナーにもなるとか

去年はコロナの影響でダンスのお仕事が一切無くなるとか

ご夫妻でPROGRESS入ってPGダンサーズという未知の世界に飛び込むとか

新たに踏み込んだPGダンサーズのステージで「今までで一番楽しいダンスが踊れた」とか

 

 

豪さんの人生波乱万丈すぎやしませんか?僕はこれを書いてて何故かちょっと泣きそうになりましたよ(泣)

なんか一つの小説を読んだような気持ちになりました。

こんな気持ちになれるからこの配信はやってて楽しいです。

坂口豪さん、ありがとうございました!

 

 

じょーしんずとーくせっしょん

また次回も、ご期待ください。

ここまで読んでいただき有難うございました。

執筆者 | 21/05/01 (土) | コラム


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