一発屋

執筆者 | 21/05/03 (月) | コラム

2021年2月4日
僕は、PROGRESSを再開した。

正確には2020年の9月に入会はしていたが、そこに馴染もうとせず気づけば5ヶ月間980円を払い続けていた。所謂幽霊会員。
 
 
もう一回やろうと思ったきっかけは特にない。久しぶりにTwitterを開いたら、なんとなく楽しそうだった。

 

僕の性格的にやろうと思ったら、そこから先のハードルはあまり高くない。その日の内に自己紹介を撮影し、TV配信もやってみた。そこには恐怖心よりも好奇心が上回っていた。

色んな人がコメントをくれる。楽しい。約1ヶ月の間にTV配信は計5回。交流会にも積極的に参加して順風満帆なPROGRESSライフ。最高の1ヶ月だった。
 
 
 
しかし、

2021年2月26日事件が起きた
 

 
何気なく作った動画
https://twitter.com/PROGRESSKozotan/status/1365249993838186499?s=19

先にお伝えしておくと、僕はクリエイターでもなければ映像制作などやったこともない。つまりは処女作。思い入れも何もない。趣味でもない。
 
これがバズった。
 
それまでのTwitterのいいねの平均は10
この投稿は数時間で100を越えた。

これまで経験したことのないような高揚感

様々な人たちがコメントをくれる
雲の上のような人たちからいいねがくる
 
【あの動画を作った人】

難しい僕の名字よりも、この肩書きが広まった。チヤホヤされた。どこにいってもあの動画が褒められる。これがPROGRESSか。最高の気分だった。
 
 
 
 
 
「怖い」
 
 
 
 
わずか数日で最悪の気分になった。それからいくつか動画を作ったが、あれを越えられない。視線が怖い。好奇心よりも恐怖心が上回った。

「思ってたよりも完成度低いな」
「あの動画がピークだったね」
「あの程度で騒がれてもね」
 
絶対に存在していない声が聞こえる。
 
褒められるのはあの動画。
覚えられるのはあの動画。
僕の名前は、覚えられない。

 

【一発屋】
 

 
誰もそんなこと思っていないのに。PROGRESSにいるのが辛くなってきた。必然的に廊下からも朝の会からも離れていった。
 
~僕は何のためにいるのだろうか~
 
動画を褒められたいからではない。
 
一生の仲間と出会いたい。

https://www.facebook.com/groups/282970169246035/permalink/725571404985907/

 
 
そこで改めてPROGRESSでやりたいことに立ち返ることができた。
 
 
よし。人に会いに行こう。
朝の会・配信・部活・CARESS ・smilespice
直接ご飯にいったりZOOMで話もしたりした。直接お話した人は100人近く。

いつしか動画を作った人。ではなく【こぞっち】と言われるようになってきた。少しずつあの動画を知っている人が少なくなってきた。

 

 

 

いいねの数はあの動画を越えられない。コメントの数もあの動画を越えられない。でも僕は今の方が幸せです。

 
 

 

 
 
有名になりたい。成功したい。そう思っていたこともある。

~ at your own pace ~

でも、今の自分の身の丈にあった成功でなければ自分自身が滅びてしまう。辛くなる。

~ at your own pace ~

周りの人を見ると、比較、焦り、妬み、が生まれる。

~ at your own pace ~
 
自分の足元を見るべきだった。今自分はどこに立っているのか。そしてどこに道が伸びているのか。そして自分の幸せの価値観はどの道なのか。

~ at your own pace ~

あとは、ここからの一歩目を前に進むか後ろに進むかその場に留めるか。

それもまた  at your own pace
 

 
自分の意思で次の一歩目を決めながら、PROGRESSを楽しんでいきたい。

 

 

2021年5月1日

僕は、動画編集を再開した。

執筆者 | 21/05/03 (月) | コラム


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