ラグナリオ所属の羽深将人(はぶはぶ)です。僕の視点から見てきたこれまでのPROGRESSの歴史を綴ってみようと思います。
前後編にしていますので、前編から読んで頂けますと幸いです。
【個人視点PROGRESSヒストリー 〜前編〜】
〜ここから後編〜
【第4ブロック(コロナ襲来〜シンガポール移住決断)】(2020年3月〜7月)
3月、コロナで世の中が大混乱になると共にPROGRESSも大混乱期&大変革期に突入しました。
ここは前半のクライマックス的な、非常に濃密かつ重要なフェーズです。
第4ブロックも前後半で様子が大きく分かれます。
前半(3,4月):混乱、変革、オンライン整備、クラス誕生期
後半(5〜7月):会費大幅値下げ&メンバー数激増期
【4ブロック前半(変革、クラス誕生期)】(2020年3月〜4月)
3月はRUN、授業観覧を中心としたオフラインイベントは基本中止、時々少人数で復活してはまた中止、となり、オフライン活動がかなり制限されました。メンバー間で個人的に会うことも難しくなりました。急な状況変化にメンバーも混乱しましたし、中田さんにも難しい舵取りを求められる場面でした。ただそこはPROGRESSメンバー、対応は異常に早かったです。
まず幸福洗脳会が中止になった日の夜、とあるメンバーがFacebookの個人アカウントで、メンバー限定公開の生配信を始めました(まだ生配信経験者がほぼいない時代)。公式イベントではないし、PROGRESS公式ページの配信ではありません(これはのちに中田さんに怒られます 汗)。突然の幸福洗脳会中止で暇を持て余していたメンバーはその配信に続々と集まってきます。配信のコメント上でのやりとりがメンバーの寂しさや不安な気持ちをやわらげました。中田さんの配信中は中田さんを介したコミュニケーションのみでしたが、メンバーの配信でメンバーが自由にコメントしあったのはそれが最初だったと思います。コメント欄を介した交流はあまりに楽しく、19時頃から始まった配信は深夜2時まで続きました。ここで、その配信に参加したメンバーは感じます。会えなくても、コメント上でやりとりしてるだけでかなりコミュニケーションを取っている実感がある。情報も気軽に共有できる。会えなくてもこんなに笑い合える。これめちゃめちゃ楽しくない?僕もその時はコメント欄上のやりとりだけで死ぬ程笑いました。そしてもう一つ重要なのが参加者それぞれの場所は全く関係なかったという点です。地方在住のメンバーも関係なく参加できたのです。第4ブロック最初に起きたのはロケーション革命でした。オフラインメインであったコロナ前のPROGRESSでは首都圏在住者と地方在住者では享受できるものの差が大きく、居住地格差が問題として挙げられていました。その解決法が見つからず諦められていましたが、そんな中で生配信によってメンバー間が繋がる方法を発見できたのは大きな光でした。(この配信はのちにPROGRESS TVの発足に結びつきます)
ZOOMの導入もこの頃です。「ZOOM飲み会」なるものがニュースで話題になり始めていて、その情報を聞きつけた一部メンバーの間で早速試されました。そして「え!これ面白い!」と、ZOOMでの交流はあっと言う間に定着しました。これもメンバー間で起こった自主的なムーブメントでした。今まであまり人となりが分からなかった地方のメンバーとも、ZOOM越しですが顔を合わせながら濃密なコミュニケーションが取れることが分かり、圧倒的に交流がしやすくなりました。(これはのちの全体ZOOM交流会、ひいては授業のZOOM観覧、HRのZOOM参加へと繋がります)
生配信、ZOOMなど、新しい手段を次々に取り入れて、拡がる可能性にみな興奮していた非常に楽しい時期でした。(その時の様子がサムネの画像です)
しかしここで問題が起こります。生配信も、ZOOM飲み会も中田さんの目の届かないところで起こっていたことが、問題として取り上げられます。中田さんは当初からPROGRESSの文化の醸成にかなり力点を置いていたと思います。それ故に基本的にはPROGRESSメンバー同士の活動は中田さんの目に届くPROGRESSのプラットフォーム上で行って欲しい、また目の届かないような領域で行うなら企画内容を共有して欲しい、というような意思がありました(僕の所感です)。積極的に交流、活動したいメンバーと、サロンオーナーとしての責任がある中田さん。交流欲求と許容範囲がバッティングする場面でしたが、結果として野良生配信や、野良ZOOMは一旦禁止されました。ただそののち、メンバーからの正式な提案を経て中田さんから「これは使える。公式にPROGRESSに採用しましょう」と承認され、新たなPROGRESSのコンテンツとして整備されていきました。こうしてPROGRESSはオンラインの方向に大きく舵を切り、オンライン文化が急速に発達していきました(自粛中は中田さんも暇を持て余し、日中の生活を長時間配信でメンバーに見せてくれるなど、ファン目線では垂涎ものの出来事もありました)。
そして4月に入り、「PROGRESS生配信室」(=現在のPROGRESS TV)が正式に創設されます。当時は番組というより、シェアハウスを模したイメージのもので、配信を見る=誰かの部屋に遊びにいく、という感覚で作られました。時間制限もありません。長時間配信上等、多重配信上等、で生配信文化は始まりました。生配信室はPROGRESS全体に強力に受け入れられ、空前のヒットコンテンツとなります。ここで人気配信がいくつも誕生しました。知ってる人が配信している、そこに自分も参加できる、ということがあまりに楽しく、みんなでガンガンコメントをし合っていました。生配信室はパフォーマンスする場の側面もありながらそれ以上にコミュニケーションの場として大活躍しました。また逆にそれまで全く知られていなかったメンバーが配信で一気に人気を獲得していく現象も現れ、配信によって知名度を上げた「PROGRESS配信スター」と言われるような存在も登場し始めました。また配信はしないもののコメント欄で活躍する「コメント職人」が脚光を浴びたのもこの頃かなと思います。配信視聴が楽しすぎて実生活に支障をきたしているメンバーが自らを自虐した「PROGRESS廃人」という言葉が生まれたのもこの時期で、熱中する人(しすぎる人)が本当に多かったです。この時期に濃い交流をしていたメンバーとは今も見えない絆で結ばれている感覚があります。
そしてここでもう一つの変革、「クラス制度」が登場します。きっかけは、中田さんの”人は帰属意識があると楽しい、区分してみると生まれる面白みがある”、という説を取り入れたことと、”「応援する人」を承認したい”という意向があったことです。当時のPROGRESSは華のあるメンバー、特技のあるメンバー、才能のあるメンバーがとかく目立ちがちでしたが、そうすると一方で、見ているのが楽しい人、誰かの応援をするのが楽しい人は置いていかれている感覚に陥りがちです。それを危惧した中田さんは「見る人や楽しむ人もいなきゃコミュニティは成り立たない」と、具体的な形で承認したいと考えていました。飛行機にはパイロットも設計士も管制官も必要。でもそれに乗って楽しむ乗客もいなければ簡素で虚しいものになる。乗客も絶対に必要、と喩えて表現されてました。これにより胸を張ってPROGRESSを楽しめるようになったメンバーも多かったと思います。今のフラーシアの楽しそうな盛り上がりを見れば一目瞭然です。ただ初めから現在の4つのクラスが提案されたわけではなく、ここでも紆余曲折がありました。一番初めは堀江サロン(HIU)を参考に趣味や住む場所による分け方が提案されて(正に今でいう部活の区分!)、それが15区分になったり、8区分になったり、中田さんから朝の会(HR)で仮案を提案されては、メンバーがその提案を受けてのアンサー的な配信をその日の内にする、翌日それを受けてのまた新たな提案を中田さんがして、メンバーが反応する、そんな提案と修正の目まぐるしい流れを何日間か繰り返した末に、最終的にハリーポッターの世界観を模した4クラスの区分に落ち着きます(4クラス=グリフィンドール、レイブンクロー、ハッフルパフ、スリザリン。のちに著作権の関係でラグナリオ、アリスカーナ、フラーシア、ウォルクスと改名)。クラス制度はPROGRESSの中でも画期的な制度の一つで、各メンバーの属性タイプが分かりやすくなるとともに、同属性で区分されるからこその活発な活動も生まれました。アリスカーナの本格的なMV制作、ウォルクスの勉強会などがその典型例です。
3,4月は毎日が荒波で、興奮と刺激に満ちた日々でした。
【第4ブロック後半(価格改定&メンバー激増期)】(2020年5月〜7月)
またコロナによる状況の変化で高額サロンであることのひずみが出てきます。コロナで経済不安が広がる中、月会費5,980円を負担に感じて退会するメンバーが現れ始めてしまったのです。その状況を見た中田さんは経済的な負担を軽くする目的でコロナ期間限定で価格を下げることを決断します。その変更金額が当時としては衝撃の980円でした。
この大幅な価格改定には反対意見が多数噴出しました。ここまでのPROGRESSは「スモール、クローズ、ガラパゴス」というフレーズが出るような、「より小さく」、「より閉じた」、「独自の文化を育む」ことをよしとする、秘密結社的な要素を強く持っていたコミュニティでした。無理に人数を増やす必要はなく、むしろ少ないほど洗練されて良い、数が多いことが正義ではない、と、現在とは真逆の方針でした。人数が少ないからこそ濃密な共通認識や価値観共有ができていた部分は実際あったと思います。「5,980円」という高い価格設定もそれを手伝っていた大きい要素です。そんな中急激に低価格化して垣根を下げたら一体どうなるのか、、、「もし変な人が入ってきたら治安は…」「急拡大してせっかく育んできたPROGRESSの文化が崩れたらどうしよう…」。そんな不安がメンバーを襲いましたが、中田さんの意向に従い2020年5月1日から正式に980円に改定されました。
この時に僕が感じたのは、中田さんから既存メンバーに対する信頼です。今まで長い時間をかけて文化を培えてきている、その文化を簡単に崩させてしまうメンバーではない、新しい人が多く入ってきてもうまく馴染むよう促すことができる。今のメンバーの風土があれば大丈夫。そう判断しての価格改定の決断であったと感じています(私見です)。実際に改定初期に一部風紀を乱す人も入ってきてしまってはいたのですが(失礼な言い方をすみません)、風土の違いを感じて短期で退会したり、目に余る人に対しては強制的に参加を制限する「4STOP制度」が導入されるなどして治安は維持されました。心配していた事象は予想していたよりずっと少なく(個人の感覚です)、むしろそれ以上に魅力的なメンバーと多く出会えなどの良い面の法がずっと上回っていました。
※価格はコロナ期間限定の値下げの予定でしたが、その後システム的に価格を元に戻せない(急に価格を上げることが出来ない)という謎現象によりその後も価格は戻りませんでした。そしてしばらく経って今度は方針を転換し人数の多いサロンを目指す、と方向を切り替えたことでそのまま980円で保たれる事になりました。10,000人を目指すことは5月には宣言していたと思います。
またその流れでこの頃(5月)から「既存メンバー」と「ビギナーメンバー」という概念が生まれました。それ以前のPROGRESSは日々の入会者数が少なく、数名単位でじわじわと増えていく形でした。しかし、価格改定やコロナの影響で多くの入会者が入るようになりました。2018年11月末の設立から2020年4月にまで、17ヶ月という長い時間をかけ少しずつ少しずつ増えやっと700人になっていた組織が、その次のたったひと月(5月)で倍の1,300人、さらにその次の月(6月)で3倍の2,100人にまでなっていました。元のメンバー数を大きく上回ってビギナーが多数派のコミュニティになり、動き方がわからない新入会者も多かったと思います。これに対応すべく生まれたのが「ビギナークラス」と「ビギナーアドバイザー」制度です(ビギナークラスは廃止されましたが、ビギナーアドバイザーは今でも引き継がれていますね(現「アドバイスメンバー」制度))。これは基本三方針(コアバリュー1.0)のひとつ、「強くて優しい人になる」を象徴したような制度です。強い人(ここでは長く在籍してPROGRESSをよく理解してる既存メンバー)はビギナー(PROGRESSをまだよく知らないメンバー)に優しく接しながら受け入れていくことが重要である、強い人はただ楽しむのではなくそれを共有できる様に公の目線を持った動きをしましょう、楽しむだけではなくもう一つ高い視野からコミュニティを捉えましょう、一つレベルを上げて物事捉えましょう、というメッセージでした。この頃の影響が例えば今のTwitterでのお助け文化にも繋がっていると思います。ヘルプツイートに対してすぐ助けてくれる人が現れるのは、この頃にその様な行動が公式に推奨された影響が大きいと思います。
また6月にはPROGRESS TVの異様な盛り上がりを象徴するような企画「24時間PROGRESS TV」が開催されます。各メンバーが生配信で24時間を繋いで一つのイベントとして完成させました。各クラス特番、国内、国外、既存、ビギナー、など様々なカルチャーが個性を発揮しつつ上手く混合したビッグイベントでした。PROGRESS校歌が完成し、公式青ポロシャツも配布し終えた頃で、学園の感が色濃く出たイベントでもありました。エンデイングのコーナーでは涙を流すメンバーが多数出るほど感動が生まれました。一方で、イベントが盛り上がれば盛り上がるほど、まだよく馴染めていない為に疎外感を感じてしまう人が出てきてしまうというジレンマ的な現象が、見えないところで少しづつ出てきた時期でもありました。
【第5部ブロック(コアバリュー2.0〜シンガポール移住実行)】(2020年8月〜2021年2月)
第5ブロックに入る少し前あたりから噴出していたのが「内輪ネタ」問題です。新しい人が多く入ってくる中で、その輪の中に入ってきてもらう為には疎外感を感じさせてはいけない、だからTV配信などでは内輪ネタは控えよう、配信中のコメントへの呼びかけもあだ名だけでなく本名も併せて呼ぼう、という呼びかけが中田さんからありました。これは人数が少なかった頃は全く気にしていなかった感覚です。内輪の人間にとって内輪ネタほど楽しいことはありません。しかし輪に入っていない人にとってはこれほど疎外感を感じることはありません。「この人といえばこの話題」という説明不要で伝わるエピソードやフレーズなどがメンバー数激増の前は数多くありましたが、それは使うことも徐々になくなっていきました。また安易な昔話も古参マウントの様な印象を与えてしまう為、通常の日々では控える様になりました(HRで中田さんが昔の話を話題にした時などは除く)(それでも内輪感や古参マウントを感じさせてしまっている方がいれば申し訳ありません)。
また各メンバーの発信活動が苛烈になる中で、比較的新しい方が勇気を出して配信をしても中々見てもらえない問題も浮き彫りになりました。そこで中田さんからTV配信に新ルールが設定されます。
[新ルール(配信制限)]
・生配信は1回30分以内、週に2回まで
・配信の12時間前までに予約表への記入が必ず必要で、同時間帯の配信は最大2番組まで
・自己紹介動画(Introduction)の投稿必須、投稿してないとTV配信もTheater動画投稿も不可。概要欄に自己紹介動画のURL貼り付け必須
毎日配信をしていた配信ガチ勢にはむせび泣き案件でしたが、全体としてはより多くのメンバーが配信を見られるようになり、良い面も多くありました。その様な流れなどもあり、改めて8月に打ち出されたのがコアバリュー2.0です。
【コアバリュー2.0】
・すべての人にやさしさと強さを
・いるだけで楽しいコミュニティへ
・PROGRESS(at your own pace)
「焦らなくていい、無理しなくていい、いるだけでいい。それだけで楽しいから」という、優しさを強調したメッセージでした。(個人的には1.0「強くて優しい」から2.0「やさしさと強さを」と、”やさしさ”が先に記載されることになった所に強いメッセージを感じました)
10月にはPROGRESS史上最大規模のイベント「第1回PROGRESS学園祭」が開催されました。企画当時のコロナの隆盛予測から、当初はオフラインでの開催で進んでいましたが途中からコロナ的に厳しい状況となりオンライン開催に切り替わりました。(ある程度計画が進んだ中での方向転換で当時のPM、SM(プロジェクトマネージャー、サブマネージャー)、その他運営メンバーは大変な思いをされたと思います)
学園祭は演者も技術スタッフも非常にクオリティが高かったことが最大の印象です。楽しさはもちろんありましたがそれ以上に演出やパフォーマンスのクオリティの高さに度肝を抜かれました。技術スタッフとして協力したメンバーもその業界の第一線級の方も含まれていましたし、本来仕事として依頼したら膨大な金額が発生する様な事を各メンバーの厚意で持ち寄り、結集されました(施設代や機材代、その他必要経費等にはお金がかかっていますがその為の予算はまた別に設けられています)。お金を発生させないことについては、それを仕事にしないからこそ楽しく取り組めるという面もあるし、また逆に普段からお金を発生させずに楽しませてもらっていることのお返しの機会と捉えられたメンバーもいるのではないかと思います(私見です)。これもオンラインサロンならではの出来事だと思います(この辺りの概念は『オンラインサロン活用法』の授業も参考になると思います)。学園祭はPROGRESSの才能と技術が最高潮に結集したイベントですので未見の方は是非アーカイブをご覧ください
学園祭配信アーカイブ(https://m.facebook.com/groups/1196386067176973/permalink/1784113268404247/)
学園祭Wikiページ(https://pgpub.space/wiki/progress-wiki/pg%e5%ad%a6%e5%9c%92%e7%a5%ad/)
学園祭以降はRADIOFISH楽曲の曲名や歌詞のコンペが盛んになったり、PROGRESSの入会案内用メンバーインタビュー、winwinwiiinの観覧、吉本退所会見でのPGメンバー起用など、メンバーを巻き込んでものを作りたいという中田さんの意思を改めて感じさせる企画もかなり増えました。中田さんご自身はシンガポール行きの準備とお金(FIRE理論)、健康(オートファジー&睡眠)、時間(働き方改革)についての勉強にハマっていてその影響でメンバーの間でもオートファジー(16時間絶食)が大ブームになりました。オートファジーの様な極端な習慣を身につけられるのも信頼する先生がいることと共有できる仲間がいるおかげで、これもオンラインサロンならでは現象だと思います。またNetflixの授業をきっかけにTV配信のルール(配信制限)も11月には撤廃されました。再び自由配信が可能となり現在と同じ形式に落ち着きました。
【第6ブロック(シンガポール移住〜コアバリュー3.0)(2021年3月〜2021年5月)】
シンガポール移住後、中田さんは顔出し引退宣言&顔出し引退撤回宣言などで世間を巻き込みながら話題になっていましたが、PROGRESSの動きとしてはある程度落ち着いている時期だったかなと思います。またこの時期改めてメンバー10,000人化の意思が公言され、その中で更にもう一段視座の高いコミュニティにしていきたいと願いを込めてコアバリュー3.0が打ち出されました。
【コアバリュー3.0】
・抜け道より正攻法を
・批判より提案を
・心配より応援を
→そして、いつでも強さと優しさを
強さと優しさを強調しつつ高い精神性を求められるコアバリューに進化しました。また長きに渡って使用されてきた締めの掛け声「Life is a festival」 に取って代わって「いきててたのしい」という掛け声が採用されました。この言葉の解釈は人それぞれだと思いますが「色々な事が起こるけれども最終的に『いきててたのしい』と思えればOK(大勝利)」というの大筋の意味合いだ思います。PROGRESSを象徴する言葉だと思いました。
こうして現在のPROGRESSに至っています。
【あとがき】
改めて振り返ってみて、PROGRESSの歴史は常に組織の拡大と変容、新旧の混ざり合い、またそれらに対応する為の文化構築、価値観構築の歴史だったと思います。これから1万人化を目指す中でまだまだ問題も発生するでしょうし、壁にもぶち当たるはずですが、その時に大切なのは誤解や恐れを生まない為の冷静なコミュニケーションと優しい言葉だと思います。PROGRESSとは何か、どうあるべきか、ということを考えながら、PROGRESSを大切に守っていきたいですね。
PROGRESSには様々なコンテンツが詰まっていますが、PROGRESSがどういう未来に向かうのか、その道のりを間近で見れることが最大のコンテンツだと、個人的には思っています。現在5,000人強で10,000人は遥か先ですが、そこまでの道のりが楽しみで仕方ありません。10,000人になる頃、5,000人時代はこうだったよねー、と懐かしんで話せる日が来るのが待ち遠しいです。いきててたのしい。