プログレスで何か発信したい。
日に日に強く思うようになったのが、桜がちらほら咲き始めた今年の3月中頃だった。
1年前、24時間プログレスTVをやり遂げた後、自分はほぼROM専となって、
毎朝ホームルームを楽しみに聴くことが自分のプログレスでの活動となった。
昨年7月、新しい会社に身を置くようになったので、プログレスに時間を費やすことができなくなったのが理由だ。
ある日、月末Zoom交流会、中田さんと二人で話せる中田ルーム参加者に自分が選ばれたことがあった。
その時お話し頂いたのは、信用と投資は似ている、という内容だった。
この内容は、その後、中田敦彦のトーク- NAKATA TALKSチャンネルで、「ギブアンドテイクと投資のリターンは似ている」で語られているので興味がある方はぜひ見てほしい。
とても興味深いお話で、当時、新たな人間関係を築いていかなければならない自分にとってすごく心に響く内容であった。
そんな中、中田さんから、飯牟礼さんは次何をやられるんですか?という投げかけがあった。
当時、ホームルーム活動しかしていなかった自分としては、想定していない質問で、あまりうまくお答えすることができずに中田ルームは終わった。
また、10月17日に行われた学園祭にもっと深く運営などで参加すればよかったと悔やんでいた中であったので、この投げかけは自分の心に強く引っかかった。
月日は流れ、仕事も落ち着き出し、何かプログレスでイベントやりたいなと思い始めたのが3月中旬。
自分は大概、朝にシャワーを浴びている時にアイデアが浮かぶ。
「そうだ!フリマをやろう!!」
プログレスで何かやりたい・・・ずっと考えていた時に思いついたのがフリマだった。
フリマなら、誰でも参加できる、中田さんの物販との親和性も高い。
しかしフリマだけではイベントを盛り上げるためには少しインパクトが弱いと思い、
それを補完するためにオークションを同時に開催することを考えた。
そしてイベント企画立案に向けて、昨年の24時間発案メンバーに声を掛けていった。
皆、快く賛同してくれ、話を進めることに決めた。
できるだけ多くの人を巻き込みたいと思い、構想を練りつつ、数十人のメンバーに企画内容を見てもらい、意見、賛同を頂けるよう声がけをしていき、さらに企画内容をブラッシュアップしていった。
企画内容が大枠固まり、玉城さんを通し中田さんに企画書を確認してもらい、了承を頂き、PGフリマプロジェクトが始動していく。
運営メンバーと何度かMTGを重ねていくと、「あれ?そういうことですか?」っとお互い「??」となることがあった。オンラインで「フリマ」というものが、かなりふわふわしていて、説明してもなかなか伝わらず、また自分の思い描いている内容だと参加者が楽しめないのではないかと、喧々諤々オンラインでの「フリマ」について話し合いを行った。
そして、多くの方にイベント参加のご相談をさせて頂いた。
自分は、イベント当日が本番ではあるものの、その過程であるプロモーションにとても重きを置いた考えを持っている。プロモーションからイベントは始まっている。
むしろ、プロモーションの方が自分はワクワク高揚感を感じ、どれだけ多くの人を巻き込むことができるかが醍醐味だと感じている。
ただ、様々な方の協力がないと企画しているプロモーションは成立しない。
お声がけを焦ってしまったり、不躾なご相談をしてしまったり、相手の気持ちを汲み取ることができなかったりと、お叱りを受けることもあった。
また何度も時間を取ってもらいMTGを行ったが、うまく着地させることができない企画もあった。時間を割いて携わってもらったのに本当に申し訳なく、次の機会で何か返したいと思っている。
その中にとても印象的な事があった。
映像、音楽クリエイターkazuya ohtaniさんだ。(以下大谷さん)
今回のイベントは、クラファンで得た金額とオークションの利益(出品者の購入価格は出品者にお返しする)は、会場代、諸経費を差し引いて、それ以外をすべてドネーションに回すことと決めていた。
運営チームとクリエーターの方には、無償でイベントに携わって頂くことになっている。
大谷さんより、なぜ、飯牟礼さんは無償で動かれているんですか?
なぜ・・・?
やりたいと思ったから、みんなと一つのイベントがやりたいと思ったから・・
と漠然とした返事しかできなかった。
大谷さんとは1時間程度お話をし、最後に大谷さんが、
じゃあ、ぼくCD売りに行きますよ!昔作ったCDが山のように在庫あるので、CD持って売りに行きます!っと笑いながら言ってくれた。
日に日にイベント予定日が近づいてくる。
そして、これでもかと、プロモーションを続けていった。
みんなに認知してもらい、そして参加したいと思わせたい!
目標参加人数300人だ!訴求!訴求!訴求!
運営グループチャットでは、訴求の言葉が溢れ、どうやったらみんなに参加してもらえるか、皆必死に考え行動した。
最後の方はフラッシュアイデア、瞬間芸のように追い込みの訴求をかけていった。
ふわふわとしたオンラインでの「フリマ」そして「オークション」、形のないものを具現化していく難しさ、イベントまで時間もない。
ぎりぎりまでイベントを具現化する方法を探り、そして訴求を同時に掛けていく、2軸のミッションを走らせながら、いよいよ当日を迎えた。
当日、自分はオークションの裏方を担当、会場で配信までの準備を進める。
皆それぞれの役割を遂行し、イベントを盛り上げようと必死だ。
そんな中、当日のホームルームで、なんと中田さんがPGフリマを取り上げてくれた。
そして、新たなコアバリューも発表された。
「目的はみんなの夢を応援しあうこと、手段はポジティブな発信」
という内容だった。PGフリマにも通ずるコアバリューだと感じた。
そして、オープニングは安定の田口さん(Yuito Taguchi)。やはりさすが、あわただしい会場の一角で冷静にオープニング配信をしっかり盛り上げてフリマ配信に繋げていく。田口さんがいないとこのイベントは成り立っていないだろう。
フリマもいよいよスタート。ひらみん(平見 愛弓)、かおりん(古田 馨梨)、田口さんの三人がフリマ参加者をサポートしながら進めていく、参加者に安心感を与え、さらに視聴者にフリマの楽しさを膨らませて伝えてくれる。
現地ではOBSの田中としゆきさんが、デスクトップPCを台車に乗せて登場し、
慌ただしく準備に入る。オークションとエンディングのOBSを担当してくれ、さらにオンラインフリマにも参加してくれるという、かなりハードなスケジュールとなっている。
そして、ヤギシタさんはご自身の機材を搬入、テレビ撮影ばりのセッティングでオークション配信のクオリティを爆上げしてくれた。
みいたそ(高木 見嘉子)は現地スタッフをまとめてくれつつ、現地配信を行い、オークション前には観覧部部長として現地参加者のテンションを上げて、オークション現地観覧の熱を高めてくれた。
サンダーさん(Miwa Aoki)は自分と共にオークションの裏準備。細かいところまでしっかり気を使ってくれ、自分がほわほわしていてもサンダーさんがいてくれれば安心だ。
チガさん(Chiga Matsuyama)は当日までPGフリマMAP制作やTwitter告知、サムネ作り、コラム発信のとりまとめなど事前準備に力を入れてくれており、当日はコメント欄を盛り上げてくれた。
オークション配信時は、タムタム(田村 明彦)とオーノさん(Yoko Ono)がめちゃくちゃ盛り上げて貴重な出品アイテムを紹介していく。オーノさんは入念に出品アイテムの内容を調べ上げ、きっちり紹介していく。タムタムはその時の空気感を大切に、予習なしで本番を楽しむ生粋のラグナリオだ。
エンディング配信は、プロモーションTV配信から企画構成を裏で練り上げ形にしてくれた上新さん(淳史)がラストも担当してくれた。昨年の24時間の時は表の顔として、今回のPGフリマは裏方ディレクターとして活躍してくれた。
MCはPGフリマの顔、いっくん(伊藤 郁磨)とかおりんだ。この二人のバランスは絶妙で、おはしゃぎのテンションもピッタリ、エンディング配信も二人の笑顔が最高だった。
また、岩田さん(隆彦)は今までのプロモーションから当日のフリマまでを編集し、感動的なエンディング動画を制作してくれた。その他、フリマ説明動画とオープニング動画も制作してくれ、メッセンジャーでのやりとりも、とても気持ちよくお話しすることができて、本当に感謝しかない。
そして、第二部@カレスに繋がっていく。第二部では中田さんがコメント欄で参加して下さり、これ以上ない喜びを感じた。
この他にも、本当に数多くの方がイベントに参加してくれて、イベントは大いに盛り上がり、ふわふらしていたPGフリマというものが形となった。今後フリマというものが、プログレスの中でスタンダードとなっていくことを願いたい。
最後に、大谷さんが本当にCDを売りに来てくれた。
絶対買おうと思っていたので一番に購入。CDプレイヤーは家にはないが、想いの詰まった大谷さんのCDを本人から買うことに意味がある。大谷さんが笑う。
先日ホームルーム終わりの中田さんの話で、「みんな祭りが好きなんだよ!紅白のトリはサブちゃんの「まつり」なんだから、決まっているんだよ!ま~~~つりだ、祭りだ、祭りだって。みんな祭りが好きなんだよ!」
大谷さんとのzoomで問いかけられたことに、今なら、「祭りが好きなんです。ただただ祭りがしたいだけなんです。」と答えたい。
そして、中田さんの「飯牟礼さんは次何をやられるんですか?」にも答えたい。
「メンバーみんなと一緒にPGフリマやりましたよ!」
Special thanks
パブリック協力 方波見 哲朗さん
グラレコ制作 金井 香澄さん
オークション出品商品撮影 くわはら まりほさん
ロゴ制作 石黒 紘次郎さん
ロゴアニメーション 桑野 徹さん
エンディング曲 佐藤 慎平さん
コラム 大竹 将義さん 市川蓮さん 寺岡 佳代さん Shota Sodenさん