表Twitter攻撃的アカウント著名人図鑑その①

執筆者 | 21/08/14 (土) | コラム

 Twitterで、匿名の、しかも捨てアカウントが他人を攻撃したり、誹謗中傷したりする行為は、卑怯者で醜悪だと思う。

 とは言え、この卑怯はリスクヘッジでもある。

 ところが、著名人が堂々と名乗り出て、他人を批評というか、攻撃的な批判をガンガンやる。これは、一体、何なんだろうか? ワイドショーのコメンテーターとして「お仕事」でやっているのでもない。

 ここでは、表Twitter攻撃的アカウント著名人図鑑と称して色々と書きたいと思う。 

 で、基本的には、今回のメンタリスト・DaiGo氏のYouTube配信での発言を、Twitterで批判のした人々を中心にやっていこうと思う。

 

 さて、その中でも強烈なのが能町みね子氏。

 能町みね子氏はTwitter上では度々、人物批判を繰り返しています。私は能町みね子氏の『オカマだけどOLやってます。』の頃から好きで、「夜タモリ」も良かったので、「私の嫌いな人間は絶対に嫌い」という感じにはちょっと面喰ってしまう。でも今でも好きだよ能町さん♡ 因みに、能町氏は箕輪厚介氏のことも大嫌いで度々、馬鹿にしたり批判したりしています。おー、どうして人は分かり合えないのだろう? あっちゃんを攻撃しないでね。

 想田和弘監督。

 アメリカ在住のドキュメンタリー映画監督で、やはり作品は大好きです。『選挙』とか『演劇1、2』とか傑作。この人も、毎日のように誰かを批判しています。基本的にリベラル派のようで、その為に所謂ネトウヨからいつも攻撃されてもいます。今回は「優生思想そのもの」として「ホームレスの方や生活保護受給者の身の安全を現実的に脅かす発言」と指摘します。

 香山リカ氏。

 やはり左派っぽく見られていて、政府批判とか沖縄基地問題批判とかします。精神科医なので、批判対象者をすぐ病気にする癖があって、簡単に診断するなと、揚げ足取りをされることも多いです。
「メンタリストとメダルカジリストがアフター五輪の日本を席捲」と、河村たかし氏と重ねて馬鹿にしています。

 平野啓一郎氏。

 芥川賞受賞作ですねえ。映画になった『マチネの終わりに』とかベストセラーです。また生活保護者への偏見に対しての抗議はかねてよりTwitterでも発言を繰り返しています。だから、この人が批判しないで誰がするって人ですよね。「それにしても、他人の存在を必要とか不要とかジャッジするというのは、お前は一体、何様なのか、と。」と書いています。しかし、平野氏はマスコミ批判も多いので、かつては平野ファンから「DaiGoさんも同じ事を言ってました」みたいなコメントもあって、両方のファンも沢山いそうですね。

 津田大介氏。

 あいちトリエンナーレの「表現の不自由展」で話題になった人ですね。この人はDaiGo氏個人の問題ではなく、「背景にあるここ20年ぐらいの自己責任型新自由主義の蔓延と、それを裏側で支えた匿名掲示板を中心としたネット文化の影響、とりわけ最近喝采を浴びがちなネットの露悪冷笑主義の跋扈」と要約しているのですが、果たしてどうでしょうかね。

 さて、今回紹介した5人は、たしかに毎日、誰かを批判してます。そして、毎日、誰かから絡まれています。仮に正義感とかが背景にあるにしても、どうにもバトルジャンキー感も、何となく漂いガチ。

 今回はDaiGo氏の発言が社会的弱者批判もしくは、差別とか受け取られうる内容だったので、所謂リベラル派が激オコになりましたが、安倍晋三前首相を批判してたら右派が反応したかもしれないです。

 オーマイガー! いったい、いつになったら、人々は、イデオロギーを超えて、仲良くなれるのか?
(そういわけで、次回は右派Twitter著名人図鑑になります)

PS、私はDaiGo氏が思わず言っちゃった「猫の命よりもホームレスや生活保護者の命は、自分にとっては軽い」という内容には反対で、批判を受けるのは致し方がないと思います。とは言え、「自由主義の暴走」とか「露悪趣味」とか「冷笑系」とは思えない。どっちかというと、たまたま憎悪の矛先が向かってしまったのかなと思う。なんか配信中、ずっと怒っているように見えたもん。

 しかし、批判者達が「メンタリスト」という肩書きを小馬鹿にするのは、「それは別の悪趣味だろ」と思う。職業選択の自由は徹底的に尊重されるべきで、それが仮に自分で考えた新しい職業概念だとしても、なんで他人に馬鹿にすることが出来るのか。なんで「詐欺」かのように受け取るのか。それは行き過ぎた行為ではないか? どうだろうか?

執筆者 | 21/08/14 (土) | コラム


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