【お盆に観たい!住職お勧めの映画は?】
PROGRESSの皆さん、こんにちは。
2021年2月入会のみーさんこと三浦和浩です。
初めてコラムに挑戦します。よろしくお願いします?
さて、今日は8月15日。
お盆ですね。
本来お盆は7月15日なのですが、明治に入って新暦に変わった関係で、首都圏以外は8月15日をお盆の日とすることになりました。
世の中はお盆休みで、いつもなら成田や、関空は海外や田舎で過ごす人々でごった返している所ですが、新型コロナや長雨の影響で、巣篭もりされている方も多いと思います。
さて、そんな中ですが、お家で映画鑑賞も悪くありません。
そこで、今日はお盆に見たい映画をご紹介したいと思います。
それは「リメンバー・ミー」。
ディズニーピクサーのCGアニメ作品です。
舞台はメキシコ。家族に反対されながらもミュージシャンを目指す主人公ミゲルは「死者の日」に死後の世界に迷い込んでしまいます。この世に帰るためにはご先祖さまの許しを得なければなりません。さてミゲルは無事に帰って来られるのでしょうか。
というお話なのですが、これはもう完全に「お盆」です。
メキシコでは年に一度、死者の日にご先祖さまが帰ってきます。
しかしこの映画では、祭壇に故人の写真が飾られていないと、その霊は帰ってこられません。
しかも、その故人のことを覚えている人がいなくなったら、その霊は死後の世界でも生きられなくなり、完全に消えてしまいます。
まさに、私を忘れないで(リメンバー・ミー)なわけです。
この映画は、テーマが地味なこともあり、ディズニーの中ではあまりメジャーではないかも知れません。ディズニーランドに行ってもリメンバー・ミーのアトラクションは無いと思います(笑)
でもうちの子供たちからは大人気。
お話もよくできているし、大人が見てもとても面白い作品です。
お盆とは何か、ということを説明する時に「リメンバー・ミーを見たことがありますか」と聞いて、見たことがあると答えてくれたら話は早い。すぐに「あー、あの感じね」と理解してもらえます。
この映画では「写真」というアイテムが重視されていますが、これを「供養の気持ち」と言い換えれば、供養の大切さもわかるでしょう。
そして何より、故人のことを忘れないことこそ、供養の基本であるということが理解できると思います。
まだ見ておられない方も、既に見た方も、お盆休みにゆっくりと鑑賞してみてはいかがでしょうか。
きっとご先祖さまもご一緒に楽しんでくださると思いますよ。
予告編はこちら
https://m.youtube.com/watch?v=-9b9jireyKQ