HRと授業後のお話タイムに、お勧めのマインド

執筆者 | 21/09/04 (土) | コラム

こんにちは。桑原麻利萌です。
前回の記事で多くの感想や反応を頂き、ありがとうございました。自分に合うペースを探りながら、PROGRESSとの良い距離感を意識しようとしている人が多いことを、感じました。

今回は、ホームルームや授業の後の、中田さんとのお話タイムについて、以前から自分が抱いていた感覚をそろそろ言語化してみたいと思いました。
特定の誰かについて話しているわけではありませんし、「もしかするとこういうことかな?」という仮説に近い内容です。ご興味ありましたらお付き合いください。

ホームルームや授業の内容を踏まえてご自身の視点から中田さんと会話をされているのに、話し手によって、聞き手としてはなぜか“個人的な話を聞かされている”印象を受ける時と、“良いお話を聞かせて頂いた”と感じる時があります。

この印象は具体的にどういう違いなのか。
兼ねてより私はこれについてどうも自分の中で納得いく説明ができなかったので、ずっと考えていました。

割合で言うと、ビギナーさんがお話する時のほうが“聞かされている感”が多いのですが、しかし入会して間もない方でも、とても有意義なお話を聞かせてくださる方もいますし、単に「サロンの雰囲気をまだ掴めていないから空気を読めずに話している」ということでは無いらしい、と思います。

では、話し方の得手・不得手の違いなのか、とも考えたのですが、どうもそれも本質的では無さそうです。
「自分の話ばかりしている」「PROGRESS外の活動の話をしている」、否、それでも“良いお話を聞かせて頂いた”と感じる時もあるので、内容が問題なわけでも無さそうです。

どうも、入会時期や話し方や話の内容ではなく、それぞれ個々の根本的な意識に起因するところだろう、というのはイメージできます。

もう少し掘り下げますと、中田さんと話したい人がたくさんいる中、みんなが注目している場で、自分が話せる機会を得たという、この事象についての捉え方に違いがあるのでは、と考えました。

仮に大きく分けて二つ
・「自分のステージだ!順番が回ってきたんだ!」という認識
・「他に話したい人がいる中でも自分が一つ枠を“頂けた”んだ」という認識

前者の場合、自分のステージなんだから自分が話したいことを何でも話すことを許されたんだ!となりますね。
もちろん、「話して良いよ」と中田さんが仰っていますので、話して良い状況なわけですが、この認識ですと「ねぇママ聞いて聞いて」という心理に近い状態と言えます。
中田さんもPROGRESSのみんなも優しいので、ニコニコお話聞いてくれますが、聞いて欲しい自我だけを押し出すのは成熟した大人の振る舞いかというと、少し疑問もありますね。

後者の場合は、中田さんとみんなの貴重な時間を“貰っている”意識ですね。
時間を貰うのは、命の一部を貰うのと同義です。
時間はお金よりも価値が高いものです。なぜなら、どれほどお金がある人でも、1日の時間を25時間にすることは不可能だからです。
これはPROGRESS内外問わず、大切な意識だと思います。
話す内容や話し方は関係無く、意識が「大切な命を頂いている」という前提であれば、「この機会だからこそ伝えたい」という姿勢になります。
自分の活動の告知の場にしようとはならないでしょうし、自分の個人的なアピールや承認のためにみんなの時間を奪うことも無いと思います。

このように書くと、「そんな高尚な意識は無いから手を挙げられない・自分なんて何も話せない」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、難しい話ではありません。

ただ、“自分が話したい気持ち・聞いて欲しいこと”よりも、“自分が人に聞かされたら嬉しいと思うこと”に比重を置けば良いだけです。
そうすることで、自然と「自分が頑張っているこの活動について知ってください!」「授業に近い分野で自分はこんな知識や経験があります!」ではなく、「PROGRESSのお蔭で今こういうことを頑張れています・楽しめています」「授業のお蔭でこういう学びや気づきがありました」というような伝え方になると思います。
話す内容の良し悪しではなく前提のマインドが大事、という意味です。

例えば私の場合、感謝されることや、具体的に自分がどう役に立てたかを知れることなどが嬉しいので、感謝を伝えたい時に挙手することにしています。

・TRANIZ.のリングを買って頂いた件
・歌詞コンペで選んで頂いた件
・CVLの原価率を65%にして頂いた件

というように、“今まさに感謝を伝えたい件がある”時に挙手するようにしています。
私自身、「中田さんとまだ話したことが無い人もいるから」と、遠慮する気持ちもありますし、シンプルにみんなの前で話すのが得意ではない、という苦手意識もあります。
それでも、自分の中に何か一つ基準を設けておくことと、中田さんとみんなの貴重な時間を“貰っている”意識を忘れないでいれば、せっかくの機会を無駄にしたり無闇に時間を奪うようなことにはならないかなと、思っています。

コメントのリテラシーについてもそうですが、常に自分の振る舞いを省みながら、より良い雰囲気や文化をみんなで作っていきたいですね。

執筆者 | 21/09/04 (土) | コラム


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