はじめまして。本橋力哉(りっきー)と申します。
2021年8月に入会しました。
文章を書くのが好きなので、今後もコラムや、文章系のコンペに顔をださせて頂きたいと思っていますのでよろしくお願い致します。
今日は、『物は考えよう』という話をしたいと思います。
選択を誤って、ちょっとお金を無駄にしてしまったのだけど、むしろ利益に変えるためにも迷わずお金を使っていこうと、私が考えるに至った経緯です。
お金を失ったのに、元を取ろうとさらにお金を注ぎこむのは、いっけんギャンブルの負けパターンのようですが、悪い結果にはならない……はずのお話です。
◆ お金はいつ使うもの?
本屋にいって興味がわきそうな本を見つけた時、手に取って裏表紙をみて価格が高いと感じたら棚に戻しますよね。
金銭感覚は人それぞれだとは思いますが、私は一冊3,000円くらいになってくると購入を想いどどまってしまいます。
本の価値を考える前に、値段がちらついてしまうんですよね。
本を読むのは好きなんです。
まぁ、主にライトノベルなんですが、1冊700円~1,000円程度。
さすがに自己啓発や、文学書はもう少し値段は上なので2,000円くらいの認識はあるんですが3,000円台になってくると「1冊にしては高いよなぁ」と尻込みしてしまいます。
お金は、将来の為になるべく貯めておくもの。
そんな意識がブレーキをかけてしまいます。
しかし、最近は興味のある本はなるべく買うようにしています。
お金は、『今やりたいことのためにこそ使うべき』という意識に切り替えた結果です。
貯金が正義みたいなマインドから、やりたいことにしっかりお金を使っていこうと考え方を変える。
そんな、罪悪感を抱かずにお金を使えるようにした時の、自分のしたときの話をしたいと思います。ちょっと理屈っぽいですが、お付き合いいただけたら幸いです。
◆ 将来への不安、保険の誘惑
私は来年で40歳になります。
大学を卒業してから15年製造業の会社で働いてきました。
その間、35歳くらいまでは投資をするといった発想もなく、会社で給料をもらい、60歳になったら退職金をもらって年金と合わせて生きていく。
こんなイメージで人生を考えていました。
当然、会社から受け取る給料は大体のところは想像がつくので、それをいかに貯えておくかで退職後に、老後をゆとりある生活にできるかが決まると思っていました。
つまり、稼いだお金は貯えておくものという認識。
そんな私の元に、保険のおばさまがやってきて言われます。
「どうせだったら、そのお金で年金を自分で作ってはどうですか?」と。
20代で保険会社の個人年金保険に加入した時、想定していた『老後』は60歳でした。
ただ寝かせておいて、60歳を超えるまで使うつもりもないのなら、60歳を超えてから、必ずプラスになって帰ってくる年金保険っていいんじゃないかと素直に思い、契約していました。
なんと、生命保険含め、結局3件契約した私。
きっと、おばさまにはカモネギに見えていたことでしょう(けっして嫌な人だったわけではないのであしからず)
年金保険は、ざっくり言うと、60歳までに200万円を保険会社に預けていって、60歳を過ぎてから10年くらいかけて分割でお金が戻ってきて、最終的に250万円くらいになって帰ってくるみたいな感じでした。
でも、中田敦彦のYouTube大学(あとリベ大)で学んで、37歳の頃の自分は思ったんです。
あれ? 保険会社に預けていたら『複利』の効果がのらないよね。
もしインデックス投資で、利回り4%で運用出来たら――
1年経つと、200万の4%で、8万円利息が付いて
翌年は、208万円の4%利息が付つく。
20年後には、438万円……
また、別の視点でも考えてみる。
もし、インフレしたらどうなるだろう。
アメリカなどの、インフレが起きている国では家にしろ物にしろ早く買おうと思うらしい。
なぜなら、時間がたつと物の価値が高くなる――つまり、価格が上昇してしまうから。
へぇー、普通、時間がたつと値下がりすると思いますよね?
価値観の違いが面白いなと思いました。
では、日本の20年後、1万円にいったいどれだけの価値があるだろう?
インフレが起きる前提なら、少しでも早くに物を買った方が同じ1万円でも高い価値を生むはず。
なのに、20年寝かせておいていいのか?
極論、日本円が価値を失っている未来だって存在するのに?
こんなことを考えました。
まぁ、これは、色々前提がごちゃごちゃで正しい分析ではないのですが、思考上の話なので多めにみて下さい。
伝えたいのは、過度に未来にお金を残すことを考えておきながら、むしろ現在進行形で使い倒していることを理解していない自分の知識不足に気がついたということです。
そして、保険会社に預けておくのはどうにも損だという結論になりました。
自分がお金をよくわからないままに投資していたことに気がついた。
だから、損はでましたが解約しました。
後悔はないです。
正しいか否かではなくて、以前よりもずっと、お金と向き合って結論を出したと思えるからです。
そして、同時に思いました。
20年間使えなかったはずの200万円が今手元にある。これは、かなり自由に使えるお金じゃないだろうかと。
◆ 今できることは、今やろう
どうせ投資するのなら、もっといい投資先はありますよね?
今後も払う予定だっだ分含めて老後まで拘束される予定だった200万。
この資金を、もし今の自分に自己投資したら……
・どれだけの本が買えるだろう?
読みたい本を手当たり次第に買っても当分使いきれないでしょう。
・スペックが良くて、動画編集とかサクサクできるPCだって買えそうです。
・オンラインサロンには、幾つくらい入れるだろう? 3つ4つは入ってもよさそうです。
PROGRESSに絞ったら、20年後まで先払いできますねw
そうして、20年経ったら。
250万円くらい、稼げるスキルが身についていると思いませんか?
20年かけて、250万を未来の自分に返せばいい。楽勝です。
というのは言い過ぎですかね。
私は、あまり器用な方ではなくて、物を覚えるのは遅い方です。
でも、十分に達成できる目標だと信じることができています。
だから、気になる本は買い、スペックの高いPCを買い、オンラインサロンにも参加しました。
自分の人生にとっての投資先として、寝かせておくよりずっと有用だと考えられるようになったからです。
契約中に預けていたお金はある程度戻ってきましたが、元々自分のお金で増えたわけではありません。
むしろ、途中解約で損失が出ています。
なのに、自分が知識を得た結果、もっと有効的に使えるお金として新しく手に入れたように感じました。
無知だった自分を知ることができたのは、一歩前進できたからこそ。
「あの時、契約なんてしなければお金を失わずにすんだのに」なんて、後ろ向きに考えるよりも。
「今の自分は、あの時気がつけなかったことに気がつけるようになった」と、前向きにとらえようと思ったし、自然とそれができました。
学ぶって、楽しいですね。
知ることで、はじめて広く色々な可能性が視えてくる。
何時か来る未来を漠然と考えていた昨日より、
今出来ることを考えている今日のほうが、ずっと前を向いていると感じています。
◆ PROGRESSでの活動
学ぶ楽しさは、YouTube大学で教わりました。
だからPROGRESSではもう一歩前に。
『学んだ知識を活かす場所』にしたいと考えています。
同じように、学ぶ楽しさを知っている方たちの中で学んだことを実践するのはワクワクします。
けれど、新しいことに挑戦すれば、当然失敗もするでしょう。
それは、正直恥ずかしい。
でも、学ぶ姿勢を持つ人は、その思いは共有してくれていると思っています。
だから、失敗しやすくて、
だから、どこよりも成長できる場所になりえる。
自分の行動で、ここには自分の席がある。
そう思える居場所にしていきたいと思います。
追伸
うすスベリしやすいのです……
そんな時は、生暖かい目でスルーしていただけると助かりますorz