みなさんこんにちは!2021年5月入会の小出と申します。
どうぞお気軽にコイーデと呼んでくださいね!
今までPGを一人でふらふらとさ迷っていた私ですが、ありがたいことにご縁があり、10末に向けて企画を進めているイベントの運営に携われることになりました。
イベントは「NooM2021秋の芸術祭」。
もし、NooMってなに?と思われた方は、ざっとスクローールしてページ下部をご参照ください。
NooM運営は現在13人ですが、こんなに多くの方が関わるイベントは私にとって初めての経験です。毎日運営メンバーやご協力いただいている関係者皆さまの温かさに感激しながら、準備を進めております。
大変だな~~と頭を悩ますこともありますが、どれも新鮮で刺激的。
一人ではできないことがみんなとならできる。一人よりもグループの方が遠くに行ける。
それを日々、実感しています。
さてさて、今回のNooM。
企画は
・zoomを使用した交流会「NooM屋台」
・そのお供になるような飲食物・グッズ販売を行う「NooMショップ」
・VR空間に作品を展示できる「VR美術館」
がイベントの三本柱です。
私は今回初の試みとなる「VR美術館」を主に担当しています。
なのでここでは、美術館のお話をします。
みなさんにとって、美術館はどんな存在ですか?
癒しの空間?教養を得られる場所?
はたまた定番のデートコース?
いろんな答えがあると思いますが、私にとって美術館は『馴染みのない場所』でした。
美術館が近くになかったわけではありません。幼少期を過ごした家から徒歩1分の距離に、美術館がありました。
ただ、それは同じ敷地内に科学館も併設された美術館でした。
美術館と科学館。
芸術と科学。
時に融合し対立しすれ違うこの二つ。
みなさんなら、どちらを選びますか?
当時、小1の私が通ったのは科学館でした。
大好きで大好きで、土日は必ず通うほど熱中しました。
中でも1日に3回上演される、プラネタリウムは大のお気に入りでした。同じ内容のプラネタリウムを飽きずに、何回も何回も見ました。
巨大な天体が超新星爆発を起こすと最後に強烈なGを持った中性子星が生まれて、光を呑み込むブラックホールになることをそこで知りました。
他にも積乱雲の成り立ちや台風の出来方、ダイヤモンドダストの仕組みなんかを映像化したアトラクションに夢中になりました。
私の地学の知識はきっと、小1がMAXだったと思います。それくらい科学館に夢中でした。
さて、捨て置かれたのは併設された美術館です。
行くのは年に数えるほど。そして、行っても科学館ほどの満足感は得られませんでした。
私はこの理由を、今回20数年越しに考えてみました。
なぜ、当時の自分は満足できなかったのか。
今ならもっと楽しめるはずなのに。
結果、当時は「素晴らしさが理解できない」ことが不満だったのではという仮説に行きつきました。
美術館に行って芸術に触れる。
ただ、そこにあるものがなぜ素晴らしいのか、評価されている理由を感じ取ることができませんでした。
「この絵は大きいから凄いのかな」
「たくさん色が使ってあるから凄いのかな」
法則を見つけようとしましたが、当然ながら全てには当てはまりません。小さくても色数が少なくても、評価されているものはたくさんあります。
モナリザって実際見ると、意外と小さかったりしますしね。
「みんなこの絵に集まってるけど、私はあっちの絵の方が好きだなぁ」
美術館の全ての作品が、すべての人から一様な評価を受けることはほぼないでしょう。
好きなものは人それぞれです。それが普通です。
ただ、当時の自分はそれが普通のことと受け入れられなかったのだと思います。
科学館では、天体は地球から見た明るさの等級によって1等星、2等星が決まるということを教えてくれました。だから、誰が見てもアルタイルやスピカは1等星。
美術館は解説はあれど明確な評価基準は教えてくれません。
そこで、芸術は最初に答えを教えてくれない学問なのだと感じました。
その作品が持つ素晴らしさやパワーや評価されている背景は、自分で考えて学んで答えを出さないといけない。そうでないと納得できないのかなと。
逆に自分で答えを出してその作品を鑑賞したとき、今までになかった視点から作品を味わえるのだと思っています。
(科学より芸術の方が優れた学問だぜ!という感想を持ったわけではないのでそちらは誤解を解いときます笑)
これを視点を変えて、PROGRESSに照らし合わせてみます。
PROGRESSはとても親切です。
『人と人とのコミュニケーション』という到底答えの出せないものに、毎日誰かが考えて、その人なりの答えをくれます。誰も傷つけないように、「こうやることが推奨される」「こうすると喜ばれる」と、暖かくて優しい言葉で答えをくれます。
私は皆さんから頂ける答えを日々受け取り、なるほどな、と噛み砕いて、納得したものは自分でも実践してみようと思います。
でも、これだけで本当に良いのかな、とも思います。
皆さんからの答えを受け取るだけで良いのかしら。
科学館で既に答えが出た内容だけを知識として吸い込み、自分で答えを出せない美術館を避けていた、あの時の自分と一緒になっていないかしら。
PROGRESSの『公共性ある活動』は、『PROGRESS内のコミュニケーションに対して、自分で考えて答えを出した』先に生まれるのではないかと考えました。
考えて、答えを出し、実行できる。
その先にみんなのことを考えた強くて優しい活動ができるのかなーと、まだまだ一人でさ迷うだけの私は、自分なりの答えを出しました。
これから自分で考えて、そんな活動ができればいいなと思っています。
NooMの今回の企画の一つであるVR美術館。
芸術と科学の融合です。
「何が素晴らしかったのか」
「何に感動したのか」
もちろん、問いかけはご自身の中で構いません。
答えは一つじゃないし、答えが出なくても良いと思います。考えることが、芸術に対して、作者に対して、そして自分に対しての理解に近づくと思っています。
今回の我々の企画が、なにかひとつ、考えるきっかけになれば幸いです。
Twitter:https://twitter.com/PROGRESSyuka1
【NooM2021~秋の芸術祭の概要と参加する方法】
〔開催日時〕
10月30日(土)12:00~24:00
〔参加方法〕
PGパブリックチケット販売ページより、チケット購入してください。
後日、参加方法の詳細を記したメールを登録したアドレスに送信いたしますのでご確認ください。
pgmkt.jp/shop/noom/ (PG パブリック チケット販売ページ)
〔ZOOM部屋、VR美術館、NooMショップ 出店・出品方法〕
参加チケット購入後、以下に記した応募フォームからお申込みください。
forms.gle/pMWyk8VHQoZNkn (出店応募フォーム)
【NooM2021~秋の芸術祭は、公式Twitterアカウント、FBグループでも随時情報を更新しますフォローよろしくお願いします!】
facebook.com/groups/8862357 (NooM FBグループ)
https://twitter.com/PROGRESSnoom (NooM 公式Twitter)
NooMの全容が詰まった ”NooMマガジン Vol.1″
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