どうも、引きこもりコラムニストの最内翔です。
こちらでは朝のHRでの話題について、引きこもり視点で語っていくコラムです。
今日の話題は
・ヒストリアを読み返す
・ブレイク後3年で潰される
・リーダーは野心からなるものではなく、乞われてなるもの
ざっくりとこんな感じでした。
ここからはHRを聞いた上での著者の感想になります。
今日のHRを聞いて、皆さんはどう感じましたか?
もしかしたら、大部分の人は「そうだそうだ」と思われたのかもしれません。
ただ私個人としては少し物足りなく感じて。
大前提として、今から書く内容に関してはきっと正解がありません。
そしてへなちょこ視点ですらない、本当に単なる私個人の好き嫌いの話であるとして、読んでいただければ幸いです。
アニメについて語るよ!
突然ですが、皆さんは好きなアニメやドラマ、物語はありますか?
私は中二病が完治していないオタクでもあるので、結構アニメとか好きです。
とはいっても10年くらい前のアニメがメインなのですが、
ギアス、シュタゲ、ひぐらし、伝勇伝、ゼロ使
比較的最近のだと、
終わりのセラフ、無職転生(web版で全部読んだ)、機動戦士ガンダムUC
この辺りが特に好きなアニメです。
どの程度の人が今挙げたアニメを見てらっしゃるかは分かりませんが、知ってる方からしたら「あっ(察し」ってなるんじゃないかな(笑)
勿論それぞれ性格とかは違うのですが、各作品の主人公たちには一つ、共通するところがあるんです。
「大切な誰かを守る為に、絶望の中で足掻き続ける」
こんな主人公達です。
はい、中二病が抜けきっていない私は、そんな主人公達に憧れてドハマりするんですよね。
なんでこの話をしたかというと、今日のHRでは中田さんが好きな「ヒストリア」という漫画から理想のリーダー像を離されてたじゃないですか。
だから同じ手法で書こうと思ったわけです。
私の好きな主人公たちは、親しい誰かに執着しています。
ナナリーを、まゆしぃと紅莉栖を、シオンを、部活メンバーを、ルイズを、深夜達仲間か真昼を、シノア達仲間を、シルフィロキシーエリスと彼女らとの子を。
そんな大切な人と平穏に過ごしたい、それだけなのに運命がそれを妨げる。
それを乗り越えるためには、時には大きな権力が必要になる。
その為に野心を持って、少しでも大きな力を求める。
ちょっと物足りない
そういう人物が好きな私にとって、無欲なリーダーというのはあまり痺れないんですよね。
勿論個々人が求めたり、目指すリーダー像は違うのでどちらが正解不正解は無いんですけど。
穏やかで叩かれず、万人受けする。皆に優しくて今以上を求めない。
それも良いんだけど、物足りない。お前の「熱」はどこにあるんだ。
完全に好みの問題なんですけど、私はそういった、その人にとっての「熱」がどこにあるのか見えない人にはあんまり惹かれないです。
ただ、その「熱」、或いは「夢」「野心」の対象がなんでもいい訳じゃないです。
やっぱりその対象が自分に向いている人というのは言っちゃなんですが、程度が知れると思いますし。
逆に「全人類」とか「苦しんでいる人」みたいに対象を広く取り過ぎていると、神様でもないのに無理ない?と訝しんでしまいますね。
だからか、やっぱり私が惚れ込むのは「主人公のすぐ側にいる数人」に対象が向いていて、たったその数人を守る為に絶望の中で足掻き続ける主人公なんです。
ここから「コードギアス 反逆のルルーシュ」の重大なネタバレ有
今日の話を聞いていて、真っ先に頭に浮かんだのはコードギアスの主人公、ルルーシュでした。
簡単に説明すると、(ガッツリネタバレ有なので注意)
・近未来の世界観、大帝国ブリタニアの王子ルルーシュは暗殺されそうになって属領であるエリア11(日本)に隠れ住んでいた。
・ある時命令に強制的に従わせる特別な力「ギアス」を手に入れる。
・暗殺に怯えずに済む日常を得るために、ルルーシュは仮面を被り、自身の頭脳とギアスの力を使って、皇帝の息子でありながらエリア11(日本)の独立運動を指揮していく。
・自身が率いる「ゼロの騎士団」を率いて、ついには行政特区ニッポンとしてある程度の主権を勝ち取ったルルーシュは、今度は世界を巻き込んで妥当ブリタニア帝国を掲げる。
・ついに父であるブリタニア皇帝との直接対決に打ち勝ち、今度はブリタニアをルルーシュ自身が乗っ取り全世界を支配しようと企む。
・そんなルルーシュを止めるために抑止力としての力「フレイア弾(核兵器)」を使って対抗しようとする勢力が現れる。
・絶対遵守の力「ギアス」を用いてフレイア弾を奪い取り、ついに世界統一を果たす。
・二か月後、粛清パレードでの行進中に今まで自身が扮していた仮面の男「ゼロ」によって胸を貫かれて死亡。
独善的、だけどカッコいい
主人公ルルーシュについて説明するとこんな感じです。
これだけ見れば、ただの暴君ですよね。権力に溺れた若者の末路。
ですが実は、最初から最後まで彼の願いは一つきりだった。
「妹、ナナリーが安心して生きられる世界を作る事」
ストーリー開始時、ルルーシュとナナリー兄妹は皇帝の子として暗殺に怯える日々だった(事実母親は暗殺され、皇帝である父はそれを捨て置いた)。
そんな日々から抜け出すための力が必要だった。そのために様々な人の思惑を利用し、軍隊を持ったわけですね。
やっとこさブリタニアと戦える戦力を整えて決戦を挑もうとしたら、戦争の余波でナナリーが死んでしまう。
半ば自棄になりつつも父を殺し、今までの罪を清算するために空虚な王座についたと思ったら今度は妹ナナリーが生きており、敵に回って自分を止めようと言う。
真意を確かめようと戦線を潜り抜け、ついにナナリーと話すルルーシュ。
妹は、ずっと守ろうとしてきた妹は、一人の少女として自分の意思で、自身と似たような宿業を背負おうとしていることを知る。
それを聞いて、守るべき妹ではなく自分と対立する一己の意思を持つ人間だと認めて、自分の意思を貫き通すことを決断する。
そのルルーシュの意思とは
「続く戦争で絡まり合った世界中の憎悪を、憎しみの象徴として一身に集めてから舞台から消える。憎しみの連鎖を断ち切る。」
なんと言い繕おうと、その過程で多くの人を闘争に、戦争に駆り立て命を奪い、利用してきたことは変わりません。
なんと言い繕おうと、ルルーシュ自身が死んでしまっては、彼を慕っていた人達が悲しむことは変わりません。
それでも自分自身の熱を、夢を、野心を、身勝手だけど誰かの為に貫き通した姿が私は非常に好きです。
朝のHRで例に挙がっていた夜神月も同じように彼の信じる正義を貫き通してはいるのですが、そちらにあまり惹かれなかったのは、その熱が「誰か」に向かっていなかったからかもしれません。
「それでも」と言い続けろ
「機動戦士ガンダムUC」でも似たような姿が描かれています。
ガンダムシリーズって実は単なるロボットアニメというだけではなくて、物凄く戦争を描いているんですよね。
TOPの思惑は単純な利権争いであったとしても、その戦争に関わる人達には様々な思想や信念や理想があり、拭いきれない憎悪があり、守りたいという願いがある。
だから例え「ニュータイプ」能力なんて都合の良い力があったとしてお互いの気持ちが丸ごと分かり合えた所で、逆にもう戦うしかないんだという悲しい答えに辿り着いてしまう。(ファーストガンダム)
それから15年くらいが経ち、どれだけ訴えても可能性を見せても、変わらない人は変わらない。
そんな絶望から単純に見捨てるという熱の無い、合理的な答えを出したフル・フロンタルに対し諦めずに足掻こうとする主人公バナージ。
そんな主人公に対してかけられた名言葉にこんなものがあります。
「バナージ、たとえどんな現実が突きつけられようと、「それでも」と言い続けろ。自分を見失うな。」
そうやって残る譲れないもの、その根っこを大事にするべきだ。という台詞です。
私はこの台詞がとても好きで、だからこそ「それでも、可能性を信じる」というテーマで綴られていくUCのストーリーが好きです。
ただ、そうなんですよね。
譲れない願いは、時に争いを生む。争うが故に、力への野望が生まれる。
リアルでの戦いは顰蹙を買うし、そもそも戦うだけの力を持たないから、私はアニメの中の主人公たちに憧れるのでしょう。
……確かに私は中田さんが丸くなってしまったら少し残念に思うでしょう。
ただこれまでずっと戦ってきたその先で、無暗に衝突を避ける方が大事だという境地に至ったという話みたいですので、そもそも戦えていない私にはまだ見えない境地だな、と感じました。
物語の終わった後
そう考えると、戦って戦って、勝ちあがった先の景色ってどんな世界なんでしょうか。
経験したことないから、全くトレース出来ないな……
基本的に、色んな物語読んで疑似体験してるから、ある程度誰かの思考をトレースするのは得意な方なんだけど……
うーん。当然っちゃ当然なんですが、殆どの物語が成りあがっていく過程の物語で、夢をかなえられるくらい成り上がった後の描写って少ないんですよね……
その後が書かれてる物語と言えば、逆に皆からチヤホヤされて贅沢三昧してる様子が描かれてるタイプか、その後ヒール(敵役)に回っているタイプか、一周して「昔はヤンチャしてたがな」って先生ポジタイプか……
主人公ではなくそれ以外の登場人物だった場合として客観的に見ると、確かに図に乗ってるか邪魔してくるか、一周して落ち着いてるかのどれかな気がする。
なるほど、朝のHRはそういう意味なんですかね(知らん
確かに主人公として見て貰える期間が3年で、それ以降は応援される側じゃなくなるって考えられるのか(なんか勝手に納得した
はい、ごめんなさい。
なんか勝手に納得してしまって書く事が尽きたので、これで終わります。
いや、言われてみればこの事に自分で気づくのって相当難しいのでしょうに、よく気付きはったな……
いつまでも主人公じゃ居られないのか……
いつか、「生きてて楽しい!」と笑顔で言えるように。
明日もまた、投稿したいと思いますので良かったら是非またお越しください!